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服が捨てられない人へ 50代が知っておきたい『洋服の取捨選択』

  • 2024.7.13

夏の訪れと共に、クローゼットの整理も必要になってきます。服が増えるとクローゼットがパンパンになり、毎朝の服選びに時間がかかってしまいますが、いざ「断捨離を始めよう!」としても何を手放すべきか迷ってしまいますよね。そこで今回は、洋服の断捨離を継続するコツや、不要な物を増やさないための工夫をミニマリストの本多めぐさんに伺いました!

手軽に始められる習慣や、捨てる決断を助けるヒントも満載。さあ、スッキリしたクローゼットで心地よい夏を迎えましょう。

1. 必要以上に増やさないために家に入れないようにする

断捨離は減らすことですが、そもそも物を増やさないように工夫をするのも大切だと思います。

 

以前は義母が服を譲ってくれていましたが、いただき物って簡単に家に入ってきてしまうので、本当に着たい服だけ厳選してもらっていました。服以外にエコバッグや雑誌のノベルティとかも代表的。家の中に入ってきた服は自分が捨てない限り家に居続けるので、そもそも家に入れないことが大事です。

あとは安いことを理由にセールで物を買わないことも意識しています。例えば、ずっと欲しかったものをセールまで待って安く買うのはOKですが、そこまで欲しくないけれど「安いから買っちゃおう」というのは判断が甘くなって失敗しがち。

夜中にネットを見てポチったり、外出時にいろいろなお店を見たりするのも気をつけたいですね。「通勤用スカートが欲しいから紺か黒のスカートを買うぞ!」と目的を絞ると目移りしにくいのでおすすめ。買い物が好きな方は、「5,000円までOK」と枠を決めて、ストレスにならない買い物を楽しむのもよいかもしれません。

服を減らすと、服選びに全く悩まなくなるのもメリット。クローゼットがスッキリするだけでなく、毎朝の服選びに頭を使わなくてよいのが心地よいから断捨離を継続できていると思います。

2. 習慣化のコツは自分の適量を知ること

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出典元:本多めぐさん

洋服の適量はライフスタイルで変わると思いますが、在宅ワーカーの私はワンシーズン3パターンあれば充分。カーディガン2枚、インナー4枚、ボトムス2枚、これでワンシーズンが過ごせるとわかったので、これ以上増やす時は1枚がダメになった時に増やすだけ

お洒落を楽しみたい方は、枠を決めるとよいと思います。ワンシーズンに1~2アイテムは流行の品を取り入れるなどルール決めることで買い過ぎを防げます。

また「シーズンが終わったらフリマサイトで売る」「新しい服を手に入れる際は必ず一枚減らしてから買う」というのを徹底すれば、洋服が増えなくなります。それができないなら買わないくらいの気持ちでいかないと、どんどん服に部屋が占領されてしまいます。

快適な家を保つためにも決断力が必要ですね。

3. 服を「保管する」のと「大事にしている」のは違う

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

高かった服ほど「いつか着るかもしれない……」と、手放すには勇気が入りますよね。買い直しができない一点ものや、どうしてもお気に入りという服は保管していいと思います。しかし、一旦手放しても再度手に入れることができる服なら、迷ったら手放して必要になったタイミングで買い直すのです。

「買い直すのにもお金がかかるし持っていた方がお得!」と思うかもしれません。でも、多くの服は時間と共に価値が落ちていきますので、価値が少しでも高いうちに手放して現金に換えるのはどうでしょう。そして、今の自分に合う服を買ったほうが有効なお金の循環ができるのです。

ずっと保管していればいつか着る機会がくるかもしれません。しかし、加齢とともに体型が変化し、その服を着こなせる時期は過ぎてしまうかも。服には流行がありますから、とっておきの服でも「どこか時代に合わない」と感じることもあります。

もし、大好きな服であれば50代の自分に合わせてリメイクして、必要な時にどんどん着ましょう。それが服にとって喜ばしいことだと思います。大事にしたいものは手入れをして着る、またはいつでも着れるようにスタンバっておく。それをする気がないなら手放すべきです。

大事な服はどんどん着て、迷ったものは思い切って手放してみると、気持ち的にもスッキリして断捨離を続けやすくなるでしょう!



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出典元:本多めぐさん

監修者:本多めぐ(@megukatuma

北海道在住の50代ミニマリスト主婦。節約、捨て活、合理的でお金のかからない暮らしについてブログやXで発信中。占い師としても活動している。