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今すぐできる「夏の温活 セルフケア術」

  • 2024.5.23
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意外と多い“夏の冷え”今すぐできる夏の温活セルフケア術

夏の不調といえば、真っ先に思い浮かべるのが、暑さによる「夏バテ」。ところが最近は、冷房や冷たいもののとりすぎなどによる冷えが原因で、体調をくずす人も多いのだそう。夏を快適に過ごすため、冷えの原因や体を温めるセルフケア術について、近畿大学東洋医学研究所・所長の武田卓さんに聞きました。

多くの女性が感じている「冷え」。最近は夏に冷えを感じている人も。「炎天下の屋外と冷房のよくきいた室内との温度差が激しいことで、自律神経のバランスが崩れてしまい、体温調節がうまくいかなくなって、体調不良に。また、熱中症予防にと冷たいものを取りすぎると胃腸が疲れ、消化機能が低下してしまうことも、冷えにつながってしまいます」と武田さん。

自分が冷えているのかどうか気になったら、チェックシートで確認を。武田さんによると「一つでも当てはまったら、それはもう体が冷えている証拠」とか。当てはまる数が多いほど深刻なので、きちんと対策を。

■夏の冷えチェックシート

1つでも当てはまったら“冷え”。チェックが多い人は気を付けて

・おなかをさわると冷たい

・胃の働きが悪く、チャポチャポと音がする

・便秘や下痢になりやすい

・手足がむくみやすい

・夏でも手足の指先が冷えている

・舌に歯形(歯痕舌・しこんぜつ)がついている

・睡眠不足になりやすい

・冷たいものを飲むことが多い

・ストレスを感じやすい

・お風呂に浸からず、シャワーですますことが多い

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夏も冷える人は要注意気の巡りやストレスも原因に

「冬に冷えを感じても夏に冷えるとは限らないのですが、夏に冷えを感じる人は冬にも冷えを感じる場合が多く、それはまさに“冷え症”。“気”の巡りがわるいことや、ストレス、うつが原因になっていることもあるので、まずはしっかりと温活をすることが大切」と話します。今すぐ活用できる対策法をレクチャーしてもらったので、参考にしてみて。

■教えてくれたのは…武田 卓さん

医学博士。近畿大学東洋医学研究所所長・教授。同附属診療所には「冷え症外来」もあり、多くの人が相談に訪れます。

女性は筋肉量が少なく冷えやすい温度調節ができるアイテムを活用

女性は筋肉量が少ないため、体内で熱をうまく作ることができず、男性よりも冷えに敏感。オフィスでは自分で温度調節をしにくいので、気になる場合は上着を羽織ったり、ひざ掛けを取り入れるなどして調節を。また、冷気は足元にくるので、素足にサンダルで出社しても、オフィスでは靴下を履くのが◎。

出典:シティリビングWeb

冷たいもののとりすぎはNGカイロや腹巻でおなかを温めよう

アイスコーヒーやアイスクリームなど冷たいもののとりすぎは、おなかが冷えてしまう原因にもなるので、できれば避けたいところ。飲み物はできるだけ常温、夏でも温かい食べ物を取り入れるようにするといいでしょう。暑くても、おなかだけでなく、おへその裏あたりにあるツボを、腹巻きや使い捨てカイロなどで温めるのもおすすめです。

出典:シティリビングWeb

睡眠不足は冷えの天敵快眠には26℃~27℃くらいの室温で

暑くて思うように寝付けず、睡眠不足になってしまうことも冷えの原因。熱中症のリスクもあるため、エアコンに頼ることも必要ですが、ポイントとなるのがその温度。体を冷やすことなく、快適な睡眠を得るためには、室温を26℃~27℃くらいに設定しましょう。就寝時にタイマーを使うより、一晩中つけておくほうが室温が安定し、心地よい睡眠が得られます。エアコンの風は、直接当たらないよう注意して。

出典:シティリビングWeb

血流改善にもピッタリエクササイズや入浴を毎日の習慣に

夏はつい、シャワーだけですませてしまいがち。お湯に浸かることで全身の血流がよくなるので、冷えが気になるならきちんと入浴を。体を温める入浴法は、ぬるま湯&ゆったり。38℃~40℃くらいのお湯に、10分程度浸かるのがベターです。また、体を動かすことも冷えには有効なので、自宅でテレビをみながら、オフィスで仕事をしながらなど、気軽にできるエクササイズを取り入れて。

出典:シティリビングWeb

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ちょっとした工夫で体の中からポカポカに

「トマトやキュウリなど夏が旬の食材も、体を冷やしやすいので、加熱して食べるのがベター」と話すのは、管理栄養士で、温活アドバイザーの平野徳子さん。平野さんに、体の中から温める食材を教えてもらいました。

Point 1生より加熱して活用/ショウガ

ショウガは生より、加熱して食べるほうが体を芯から温めてくれます。おすすめは、生のショウガをスライスし1日乾燥させたものを、水で戻して煮込み料理などに加える方法。乾燥させるのが面倒なら、生のショウガをすったりみじん切りにしたりして、炒め物などに加えて。

Point 2発酵食品はやっぱり万能/ヨーグルト・チーズ・味噌など

味噌は、味噌汁にするだけでなく、マヨネーズと合わせて温野菜につけて食べるのも上手な食べ方。ほか、フルーツにヨーグルトを加える、いつものサラダにチーズをのせるなど、難しく考えず、発酵食品をプラスするだけで、体もほっこり。

Point 3ハーブを毎日の食卓に/大葉・バジル・シナモンなど

風味や色どりをよくするだけなく、体を温めてくれるハーブ。例えば、大葉は薬味として使うだけでなく、お肉などに巻いて食べるのも◎。バジルは生をサラダにトッピングしたり、粉末をイタリアンなどのメニューに加えてもOK。シナモンは、温かい紅茶に加えて。

●教えてくれたのは…平野徳子さん

大阪ガスクッキングスクール クッキングスクールハグミュージアム インストラクター

管理栄養士、温活アドバイザー(日本ホリスティックビューティー協会認定資格)

▶https://www.og-cookingschool.com/

大阪ガスクッキングスクールは今年で創業から100周年を迎え、100周年記念料理講習会を開催予定です。詳細はWebから確認を

▶https://www.og-cookingschool.com/anniversary/

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