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「熱くなったiPhone」保冷剤で冷やしてない?→絶対やめて!正しい対処法と“発熱対策”

  • 2024.7.3
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写真:PIXTA

普通に使っているだけなのにiPhoneが急に熱を持ってしまったことがありませんか?

これはiPhoneのCPUが原因で発熱するケースと直射日光など外部で温められてて熱くなってしまうことなどが考えられ、そのまま使い続けていると故障してしまうことも…。とはいえ、保冷剤や冷蔵庫などで冷やすとさらに故障に繋がる原因になります。

そこで今回はiPhoneが発熱してしまった原因を把握して適切に冷却する方法をアドバイスしていきたいと思います!

iPhoneが熱くなる理由ってなに?

iPhoneが熱くなる原因はさまざまありますが、内部のCPUが原因のものと外部から温められることで発熱する原因が考えられます。

・高負荷のアプリの使用
ゲームや動画編集アプリなど負荷がかかるアプリを長時間使用すると発熱しやすくなります。

・充電中の使用
iPhoneを使用すると発熱しますが、充電と同時にiPhoneを使用すると、さらにiPhoneが高温になる恐れがあります。

・高温環境での使用
気温の高い場所や直射日光の当たる場所で使用すると、iPhone本体の温度が上昇します。また、高温多湿の環境だと内部の電子部品が熱を帯びやすくなります。

・ハードウェアの劣化
iPhoneに内蔵されているリチウムイオンバッテリーは充電で放電を繰り返すうちに劣化します。そのバッテリーを使用し続けていると、一度に大量の電力を消費し、発熱しやすくなります。

・ソフトウェアの問題
ソフトウェアが適切に動作しないと、アプリがバックグラウンドで動き、プロセッサが過度に働いて発熱しやすくなります。

・ホコリや汚れ
ホコリや汚れがiPhone本体やケースの隙間に溜まると発熱の原因になります。また、充電ポートやスピーカーなどの排熱部が詰まってしまうと、冷却機能が低下することがあります。

・ケースの使用
ほとんどの方がiPhoneにケースを装着して使用していると思いますが、熱を閉じ込めると、発熱の原因になります。

・長時間の使用
ゲームを長時間遊んだり、動画でストリーミング再生して視聴していると、CPUに負荷がかかり発熱するケースがあります。

適切な方法でiPhoneを冷却する

iPhoneが発熱した場合は、早めに適切な手段で冷却しましょう。

[高温になったiPhoneを冷ます方法]
1.iPhoneの使用を停止する
2.風通しのいい涼しい場所に置いて自然冷却する
3.ケースを外す

なお、iPhoneの使用を停止しても発熱が止まらない場合は、不要なアプリを終了し、機内モードをオンにして通信による負荷を減らしましょう。

それでも変わらなければ、iPhoneの電源を切るといいでしょう。

iPhoneが熱くなったときのNG行為

iPhoneは精密機器のため、やけどや食品のような方法で冷ましてはいけません。以下の方法に心当たりがある方は、危険なのでやめましょう。

NGその1:冷蔵庫や冷凍庫に入れる
急激な温度変化は、iPhone内部の電子部品にダメージを与え、結露により壊れやすくなります。

NGその2:水や保冷剤で冷やす
水分は電気回路に悪影響を与えます。防水性能があるとはいえ、水分が内部に侵入すると、ショートや腐食を引き起こし、故障の原因になります。

NGその3:使い続ける
過熱状態でiPhoneを使い続けるとiPhoneがさらに発熱し、内部の電子部品が損傷する恐れがあります。

iPhoneの熱対策

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写真:PIXTA

熱暴走の対応も重要ですが、事前にiPhoneが発熱しないように使うことも心がけましょう。使い方を気を付けるだけで発熱を予防できます。

・バッテリーの健康を保つ
重放電のサイクルを極力減らしてバッテリーの状態を確認しましょう。バッテリーの状態が80%以下が交換の目安です。

・定期的なメンテナンス
iOSのソフトウェアを最新の状態に保つことが重要です。また、不要なアプリやデータを削除することでも負荷を軽減できます。さらに、使用していないアプリはバックグラウンドで動作しないように設定しておくことも、発熱対策に有効です。

・ストレージの空き容量を増やす
iPhoneの容量がパンパンになっていると、データの読み書きに必要な処理が増え発熱しやすくなります。適切なストレージの空き容量を確保しましょう。

・消費する電力を抑えた使い方をする
画面の明るくしていると発熱の原因になります。また、通信をすることでも発熱します。不必要な場合は画面の明るさを下げて、Wi-FiやBluetoothをオフにしましょう。なお、バッテリーの延命にもつながります。

適切な対処法と予防策を講じて、iPhoneを快適に使おう

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写真:PIXTA

今回は、発熱したiPhoneを冷却する方法について解説しました。適切な対処法と予防策を講じることで、iPhoneの寿命を延ばすことができます。iPhoneユーザーの方は、日頃から心がけて使ってみてください!


ライター:ちだい
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー・サービスなどモノ誌で執筆。趣味は映画鑑賞と競走馬。

※写真はイメージです