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クラブが傷つく! ヘッドカバーは毎回つける・つけない?

  • 2024.5.23

大切なクラブをキレイな状態で大事に使うためには「ヘッドカバー」は必須アイテムです。しかし、ショットごとに着脱するとなると手間がかかり、ラウンドに不慣れな初級者にとってはスロープレーにつながる恐れも。どうすべきか迷う人もいるでしょう。ヘッドカバーは必ずつけるべきなのでしょうか?

Regina編集部が訪れた試打ラウンドでの1枚。新作クラブだけあって、ヘッドカバーはしっかりついている

◆ヘッドカバーはクラブヘッドを保護するアイテム

ヘッドカバーは、クラブヘッドに傷がつかないように保護するアイテムです。ドライバーやフェアウェイウッド、ユーティリティなどのクラブは、ヘッドの部分が大きく塗装されているため、傷が入ったり塗装が剥げたりしやすくなります。大切なクラブをキレイな状態で長く使いたいなら、ヘッドカバーは必須です。アイアンはウッド系よりは傷がつきにくいクラブですが、大事に使いたい人や高価なクラブの場合はカバーを付けたほうが良いでしょう。

とくにトランクの中やカートに乗せているときなどは、クラブ同士がぶつかって傷がつきやすくなります。自分のクラブだけでなく他のプレーヤーのクラブを傷つけないためにも、ヘッドカバーは必要です。

また、クラブを売るときには、傷や凹みの状態によって買い取りの金額が変動します。少しでも高値で引き取ってもらいたい、という人は、ヘッドカバーを付けてキレイな状態を保ちましょう。

◆そもそも、ラウンド中になぜヘッドカバーを付ける必要があるの?

ヘッドカバーにはクラブの保護の他にも、識別しやすくする、という役割もあります。人気のクラブは他のプレーヤーと同じになる確率も高く、取り間違いや紛失が心配です。ヘッドカバーを付けておけば、目印になり自分のクラブが見つけやすくなります。また、ユーティリティやフェアウェイウッドはパッと見ただけでは番手が分かりにくく、キャディバックから取り出すときに時間がかかる場合があります。番手ごとに違うヘッドカバーを分けておけば、必要なクラブを瞬時に判断できる点もメリットです。

またクラブを保護するためには、打つとき以外は付けておくことをおすすめします。全てのクラブにカバーを付ける必要はありませんが、使用頻度の低いクラブやウッド系は打ち終わったらつける習慣をつけておきましょう。たとえば、ドライバーはティショットを打った後はホールアウトするまでは使用しません。ショートホールの場合は使わない場合が多いため、出番がないときはカバーを付けましょう。

また、パターはカートの後ろに専用の収納場所があり、全員のクラブを一か所(二か所の場合もある)にまとめるため、他人のクラブに接触します。傷をつけトラブルにならないためにも、必ずカバーを付けましょう。カートの揺れでクラブ同士がぶつかり、ガチャガチャと音がすることを不快に感じる人もいるため、気持ちよくラウンドするためには配慮が必要です。

しかし、カバーの脱着に時間がかかりスロープレーになるようであれば、外しておく方が無難です。他のプレーヤーのクラブに当たらないように注意し、問題なければ外しても構いません。

◆優先順位はウッド系とパター

「全てのクラブにヘッドカバーを付けるのは予算的に難しい」という場合は、傷つきやすいウッド系とパターを優先的に用意しましょう。アイアンの場合は、1本ずつ付けるタイプよりも、まとめてカバーするタイプが主流です。付けていない人も多いので、自分が気にならなければ優先順位は下げていいでしょう。

ウッド系のクラブは新品で購入した場合、ほとんどがヘッドカバーが付属しています。しかしクラブメーカーのカバーはシンプルなものが多く、物足りないと感じる人もいるでしょう。そのような場合は、市販で自分の好きなキャラクターやデザインなどを購入してOKです。お気に入りのカバーを付ければ、ラウンドや練習が楽しくなりスコアアップも期待できます。

カバーを付けることは、他のプレーヤーに不快な思いをさせないためのマナーのひとつです。クラブは新品で1本10万円以上のものもあります。例え「自分は傷がついても気にしない」と思っていても、高価なクラブを持っていたり大切に扱っている場合は、カバーを付けていないクラブとの接触を嫌がるでしょう。そのようなゴルファーとは一緒にラウンドしたくない、と思われる可能性もあります。「配慮に欠けるゴルファー」にならないように、最低限必要なカバーは付けるようにしましょう。

取材・文/夢書房

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