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【オススメ書籍】漫画家・おづまりこさん推薦!“買い物の楽しみ”を教えてくれるエッセイ

  • 2024.5.22
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InRed世代に読んでほしい書籍をご紹介!今回は、『わたしの1ヶ月1000円ごほうび(2)』(KADOKAWA)を出版した、漫画家のおづまりこさん推薦の2冊です。

「買い物」の楽しみや本質を考えるきっかけをくれた本

社会人になってしばらくたった頃、「買い物」についての本をたくさん読みました。使えるお金は増えたものの、失敗も多くなった20代半ば。「自分へのごほうび」とはいっても、何を買えばいいのかわからない。物を選ぶ判断基準が知りたかったのです。さまざまなエピソードを読むうちに、少しずつ「好きなものを選べばいいんだ」と思えるようになりました。そっと「買い物」の背中を押してくれた、時々読み返す2冊をご紹介します。

1冊目は『「お買いもの」のいいわけ』。堀井和子さんの「買ったもの」とそれに対する「いいわけ」が並んでいます。落ち着いた穏やかな語り口ですが、物への気持ちはぐつぐつ熱い。あこがれて、本に出てくるものと似た少し高価な木のカッティングボードを買いましたが、今も現役です。「買い物」の基準は人それぞれと思えた本です。

2冊目は『ひっこしました』。杉浦さやかさんの引っ越しにまつわる悲喜こもごもが、イラストや写真とともに、ユーモアあふれる文章でつづられています。引っ越し=大変なものというイメージでしたが、失敗しつつも楽しそうな姿に、私も前向きに取り組もう! と思いました。引っ越しは「買い物」の延長戦だと思うきっかけをくれた本です。あれこれ悩みつつものを選ぶ瞬間は、やっぱり胸が躍るのです。

文=おづまりこ

『「お買いもの」のいいわけ』  堀井和子著/幻冬舎

靴、カップ、パン、スカート、そば猪口……。好きに買ったら収拾がつかない! 熱くなる自分と、クールな自分の間でいかに買い物のスタイルを伸ばしていくか。天の邪鬼な視点で選んだ(選ばなかった)「もの」との関係を綴ったエッセイ。

『ひっこしました』  杉浦さやか著/祥伝社

可愛くて捨てられない雑貨をすっきり見せる杉浦流収納術、小さな庭をおしゃれに、ガレッジセールで不用品を楽しく処分、自分にピッタリの本棚をつくる……暮らしづくりのヒントから、8年ぶりの怒涛の引っ越し作業の裏側まで。


今回、おすすめ書籍を教えてくれたのは…
おづまりこさん

関西在住の漫画家。ゆる節約が趣味。著書は「料理レシピ本大賞コミック賞」受賞の『おひとりさまのあったか1ヶ月食費2万円生活』 (KADOKAWA)など多数。

『わたしの1ヶ月1000円ごほうび(2)』  ¥1,320/KADOKAWA

“1カ月1000円の「ごほうび予算」で好きなものを買っていい”というルールをもうけて生活する、ワクワクして心が満たされる日常を描いたコミックエッセイ。関西に拠点を移し、ごほうび生活はパワーアップ!

※InRed2024年6月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。

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