サバは安い割には脂の乗りもよく栄養豊富な魚。世間ではなんとなくみそ煮が人気のようですが、個人的には塩焼きが好きです。そんなサバを、またもレミさんがNHKの料理番組『平野レミの早わざレシピ!』の中で時短な上においしい料理に仕上げてくれました。使うのはレモン。青魚って確かに柑橘系と相性いいですが、さてどんな味になるのやら…ということで、さっそく作ってみました!
平野レミさんの「レモンのサバやか煮」の材料と作り方
【材料】※4人分
・サバ…4切れ
・ハーブ塩…小さじ1/2
・玉ねぎ…1/2個(100g目安)
・トマト缶…1/2缶(カットタイプのもの200g目安)
・レモン(国産)…1個
・水…200ml
・ハーブ塩…小さじ1/2、小さじ1/2(なければ普通の塩でも可)
・オイスターソース…小さじ1/2
・砂糖…小さじ1
・バジルの葉…2枝分
・オリーブオイル…適量
[トッピング]
・バジルの葉…適量
・黒こしょう…適量
・粉チーズ…適宜
玉ねぎは薄切りにしておきます。
レモンは3mm幅の輪切りにしておきます。(使うのは4~5枚です)
【作り方】※調理時間:20分
1. サバをバットに並べ、皮目にハーブ塩をふっておきます。
2. 鍋に玉ねぎを広げ、その上にサバを乗せます。
3. さらにトマト缶の中身をかけ、レモンを乗せます。
4. さらに水、ハーブ塩、オイスターソース、砂糖、バジルの葉を加えます。
5. 落としブタとフタをして強火にかけ、沸騰したら弱火にして15分煮ます。
6. フタと落しブタを取って、オリーブオイルをかけます。
7. 器に盛り、バジルの葉、黒こしょう、粉チーズをトッピングして出来上がりです。
フタを開けたとたんにバジルとトマトの香りが広がり、なじみのあるサバとはまったく別のものだとわかります。青魚は臭みがあるので好きではない人もいますが、ハーブ塩やバジルがその臭みをすっかり消してしまっています。煮込んでいるのでサバの身も柔らかく、バジルをたっぷり使っていますので、トマトや玉ねぎと一緒に食べると、ちょっと大げさですが口の中はまるでイタリアンです。
サバは庶民の味方ではありますが、脂が多いので青魚の中でも足が早くて傷みやすく、生で食べられる地域が少ない魚でもあります。実は日本海側と太平洋側ではアニサキスの種類が違うため、長崎で水揚げされるサバはアニサキス中毒になりにくいという話もありますが…。今や回転ずしで人気のサーモンも昔は流通手段や保存方法が確立していなかったので、生食なんてありえない時代がありましたので、いつかサバも全国で生食できるようになるといいなと思います。
サバが4切れなのでトマト缶は半分しか使いませんが、残りはスープにしてもいいですし、サバを多めにして使い切ってしまってもいいと思います。またレモンを後乗せではなく一緒に煮込んでいるため、トマトの酸味が煮たことで抑えられたことに加え、いい感じに全体に穏やかで軽い酸味がプラスされています。
おしゃれでおいしい一品ですので、ぜひ作ってみてください!