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「離婚式に招待された」 参加の『ルール』に「お門違い」「妥当かも」

  • 2024.6.10
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

皆さんは「離婚式」をご存じでしょうか?

「離婚式」とは、離婚を決意した夫婦が、家族や友人を呼んで、新生活への再出発を誓い合うセレモニーのこと。

まだ歴史のある式ではありませんが、『現代用語の基礎知識』や『知恵蔵』に掲載されたこともあり、参加したことがある、実際におこなった、という人も少なくないようです。

離婚式は結婚式のように会場を借りて行うことが多く、結婚指輪を叩き割るイベントや、別れるまでの軌跡を追ったスライドショーを上映するケースもあるそうです。

新郎・新婦ならぬ「旧郎・旧婦」、仲人ならぬ「裂人(さこうど)」など、独特なネーミングを採用している式もあるのだとか。

X(旧Twitter)で、あるユーザーが「離婚式に呼ばれたのだけど、ご祝儀ならぬ『ご終儀』が必要だと知って驚いている」といった趣旨の投稿をすると、そんなシステムがあるのか!と話題になっています。

3,000円〜5,000円が相場とされるこの「ご終儀」ですが、こちらの投稿を見たユーザーからは、「そのお金は払いたくないな」「むしろご祝儀を払った分返してほしい」「行ってみたい」とさまざまな意見が飛び交っていました。

この「ご終儀」について、あなたはどう思いますか?

「お門違いでは?」「応援の気持ちで包みました」

こちらのトピックについては、さまざまなコメントが寄せられました。

包みたくない派

おそらく結婚式でのご祝儀を受け取っている夫婦が、そのお祝いの気持ちに応えられず離婚するのだから、むしろ参列者へのお礼とお詫びがあって然るべきだと思う。(40代男性/会社員)
結婚祝いは、進学・就職祝いなどと同様、社会的に多くの人が共有する人生の新たなステージへの共同的応援という意味合いがあると思うが、離婚した後に歩む人生はあくまで個人個人バラバラなものであり、それを結婚式などのご祝儀と同じような社会的サポートによって祝うことには違和感があるから。(40代男性/宿泊業)
離婚式だと夫婦でお金を分ける時に揉めるかもしれないので反対です。もしお祝いしたい気持ちがあるなら個人的に食事に誘って、その時にご飯代を奢ってあげればいいと思います。(30代男性/サービス業)
離婚してそれぞれ別の道を歩いていくという決意表明の離婚式を行いたいというのは当事者2人の自由だと思います。そこへご祝儀(ご終儀)を求めるというのはお角違いでは?と思うからです。(40代女性/主婦)

実際に離婚式に参加して包んだ派

友人がいろいろと苦労の多かった結婚生活に終止符を打ち、これから一人で生きていこうとする気持ちを応援したいと思うから。現金は包んでいないが必要になる生活用品をプレゼントした。(40代女性/自営業)
仲の良かった友人が新しく前向きにまた人生を切り開こうとしているので、今までのことはもう完全に終わりにして新たな門出を祝うということで少しでも気持ちを表したく、5,000円お包みしました。離婚式の後にそれぞれの言い分を聞くちょっとした会食も行われたので、その金額と思えば妥当かと思います。(50代女性/主婦)
別の道に進むことになるけれど、2人が決めたお互いの第2の人生の出発を少しでも祝福出来るように包みたいと思う。実際、離婚式を挙げた友人へ、5,000円包みました。(20代男性/会社員)
友人が長年我慢に我慢を重ねて待ちに待った喜ばしい門出といえる離婚に、心から「よく頑張った」と褒めてあげたい気持ちと、これから先の人生こそ自分らしく生き生きと過ごして欲しいと感じるので大いに賛成です。その日の飲食代を出すとともに、友人5人で1万円を「おめでとう」の言葉と共に渡しました。結婚の祝い程渡すのは違うと思い、年齢も重ねてきているので物入りというわけでもないため、高額でなくていいと思いました。(50代女性/会社員)

まだ参加したことはないけど包みたい

2人が一度は別れてしまっても、これからのそれぞれの新しい人生を応援したいという気持ちをこめて包みたいと思うからです。(30代女性/主婦)
持ちつ持たれつの関係性を大切にしたいからです。自分が困ったときに助けてもらえるように、周りの人たちとは常にポジティブな付き合い方を心がけています。(40代女性/事務職)
離婚に至るまで色んなことを我慢したり大変なことが沢山あったと想像できるので、新しい門出のような気持ちでお祝いとさせていただきたい。(30代女性/主婦)
自分が離婚した際、突然家から追い出されたこともあり、名義変更で資格証や引っ越しをするなどで必要な金額が多いので包みたいと思う。(30代女性/主婦)

「割り切れる」額にしては?

実際に参加したという方からの声も多数寄せられていました。また、ご自身が離婚された際に大変だったという方や、友人とは助け合って生きていきたいと考えている方も。

また、ご終儀という形ではなく個人的贈り物や飲食代で、新しい門出を祝ってあげるのがよいのではという考えの方もいるようです。

ちなみに、ご終儀は「割り切れる」2,000円〜6,000円を相場にしては?という、トンチのきいた意見もありました。

あなたは、この離婚式やご終儀について、どんなふうに思いますか?



※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています


・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2024/06/05〜2024/06/06
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問
・有効回答数:30