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子沢山で共働き。中学受験「弱者」の我が家が『自習室』を使い始めたら、みるみる事態が好転した話。

  • 2024.5.23
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前回の記事【小学校高学年『ラクになるはず』だったのに仕事は激務に、中学受験も始まった! もう回らん!【前編】】であまりにもお家がアップアップなので、小5長男の勉強を基本、塾の自習室に行ってもらうことにした話をしました。

そんな上手く行ってくれるのか?

そう、そこなんです。受験学年でもない小5を塾の学習室で勉強させるにはそれなりの『遊び時間』も必要だと思っています。そもそも、小学生は中学受験をせずに遊ぶのが大切だぜ!と思っている私としては、もう勉強なんかある程度にして遊びまくってくれても良いのですが…中高生から本気で勉強すれば良いじゃん。という考えを持っていますが、長男はどうしても挑戦してみたい!とのこと。そんなら、大いに遊び、そして勉強しろ!というコンセプトの元、スタートしています。1週間はこんな感じで過ごしています。小学校からは15時半くらいに帰宅。すぐに近所の友達と遊びに出かけ、17時頃に家に帰ってきます。■月曜ー自習室17時~19時■火曜-塾17時半~20時45分■水曜ー自習室16時半~17時半 スイミング18時~19時■木曜-塾17時半~20時45分■金曜ー英会話 17時~19時■土曜ー塾17時半~21時40分■日曜 なし塾がある日も宿題が終わっていなければ、早めに自習室に行き、済ませているようです。平日は21時から1時間ほどお家で復習しています。基本、就寝は22時過ぎ。朝は7時に起床。5~10分くらい簡単なドリルをしています。いや待て。

小5の中学受験する子ってハード!

もっと勉強している子はゴマンといるでしょう。我が子は平均から見ると、おそらく少ない方です。でも、ハードなのは間違いない。さて自習室。本人の中で新鮮さやブームが覚めたらもう行かなくなるかも…と親としてはビクビク。普段の塾の前にも、宿題が終わっていなかったり、詰めが甘かったりすると自習室に行くように私からも促しています。と言ってもまだまだ10歳の小5です。簡単に嫌がるかもしれない。いつまで行ってくれるかな~~と不安だったのですが、思いのほか、自習室が好きなようです。もちろん、塾によって自習室の形態は違うと思います。長男が通う大手塾の○○学舎は、1席1席パーテーションがある個室タイプの自習室です。席がいっぱいの時は空いている教室を使っていますが、先生の監視もあり、どこもかしこもでシーーンとしているとのこと。我が家は50平米賃貸マンションに5人暮らし。1人で籠れるような個室なんぞありません。

基本、リビング学習

そのリビングでは、4歳の弟が縦横無人にトミカやプラレールを走らせ、小3の次男はアレクサで海外サッカーを観戦。一緒に宿題することもありますが、「僕は中学受験をしない!」と公言しています。中学受験を視野に入れていない小学生と真剣に考える子では数時間単位で勉強している時間が違います。お家で学習するぞ!という雰囲気を整えたいですが、中学受験をする気なんぞ微塵もない次男を長男に付き合わせる訳にはいきません。三男も保育園に1日預けてやっと帰宅!楽しいお家時間なのに、「プラレールを走らさないで。長男の勉強の邪魔だから!」なんて言えません。そんな我が家の状況を知っている長男は、無言で黙々と宿題をしていますが、集中するのは難しいと思います。トミカやプラレールを長男の脇腹をトンネルにして走らす4歳児に「ちょっとあっちに行ってくれないかな~」といなしながら勉強する長男。まるで在宅勤務に子供をみないといけないサラリーマンのようです。集中できるわけがない。そう。長男は積極的に塾の自習室に行っています。ちょっとした隙間時間も「今から1時間ほどで終わらせて来るわ!」と言ってスタコラサッサと向かうほど。なぜなら、塾の自習室では、誰もトミカやプラレールなんて走らせていません(当たり前だ)。うん。

恐ろしく集中できる

と気がついたようです。だらだら家で長時間かけて宿題を行うよりも、自習室でサッサと済ます方が効率がよいみたいです。塾は、自転車で10分以内で行ける距離ですし。 だがしかし!いきなり成績が伸びる訳ではありません。毎回授業前に行われる確認テストの点数は据え置きです。自習室に行く前の2か月は私がみっちり傍について勉強して、毎回、授業前の確認テストである一定の点数を取ってきていました。4月は自習室で基本自分ひとりで進めました。丸付けを私がしていますが、ピッタリ横についているわけではない。それでも前の月と同様の結果なので悪くないかもなぁ~とも思っています。どちらかと言いますと、成績よりももっと嬉しいことが。それは・・

塾の先生が「頑張ってるね!」と声をかけてくれるようになった!

長男は、元々目立つタイプでは全くない。塾でもクラスの『ごまめ』に違いない。1クラスに沢山生徒がいるのが大手塾の特徴です。さらに、現時点で決して上位クラスにいる生徒ではありません。偏差値下位クラスでもがいている生徒の1人です。でも、自習室を利用することで、「頑張ってるね~」とか、「今日も来てエライ!」とか塾講師、チューター、受付の方々に言ってもらえるようです。目に見えて近頃、

本人のモチベーションもアップしています

大手塾でも小5の時点で自習室を頻繁に使う生徒は少ないようです。場所にもよるかもしれませんが…ん?待てよ?!中学受験塾に子供を入れるご家庭はそれなりに資金力や教育熱をお持ちだと思います。(我が家の資金はアップアップよ。)お家が広く、子供が集中できるスペースがあったり、きちんと個室を用意できるお家が多いと察します。少なくとも50平米に5人で暮らしている人は少数派ではなかろうか。背に腹は代えられぬ状態の我が家。家だと集中するのは難しいから塾の自習室に行ってこい!で行かせていましたが…塾関係者から、『自習室に来てヤル気のある生徒』と思われ始めたのです。そうなってくると、違う角度でのお土産も付いてきました。自習室を利用する前の2・3月は宿題を提出しても、ノートには【見ました】くらいのサインでしたが、【10番の問題は図を描いて解いた方が分かりやすいよ】とか【計算が細かくなりがちなので、スペースを使って書いたらいいよ】とか具体的なアドバイスを頂けるようになりました。うわぉ!

露骨に可愛がられているじゃないの!

勉強は『味方を増やした方が良い』ということを本人も分かり始めたみたいです。自習室というコミュニティに顔を出すことが楽しくなっているよう。これは、中学受験だけでなく、今後の糧にもなると思います。何かを始める際に、分かりやすく努力ややる気を周囲に見せることで、応援されなくとも『認知』はしてもらえる。上手くいくと成長する過程を喜んでもらえる。もっと上手くいっちゃうと有益なアドバイスももらえる。人の監視があるため、自分も続けようとする。『親ではない誰か大人に応援される喜び』や、『よく来てるね~』というちょっとした声掛けも彼の自信や勉強を進める動機になっているようです。親である私は、中学受験の準備がスタートしてから、腹をくくったつもりですが、どこかで、中学受験なんて!いらんやろ!と正直思っていました。んが!小5長男にとって『自習室にまつわるあれこれ』が、勉強以外にも得るものが多いかもな~とも思い始め、これはこれで得るものが大きいとビックリしています。ではまたです!

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