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『ソウルの春』クーデター前夜の緊張感漂う日本版ポスタービジュアル到着!緊迫感に満ちた予告編も

  • 2024.5.23
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2023年の韓国で年間観客動員数第1位を記録し『パラサイト 半地下の家族』(20)を上回る1300万人以上の観客を動員したメガヒット作『ソウルの春』が8月23日(金)より公開される。第60回百想芸術大賞にて映画部門の大賞(キム・ソンス監督)、作品賞、男性最優秀演技賞(ファン・ジョンミン)の3冠に輝いた本作より、日本版ポスタービジュアル&予告編、場面写真が一挙解禁となった。

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主演はファン・ジョンミンとチョン・ウソン [c]2023 PLUS M ENTERTAINMENT & HIVE MEDIA CORP, ALL RIGHTS RESERVED.
主演はファン・ジョンミンとチョン・ウソン [c]2023 PLUS M ENTERTAINMENT & HIVE MEDIA CORP, ALL RIGHTS RESERVED.

こんにち「粛軍クーデター」、「12.12軍事反乱」などとも言われる韓国民主主義の存亡を揺るがした実際の事件を基に、一部フィクションを交えながら描かれる本作。韓国で公開されるやいなや、事件をリアルタイムで知る世代はもちろん、事件を知らない若者たちの間でも瞬く間に話題となり大ヒットスタートを切った。独裁者の座を狙う男チョン・ドゥグァンへの激しい怒りと、彼に立ち向かったイ・テシンへの共感、魂を揺さぶられた観客たちの世代を超えた熱量に支えられ、最終的には国民の4人に1人が劇場に脚を運び、『パラサイト 半地下の家族』超えの観客動員を記録。コロナ禍以降の劇場公開作品としてはNo.1(2024年3月末日現在)となる歴代級のメガヒットとなった。

韓国民主主義の存亡を揺るがした実際の事件を基に、一部フィクションを加えた本作 [c]2023 PLUS M ENTERTAINMENT & HIVE MEDIA CORP, ALL RIGHTS RESERVED.
韓国民主主義の存亡を揺るがした実際の事件を基に、一部フィクションを加えた本作 [c]2023 PLUS M ENTERTAINMENT & HIVE MEDIA CORP, ALL RIGHTS RESERVED.

この荘厳かつ圧倒的緊迫感に満ちた至高のエンターテインメントを作り上げたのは、ノワールアクション『アシュラ』(16)などで知られる名匠キム・ソンス監督。同作でもタッグを組んだ2大スタ―、ファン・ジョンミンとチョン・ウソンを再び主演に迎え、歴史的傑作を誕生させた。

第60回百想芸術大賞にて映画部門の大賞(キム・ソンス監督)、作品賞、男性最優秀演技賞(ファン・ジョンミン)の3冠を受賞 [c]2023 PLUS M ENTERTAINMENT & HIVE MEDIA CORP, ALL RIGHTS RESERVED.
第60回百想芸術大賞にて映画部門の大賞(キム・ソンス監督)、作品賞、男性最優秀演技賞(ファン・ジョンミン)の3冠を受賞 [c]2023 PLUS M ENTERTAINMENT & HIVE MEDIA CORP, ALL RIGHTS RESERVED.

解禁されたポスタービジュアルは、ファン・ジョンミン演じる“独裁者の座を狙う男”チョン・ドゥグァンと、チョン・ウソン演じる“国を守ろうとした男”イ・テシンが対峙する様を中央に配し、その表情からは相容れない2人の強い信念を感じさせる。さらに闇夜に浮かび上がる無数の軍人たちの姿から国家を揺るがすクーデター前夜の緊張感が漂う。

また日本版予告編では、「パク大統領閣下が逝去されました」という1979年10月26日の大統領暗殺を機に、「人間という動物はだな 強い者に導かれたいと願ってる」とドゥグァン保安司令官が実権を握り始める様子が。それに対し「あの男を放置してはなりません」と警戒を強める陸軍参謀総長(イ・ソンミン)は信頼するテシンを「君のような無欲な人に首都(ソウル)を守ってもらいたい」と説得し、首都警備司令官に任命する。しかし、ドゥグァンの野望は暴走し、ついに激しい銃撃戦を皮切りにクーデターとなる。「ソウルを死守せねば」と険しい表情のテシン。一方ドゥグァンは高笑いを見せ、「失敗すれば反逆罪、成功すれば革命だ!」と息巻く。あの夜の闘いで本当はなにが起きていたのか、圧倒的なリアリティとスケール感で描かれ、一時も目が離せない。

国の命運を懸けた事件に息を呑む [c]2023 PLUS M ENTERTAINMENT & HIVE MEDIA CORP, ALL RIGHTS RESERVED.
国の命運を懸けた事件に息を呑む [c]2023 PLUS M ENTERTAINMENT & HIVE MEDIA CORP, ALL RIGHTS RESERVED.

あわせて解禁となった場面写真からは、9時間の攻防に身を投じるテシン、ドゥグァン両陣営の様子が映しだされている。ソンス監督は、当時高校3年生で、住んでいた漢南洞(ハンナムドン)で銃声を聞いて以来、ずっと胸に抱き続けてきた疑問を劇映画として再構成したという。「韓国現代史の運命を変えたあの日を、はたして私に描き切ることができるのだろうか?」と当初は不安もあったが「当時を知らない世代の観客をも、事件が起きたあの日あの場所へと誘う」という決意のもと映画化をはたした。

【写真を見る】映画前売券付きブロマイドも発売!絵柄は全6種 [c]2023 PLUS M ENTERTAINMENT & HIVE MEDIA CORP, ALL RIGHTS RESERVED.
【写真を見る】映画前売券付きブロマイドも発売!絵柄は全6種 [c]2023 PLUS M ENTERTAINMENT & HIVE MEDIA CORP, ALL RIGHTS RESERVED.

今回、ムビチケ前売券(カード)に加え、映画前売券付きブロマイドの発売が決定した。ブロマイド写真は全6種ランダムで本作のキャスト6人(ジョンミン、ウソン、ソンミン、パク・ヘジュン、キム・ソンギュン、チョン・ヘイン)が登場している。1979年12月12日、その日になにが起こったのか、衝撃の事件の全貌を大スクリーンで確かめてほしい。

文/山崎伸子

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