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GOT7・ベンベンが“オールラウンダー”と呼ばれるワケ アイドルとは思えない“正直さ”が生んだ価値

  • 2024.5.21
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「恋愛きょうだい」より 左:CODE KUNST、中央:ハン・ヘジン、右:ベンベン (C) Studio Ah-Yeah JoongAng co., Ltd., and Content Wavve Corp. all rights reserved.
「恋愛きょうだい」より 左:CODE KUNST、中央:ハン・ヘジン、右:ベンベン (C) Studio Ah-Yeah JoongAng co., Ltd., and Content Wavve Corp. all rights reserved.

【動画】新感覚恋愛リアリティショー「恋愛きょうだい」、MC・ベンベンらのコメント予告動画

多国籍メンバーからなるボーイズグループGOT7のメンバーで、ソロ活動もしているBamBam(ベンベン)。歌手としての人気もさることながら、2024年1月にはルイ・ヴィトンのブランドアンバサダーに選ばれたことでも話題に。さらに現在は「Hulu」にて配信されている韓国の恋愛リアリティ番組「恋愛きょうだい」のMCなど、ジャンルを問わず多方面からお茶の間を魅了している。数々の経験を経て成長を重ね、“オールラウンダー”へと進化したベンベンの魅力を振り返る。

“オールラウンダー”のはじまり

韓国はもちろん日本でも女性ファンが多いGOT7のメンバー「ベンベン」。タイ出身の彼はGOT7においてラッパーとして活躍し、ソロ歌手としても活動を広げている。もともとは韓国人ミュージシャン・Rain(ピ)のファンである母親の影響でK-POPに触れるようになり、2010年にJYPエンターテインメントの練習生となった。

現在は韓国での活動を主としているが、韓国に渡る前にはタイの映画や携帯会社のCMにも出演していたことで知られている。ラッパーの印象が強い彼だがダンスにも定評があり、「BLACKPINK」のリサと同じダンスチームに所属していた過去も。タイでおこなわれたカバーダンスの大会では、RAIN(ピ)のダンスで1位を獲得した経緯もある。

JYPエンターテインメントの7年契約終了後は契約更新はおこなわず、ソンミも所属する「ABYSS COMPANY」に移籍。GOT7のメンバーたちと所属事務所は変わったが、現在もグループ活動は継続中だ。

歌手活動にダンス、最近ではバラエティでも人気を集めているベンベン。テレビ・YouTubeからもラブコールが殺到しているという噂だが、JYPとの契約が終わったあとは引退を考えるほど大変な時期を過ごしたこともあったという。

7年間アイドルをやってきたのに、韓国の繁華街へ行っても誰にも気づかれない。ちょっとのことで罵倒されたり、バラエティ番組に出演しても「誰なのかもわからないのに、どうして呼んだのか?」というコメントが多かったそうだ。いつまでも“タイの王子様”という世間の認識が消えず、鳴かず飛ばずの日々を送っていた。

韓国では知名度が低いのに海外ファンだけは多い状況や、努力をなかなか評価してもらえない状況に引退も考えたというベンベン。そんな彼がもう一度頑張ろうと決めたのは、 「韓国では売れなかったから、私たちが韓国で売れるようにしてあげる」とオファーしてくれた現在の事務所の対応だった。大人気アイドルという栄華のあとに経験した大きな苦労。それが彼を大きく飛躍させたきっかけになったのかもしれない。

吹っ切れたベンベンは2023年にアジアツアーを開催。2023年9月16日のソウルオリンピックホールを皮切りに、マニラ、マカオ、クアラルンプール、ホーチミン、そして母国であるタイのバンコクでは2万人以上の観客を動員する大盛況となった。

また5年ぶりの来日公演をおこなった大阪と横浜公演では、宇宙をテーマにした華やかで神秘的な映像を組み合わせたパフォーマンスを披露。ライブハウスでは抑えきれない迫力あふれる演出と、キレキレのダンスで観客を魅了している。

2024年の1月にはパリで開催された「ルイ・ヴィトン」の2024秋冬メンズ・コレクションのショーにも出席。ベンベンがInstagramを通じて同日に撮ったと思われる写真を続々と公開したなかには、日本が誇るアイドル・平野紫耀とのツーショットも。国をまたいだイケメン同士の交流が大きな話題となったのも記憶に新しい。

「正直さ」を武器にバラエティやYouTubeでも人気爆発

最近では、バラエティやYouTubeでの人気も著しいベンベン。自身の単独YouTubeチャンネルを始めたり、さまざまなトーク番組にも引っ張りだこだ。しかし意外なことに、本人はもともと「バラエティとは合わない性格」と思っていたそう。

しかし実際には彼の持つ“正直さ”が武器となり、バラエティのトークなどで魅力を遺憾なく発揮。過去にはインタビューで「タレントではなく、アイドルなのにここまで正直になれる人は僕以外ほとんどいないと思います」と話すほど、包み隠さない姿勢をアピールしていた。恋愛観や結婚観なども積極的に話すことで、ファンからの好感度が上がっているようだ。

YouTubeにおいても、彼の台本無しのトークショーが人気を博している。会いたかったゲストを家に招待し、“自家製”のビールを飲みながらトーク。台本や決まった枠組みはなく、「気になること」や「やりたいこと」を一緒にやるなど“自由すぎる”進行が売りだ。まるで家に遊びに来たかのような親近感を感じられる内容が、多くの視聴者から支持を集めている。

歯に衣着せない“正直者”なベンベンは多くの番組で見かけるが、最近注目を集めているのはオンライン動画配信サービス「Hulu」にて配信中の恋愛リアリティ番組「恋愛きょうだい」だ。

同番組はシェアハウスに集められた異性の兄弟姉妹数組が、互いに協力しながら恋人を探す恋愛リアリティショー。どのペアが“兄弟姉妹”であるかは本人たちしか知らず、普段は他人のフリをしながら共同生活を送るというルールを守らなければならない。

各々が兄弟姉妹を予想しながら恋の相手を見つける新機軸の同番組で、ベンベンはCODE KUNST、(G)I-DLEのミヨン、ジョナダン、パトリシャたちとMCを務めている。「誰と誰が兄弟姉妹なのか」「この恋愛は成功するのか」などと軽快にトークするさまは、まさにベンベンの本領発揮といったところか。時折トークに混ぜられる彼の恋愛観が覗ける言葉は、ファンにとってまたとないご褒美だ。

幅広い経験から、歌・ダンス・バラエティまで“オールラウンド”な人物へ進化したベンベン。今後も活動の幅を広げるだろうベンベンが踏み出す、次のステップに注目していきたい。

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