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キッチンマットとバスマットは置かない!? ミニマリスト直伝、50代からの「頑張らない掃除」

  • 2024.6.11

毎日の掃除で頭を悩ませる「水回り」。水垢やカビなど、他の掃除よりも気をつけるべきポイントがたくさんあります。そこで、キッチン・風呂・トイレの3つをメインに、頑張らない掃除のポイントを、ミニマリストの本多めぐさんに伺いました!

1. 掃除が楽になるコツは「平面を増やす」こと

掃除を楽して済ませるために、なるべく水回りには平面を増やしましょう。床置きをしないのがすべての基本!

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出典元:本多めぐさん

実は、ミニマリストにとって「置かないもの」の代表格がキッチンマットバスマット。マット類を避けて掃除する方が手間になります。キッチンの汚れが飛び散ったら、そのつど床を拭けばOK。バスマットも、バスタオルで足拭いて外に出れば大丈夫なので置かない。マット類が本当に必要かどうかは、ご家庭の事情や住んでる方によって変わるので、一度試してから判断してみてください。

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出典元:本多めぐさん

また、「吊り下げ収納」にすると、同じくものを避ける手間がないので楽。特にお風呂場は床置きをしないのが基本です。私は、天井につっぱり棒を設置して、洗剤、スポンジ、ゴム手袋などをかけっぱなしにしています。お風呂掃除の後は、洗面器と椅子は床に置かず、風呂桶の角に置いて乾かしています。

トイレも、同じく床置きを減らすように心がけています。トイレブラシのみ置いていますが、洗剤はフックにかけ、お掃除シートは戸棚の上に。トイレットペーパーの予備は1つだけ置きます。トイレに収納スペースがなければ、物置などの別の場所に移動させましょう。

2. 50代からは掃除のために物を増やさない

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出典元:本多めぐさん

水回りの汚れには酸性とアルカリ性があり、8割が料理の油や皮脂などの酸性の汚れ。そのほとんどが、重曹を水に溶かした「重曹水」で落とせます。水回り用のさまざまな種類の洗剤を買わずとも、100円ショップの重曹で十分なので、コスパ良く掃除を済ませられますよ。

シャンプーと石鹸は、夫婦2人とも同じものを使うことで数を減らしています。浴室内にあるものはすべて洗わないとカビが生えるので、なるべくものを減らすに尽きます。本当は風呂のフタもなくしたいのですが、夫婦で入浴時間がずれているため、まだ使っています。

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出典元:本多めぐさん

毎日使う調味料も、出しっぱなしにしないほうが汚れないから、掃除が楽になると思っています。そのために、調味料は数を絞る。お子さんの小さかったり大家族だったりすると、朝のお弁当作りや食事の用意で時間に追われるので、出しっぱなしが効率良いかもしれません。でも、50代からは「調理の手早さ」より「掃除の楽さ」を優先にしたいですね。

あとはキッチンツールを増やしすぎないこと!100円ショップで便利グッズを何でも買っていると、掃除するものが増えるし、収納スペースもあっという間になくなりますから。

3. 頑張らない掃除の「ついで」と「ながら」習慣

トイレタンクに置きっぱなしにするタイプの洗浄剤を設置すると、カビや水垢が発生しにくくなり、少し楽できます。

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出典元:本多めぐさん

キッチンの排水口には、寝る前に、塩素系漂白剤をキャップ1杯ほど回しかけておくことでヌメリ防止に。これは楽です!スポンジでゴシゴシしなくても汚れがつかなくなりました。

洗面台は“ついで掃除”がおすすめ。毎朝、歯磨きをして顏を洗ったら、そのまま流し台も掃除することをルーチンにしています。毎日の習慣にすると汚れが溜まらず楽です。

私は、音楽やポッドキャストなどを聴きながら掃除をしています。掃除しつつ情報収集もできて有意義な時間になるんです。

50代の暮らしには、のんびり急がないライフスタイルの方が合っています。なるべく掃除に追われないための工夫を実践していきたいですね。



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出典元:本多めぐさん

監修者:本多めぐ(@megukatuma

北海道在住の50代ミニマリスト主婦。節約、捨て活、合理的でお金のかからない暮らしについてブログやXで発信中。占い師としても活動している。