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窪田正孝&津田健次郎、加藤拓也氏の創造する世界観に高揚「やったことのないお芝居をしているという感覚にゾクゾク」<滅相も無い>

  • 2024.5.21
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ドラマイズム「滅相も無い」に出演中の(左から)窪田正孝、津田健次郎にインタビューを実施した 撮影=島本絵梨佳
ドラマイズム「滅相も無い」に出演中の(左から)窪田正孝、津田健次郎にインタビューを実施した 撮影=島本絵梨佳

【写真】泰然と静かな自信に満ちた表情で寄り添う窪田正孝&津田健次郎

加藤拓也氏が監督・脚本を務めるドラマイズム「滅相も無い」(毎週火曜夜1:28-1:58ほか、TBSほか)が現在放送中。同作は、巨大な“穴”が現れた日本を舞台に、その“穴”に入るか悩む8人の男女と教祖の姿を描く、映像×舞台×SF×アニメーションが融合した完全オリジナルのSF群像劇。

“穴”に入るか悩む8人の男女を中川大志、染谷将太、上白石萌歌、森田想、古舘寛治、平原テツ、中嶋朋子、窪田正孝が、“穴”を神とする団体の教祖を堤真一が演じ、津田健次郎がナレーションを務めている。

このたび、WEBザテレビジョンでは、“夢うつつの岡本”役の窪田と、ナレーションの津田、監督・脚本の加藤氏にインタビューを実施。演じた感想や視聴者からの反響について思うこと、撮影裏話などを聞いた。

「想像もつかないような本質的な内面が出てくるという面白さ」

――まずは脚本を読んだ際の感想を教えてください。

窪田:穴をきっかけに自分の心の中の弁を開いて、誰しもが持っている過去に向き合ったときに、想像もつかないような本質的な内面が出てくるという面白さを感じました。それが粘着質ではなくてごく当たり前のように語り合われる空間が、すごく斬新な発想で面白かったです。

津田:初見は本当に不思議な世界観だなと感じました。加藤さんのワールドが広がっていて、“ある日突然穴が現れる”というSFの切り口から、それぞれの人間模様が丁寧にしっかりと描かれていて、本当に不思議な味わいの作品なので面白かったです。また、こういった作品が地上波のドラマになるというのもうれしかったですね。

――場面転換がその場で行われるなど珍しい撮影方法が用いられていますが、窪田さんは実際に演じてみていかがでしたか?

窪田:監督が脚本に書かれている言葉の面白さもさることながら、スタジオという空間の中でいろいろな表現方法を駆使する楽しさを感じました。役者としては周りに物がある方が空間を埋められるので安心するのですが、スタジオに人が扉を運んできたりするところも映して、それが一つの演出になっていたり、バンドの皆さんがうしろにいらっしゃったり、そういった空間の中で演じる異質さというか、やったことのないお芝居をしているという感覚にゾクゾクするものがありました。

――視聴者にとっても未知なる体験かと思います。

窪田:加藤くんは、映画やドラマといったところだけではない何かを見ているというか…。今回もすごく挑戦的で攻めている作品で、テーマ性はすごくグサリと来るものなのに、さらっとしていてすごくポップで優しいイメージがありますよね。現場でもそれを感じていました。

ドラマイズム「滅相も無い」インタビューより 撮影=島本絵梨佳
ドラマイズム「滅相も無い」インタビューより 撮影=島本絵梨佳

――津田さんはナレーションを担当するにあたりどのようなことを意識されましたか?

津田:加藤さんの世界観が非常に強い作品なので、僕が何かを用意していくというよりも、まずは加藤さんがどういうものを求めていらっしゃるのかを一番大事にしたいなと思っていました。過去の深いトラウマや傷みたいなものをさらっと淡々と描いているので、おそらくは淡々とした語り口調でいくのが正解なのかなという予測だけはつけておりました。

――加藤さんは津田さんのナレーションを実際に聞いてどのように思われましたか?

