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日本代表、「呼んでほしいが呼ばれたら驚き」な国内の5名

  • 2024.5.23
日本代表、「呼んでほしいが呼ばれたら驚き」な国内の5名
日本代表、「呼んでほしいが呼ばれたら驚き」な国内の5名

Text by 佐伯洋(編集部)

24日、2026年ワールドカップ・アジア2次予選に向けた日本代表の最新メンバーが発表される。

今回のシリーズでは、6月6日(木)にミャンマー代表と現地で戦い、その後日本に戻って11日(火)にシリア代表とエディオンピースウイング広島で対戦することが決まっている。

日本はすでに3次予選への進出を決めており、また23歳以下の選手はパリ五輪に向けた欧州での強化試合に招集される見込み。そのため、今回の2試合が新たな選手を試す数少ないチャンスとなる。

そこでここでは、今回の日本代表に呼んでほしい「現在J1リーグで絶好調な選手」をご紹介しよう。

鈴木優磨

日本代表、「呼んでほしいが呼ばれたら驚き」な国内の5名
日本代表、「呼んでほしいが呼ばれたら驚き」な国内の5名

所属クラブ:鹿島アントラーズ(日本)
年齢:28歳

彼の招集が実現した場合、X(旧Twitter)のトレンド入りは間違いないであろう。

昨シーズンは14得点5アシストを記録。今季は右頬骨の骨折で出遅れたものの、ここまで7得点2アシストと常勝・鹿島の復活を牽引している。

森保一監督も観戦した先日の広島戦でも勝利に大きく貢献し、塩谷司、川村拓夢という日本代表経験者に囲まれながら奪われない圧巻のボールキープは大きな話題にもなった。

日本代表には2018年に一度招集されたもののケガで辞退。以降一度も呼ばれておらず指揮官との確執を噂されて久しいが、そろそろ雪解けしてもいい頃だ。

宮代大聖

日本代表、「呼んでほしいが呼ばれたら驚き」な国内の5名
日本代表、「呼んでほしいが呼ばれたら驚き」な国内の5名

所属クラブ:ヴィッセル神戸(日本)
年齢:23歳(5月26日に24歳)

川崎フロンターレで燻っていた神童が、ようやくここで名前を挙げられる位置にまで這い上がってきた。

今季、完全移籍で神戸に加入した23歳は、ここまで公式戦7得点を記録。幼少期から轟かせてきたその才能をついに爆発させている。

彼の武器はなんといってもシュート。川崎時代のチームメイトでもあるGK新井章太は当時、「シュートやばいっす、マジで。今までで一番凄かったなっていうくらい。大久保(嘉人)、中村(憲剛)、小林(悠)、知念(慶)を合わせたようなシュートを打ってくるんですよ、アイツ」とその驚きを語っている。

プレースタイル的にいえば、南野拓実(モナコ)のライバルとなるはず。奇しくも『大迫勇也と組んだことで急成長した』という二人だ。

大橋祐紀

日本代表、「呼んでほしいが呼ばれたら驚き」な国内の5名
日本代表、「呼んでほしいが呼ばれたら驚き」な国内の5名

所属クラブ:サンフレッチェ広島(日本)
年齢:27歳

大橋祐紀は、今季サンフレッチェ広島でブレイクしている27歳の点取り屋だ。

中央大学を経て2019シーズンに湘南ベルマーレでプロ入り。5年目の昨季23試合13得点を決め、複数クラブによる争奪戦の末に今冬広島への加入を決めた。

開幕で2ゴールを決め、その後もコンスタントに得点を重ねて今季公式戦で8ゴール。負傷離脱後はやや調子を落としたが、先日のルヴァン杯で復調をアピールする得点を決めた。

ゴール前での得点感覚に優れ、クロスに対するヘディングも強い。また泥臭さとプレッシングも厭わず、先日引退した岡崎慎司の役割を期待できる。

知念慶

日本代表、「呼んでほしいが呼ばれたら驚き」な国内の5名
日本代表、「呼んでほしいが呼ばれたら驚き」な国内の5名

所属クラブ:鹿島アントラーズ(日本)
年齢:29歳

コンバートの成功例は数あれど、ここまですぐにフィットした選手はそうはいないだろう。

2017年に愛知学院大から川崎入りしたFWは、破壊力あるシュートで大きな期待を寄せられた。ただなかなか殻を破れず、2023年に心機一転鹿島へと移籍した。

その2年目となった今年、ランコ・ポポヴィッチ新監督の提案でボランチへ。FWからボランチという大胆な転向だったが、これが見事にハマった。

今季からJリーグが公表している「デュエル勝利総数」「タックル総数」において全体でトップの数値を計測。ファンからは「ボラン知念」などと形容され、鹿島の躍進を支えている。

沖縄出身の29歳。もし日本代表に呼ばれれば、県内出身者としては我那覇和樹、田口泰士、野澤大志ブランドンに次いで4人目となる。

中島翔哉

日本代表、「呼んでほしいが呼ばれたら驚き」な国内の5名
日本代表、「呼んでほしいが呼ばれたら驚き」な国内の5名

所属クラブ:浦和レッズ(日本)
年齢:29歳

ポルトガルでの大活躍で日本代表の「10番」にまで上り詰めた天才アタッカーは、2022年カタールワールドカップをエースとして迎えるはずだった。

しかしアル・ドゥハイル(カタール)への巨額での移籍以降は怪我や奥さんの病気、指揮官との不和などが重なり、そのキャリアは急降下。昨年失意の中で6年ぶりに日本へ戻り浦和に加わったが、一度狂った歯車はなかなか戻らなかった。

そんな傷だらけの天才は今季、ペア=マティアス・ヘグモ監督のもとでかつての輝きを取り戻しつつある。彼の調子のバロメータである遊び心のあるプレーが増え、それに合わせてトレードマークである笑顔も戻ってきた。守備も精力的にこなし、チームもリーグ戦で上位に付けている。

日本代表の左サイドは三笘薫(ブライトン)が負傷離脱中で、代わりとなる絶対的な選手はいない。もし中島が復帰した場合、2019年11月19日のベネズエラ戦以来となるが果たして。

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