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紀元前1万年の世界に繋がる“巨大な陥没穴”が出現…離れ離れになった家族との再会を目指す「ラ・ブレア」シーズン1を振り返り

  • 2024.5.22
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「ラ・ブレア」シーズン1より (C)2021 Universal Television LLC. All Rights Reserved.
「ラ・ブレア」シーズン1より (C)2021 Universal Television LLC. All Rights Reserved.

【写真】巨大穴の出現で、パニック状態になるザイラ・ゴレッキ“イジー”

紀元前1万年の世界を舞台に、命がけのサバイバルを繰り広げながら離れ離れになった家族との再会を目指すSFドラマ「ラ・ブレア」。本記事では、物語の始まりを描いたシーズン1のあらすじや見どころについて振り返っていく。

大都会に巨大穴が突如現れる…「ラ・ブレア」シーズン1のストーリー

ある日の平和なロサンゼルスの朝。高校生の兄妹・ジョシュ(ジャック・マーティン)とイジー(ザイラ・ゴレッキ)は、母親のイヴ(ナタリー・ジー)が運転する車に乗り、いつものように学校へ向かっていた。

ラ・ブレア地区で信号待ちをしていたその時、どこからともなく轟音が鳴り響き、地面が割れて巨大な陥没穴が出現する。人々がパニック状態に陥る中、街全体が巨大なブラックホールのような穴の中に次々と吸い込まれていく――。

ジョシュとイヴもその陥没穴に吸い込まれてしまい、地上にはイジーが取り残されたことで、家族は離れ離れになってしまうのだった。

そこでイジーは、元空軍パイロットで別居中の夫・ギャヴィン(オーエン・マッケン)に助けを求めることに。ギャヴィンは過去の墜落事故の後遺症により長い間謎の幻覚に悩まされていたが、いつしかその幻覚で救助を待つ妻・イヴと息子・ジョシュの姿を見るようになっていた。

“2人が生きている”と確信したギャヴィンは幻覚に導かれるように決死の救助作戦に出る。しかし政府関係者はこの現象に関する“ある事情”を抱えているようで、国民にそのことを隠すため、ギャヴィンたちの作戦を必死で止めようとする。

しかしそんな中、政府関係者の中にもギャヴィンの協力者が現れ、いつしか彼は“消えた人々を救出する”という国家規模のミッションを背負うことになるのだった。

一方、イヴとジョシュが穴に落ちて行った先には、紀元前1万年のロサンゼルスが広がっていた。そしてイヴたちの他にも穴に落ちた生存者たちがおり、彼らは家に帰るために協力し合いながら脱出方法を探す。しかし、そこには当然野生動物たちも野放しにされており、非常に危険な状況だった――。

その後、物語は地上と陥没穴の先(紀元前1万年の世界)での出来事が交互に描かれ、お互いの苦悩や家族への想いが錯そうする内容になっている。

18~49歳の視聴者数において“2021年秋ドラマNo.1”を記録

物語はやがて、紀元前1万年の現地で生きる集団も登場し、彼らの存在が父親のギャヴィンに深く関わることになる。飛行機の設計者・レベッカ(ミンチュー・ハイ)からヒントを得たギャヴィンは、一連の出来事との関連性を探るため、自らの過去について調べ始めるのだが、その中で衝撃的な事実にたどり着く――。

シーズン1では、ギャヴィンに関する衝撃の事実が明かされたシーンがハイライトとなり、物語は一旦完結を迎えた。そんな本シーズンは放送当時、アメリカにおける“18~49歳の視聴者数が2021年秋ドラマNo.1”を記録するほど話題を呼び、シーズン2、そしてシーズン3と続くシリーズドラマとなっている。

ちなみにシーズン2では、シーズン1で交錯した時代がさらに複雑に絡み合い、家族はさらに困難な状況に。また、紀元前1万年だとは信じがたい、謎の“巨大タワー”が出現する――。そして4月26日より配信されたシーズン3では、ジョシュら家族がついに再会を果たす。しかし、元の時代に帰れるタイムマシンが壊れ、イヴだけが別の場所に飛ばされてしまう――。

サスペンスにヒューマンドラマ…様々な要素を含んだ物語に注目

「ラ・ブレア」のすべての始まりとなったシーズン1。本作の脚本・製作を担当したのは、人気犯罪捜査ドラマ「THE MENTALIST/メンタリスト」や「NCIS:ニューオーリンズ」で脚本を務めたデヴィッド・アッペルバウムだ。様々な名作ドラマを生み出してきた人物なだけあって、「ラ・ブレア」もしっかりと作りこまれたストーリーに仕上がっている。

実際に本作は、“平穏な大都会に突如巨大な陥没穴が登場して人々が吸い込まれていく”という非現実的な設定をベースに、巨大穴の正体や、登場人物たちの本音や真相が暴かれていく様子などが描かれており、ヒューマンドラマやサスペンスの要素も絶妙に織り交ぜられている。

また、過去の事故によって酒浸りになり、家族から避けられていたギャヴィンが、息子たちと再会するために立ち上がるシーンは必見。「2人は生きている」「必ず捜し出す」と決意して奮闘する姿からは、家族に対する本気の想いが伝わってきて思わず胸が熱くなる。

その他にも、人気海外ドラマ「LOST」を彷彿とさせるような設定や伏線が随所に散りばめられている点も見どころの一つ。実際に穴に落ちた1人・スコット(ロハン・ミルチャンダニー)が「LOSTの世界?」と呟いていたこともあり、“LOSTファン”が楽しめる要素も満載だ。

予測不能なサバイバルが繰り広げられる「ラ・ブレア」シリーズは、動画配信サービス「Hulu」にて配信中。

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