加藤:僕は津田さんの声が好きでしたから、一声目から「これが聞きたかったんです」と思いました。

ドラマイズム「滅相も無い」インタビューより 撮影=島本絵梨佳
ドラマイズム「滅相も無い」インタビューより 撮影=島本絵梨佳
ドラマイズム「滅相も無い」インタビューより 撮影=島本絵梨佳
ドラマイズム「滅相も無い」インタビューより 撮影=島本絵梨佳

視聴者の感想に驚き「対応力がすごい」

――放送開始後の反響をどのように感じていらっしゃいますか?

津田:ハッシュタグを有効利用してエゴサしましたが(笑)、もう少し戸惑いの意見が多いのかなと思いきや、皆さん意外と普通に受け入れていらっしゃって、対応力がすごいなと思いました。楽しんでくださっていてそれがすごくうれしいですね。

窪田:僕も、もう少し重たい感じに受け止められるのかなと思っていたのですが、編集やオープニング・エンディングの音楽などが、ポップにマイルドに締めてくれる感じがあるので、その影響もあるかもしれませんね。すごく評価が高いと聞いているのでうれしいです。

加藤:良くも悪くもこんな感じだろうと思っていました。例えば撮影方法だと、8人のパートは、背景は映像的ですが見え方は演劇的で、みんな座っていて動かず、カメラも基本的には置いたままだったりしています。逆に、スタジオのパートは、背景は演劇的ですが撮り方は映像的だったりしています。

これは、演劇的な表現方法と映像的な表現方法の接着部分だけをどのように考えるのかといった話だけではなく、物語の根幹である、または着想部分となったベースから兄弟的に発生している手法でもあります。

ですので、見えているものだけで判断しない、目配せの行き届いた感想があるのは、すごいなぁと思いますし、その反対である全く何も分からないという感想もそうですよねぇと思います。

――8人のパートについて、何か裏話があればお聞かせください。

窪田:8人がそろう撮影は限られていたのですが、本当にみんなで頑張ったなという印象でした。天気も怪しく、寒さとの戦いだったのでみんなで暖を取っていたのですが、サウナ小屋を見つけてスイッチを押してみたら温まったので、みんなで声を掛け合って入りました。SNSチームがすかさず撮影していました(笑)。

――8人で集まれたのはたった1日だけだったと伺いました。仲は深まりましたか?

窪田:仲が深まったかどうかは正直分からないですが(笑)、みんなそれぞれに会合を開いてそれぞれの話を始めていく感じがドラマと一緒で、距離感がリアルでしたね。

ドラマの流れでは、中川大志くんから語り始めるのですが、順番が早い人からどんどん撮影が終わっていくんです。僕は一番最後だったので「最後いやだな~」みたいな(笑)。時間も遅くなってきて、それによって喋る感じも変わってくるし、寒くなってきて口も回らないし(笑)。それはそれでまた面白かったですけどね。

――最後に、最終回に向けた見どころと視聴者へのメッセージをお願いします。

加藤:自由に見てもらえればいいなと思います。流し見したければぼーっと見てもいいし、知りたければ知るための行動をすればいいし、映画と演劇が誰にも指図しないように、自分もそうあれればいいなと思います。

津田:いろいろな人が出てくるので、感情移入できるキャラクターが1人ぐらいはいるのではないかなと思います。いろいろな切り口で見られるし、非常に攻めた作品なので、監督がおっしゃったように、さまざまな文脈で楽しんでいただけたらうれしいです。ぜひ楽しんでください。

窪田:一言で表すと“夢”ですかね。僕は子供時代を演じるのですが、衣装なども変えず見た目はそのままなのに中身だけ変わっていくという、その子供に帰る感覚が難しかったので、見どころの一つかと思います。

監督もおっしゃっていましたが、どの概念や定規で小学生になるのか。現に、見た目は大人だけど中身が小学生みたいな人もいるし、その辺りはすごく難しくて、そういう概念みたいなものを壊してくる作品にもなっているのかなと思います。引き続きお楽しみください。

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