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山田杏奈、いつだって自分自身が主人公。【煌めく主人公たち。】

  • 2024.5.21

物語の主人公は自分自身。いつだって自身と向き合う真摯な心が、ストーリーを新章へと導いてくれる。山田杏奈が夢いっぱいに描く、煌めく世界を覗いてみよう。フィガロジャポン6月号に登場した俳優6名のスペシャルインタビューを公開。

Starring Anna Yamada

山田杏奈のタフな魅力を支えるのは「自分の人生は、いつだって私が主人公」という思い。「映画やドラマのヒロインの隣にいる人も、みんな自分の人生の主人公で、フォーカスのされ方が違うだけ。ヒロインの姿にテンプレートはない」。そう語る彼女のポジティブな精神は、ドレスに映えるジュエリーのように磨けば磨くほど光る。スランプに陥った時は「今日はしょうがないからまた明日!」と、心の中の自分が明るく語りかけてくれるそう。ドレス¥400,400、イヤカフ各¥49,500、ネックレス¥753,500(参考価格)、ブレスレット¥361,900、ブーツ¥266,200/以上ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー(ジルサンダージャパン)*「フィガロジャポン」2024年6月号より抜粋

INTERVIEW

山田杏奈には、いつだって人生を自分自身の選択で開拓する強さがある。謙虚に、けれども確かな自信を積み重ねて前進する彼女に、新時代の表現のカタチをみる。

─今回煌めくファッションアイテムを纏っていただきましたが、いかがでしたか。

実は、今日私服で着てきたパンツもビジューがついているのですが、キラキラは年々好きになっているアイテムのひとつ。身につけてると気持ちがあがります。

─撮影では、ミニ山田さんを心の中のもうひとりの自分に見立ててコラージュしました。最近感じている自分の中の心の声を聞かせてください。今日の撮影でも久しぶりの再会があって、そういうことがお仕事の中で増えてきました。生きていると楽しいことばかりではない時もありますが、"また会える人がいる"ってすごく嬉しいですし、心のバランスを保てるひとつのことだなと思っています。

─映画『ゴールデンカムイ』アシㇼパ役がきっかけで、山田さんのことを知る人がさらに増えました。振り返って、新しい世界が広がった感覚はありますか。

『ゴールデンカムイ』のアシㇼパ役は、いろいな人に観たよとか、観るねと言っていただけました。友達や昔から知ってる人に「遠くにいっちゃう気がする」って言ってもらうこともあったのですが、嬉しい反面、勝手に私を遠くに置かないで(笑)という気持ちに。自分の中では、急激に何かが変わったとはそこまで思っていなくて、そう思うのも違うなと思っています。

─辛い時や困難を感じる時は、どのように乗り越えますか。

私自身そこまで思い悩むことはないタイプ。そこを抜けたら何とかなったという経験を重ねて、できるだけ前向きにいられるようにしています。最近、悩んで悶々と考えることがあったのですが、悩んでいる期間は短い方がいいと思って、友達に声をかけて一緒にご飯を食べたり、趣味を増やしてみたりしました。いろいろと考えてもどうにもならない性格だし、意外とすぐ忘れるのは自分がいちばんわかってるからこそ、そういう時は「もう今日はしょうがない」「あんまり考えないようにしよう」と、言葉をかけるようにしています。最近は、悩んでも「いまの私はそういうモードなんでしょ」と、客観的に受け入れて、心の健康が保てる時間が長くなりました。

─フィガロジャポン6月号はロマンティック特集。山田さんにとってのロマンティックって?

いきものがかりさんの「気まぐれロマンティック」という曲が思い浮かびました。ポップでかわいい曲なんですが、ロマンティックってそんなイメージ。カラオケでも歌う大好きな曲です。

─山田さんが考える物語の主人公とはどんな人ですか。

一度挫折して、向き合って強くなる。映画やドラマでは、そういう人が主人公として描かれることが多いかもしれませんが、その隣にいる人たちも自分が真ん中にいる主人公な人生を歩んでいて、フォーカスのされ方が違うだけ。自分が主人公だと思う、それでいいのかなと思います。テンプレートに当てはめたら私自身も主人公タイプではありません。だけど、自分の人生なんだから私が主人公に決まってるじゃん!って思って生きてます。そう、自分に言い聞かせて納得させてるってところもあるのかもしれません。

─これから30代、40代へと年齢を重ねる中で、大切にしたい思いや価値観はありますか。

芝居をしている時、仕事に対しては精一杯やっていますと胸を張って言えます。そうでないと役に選んでいただいた方々に失礼だと思うので。けれど、時々こういったインタビューでパーソナルな部分を聞かれた時、ひとりの人間として、私は私のことをしっかり理解して、未来のことを考えられてるのかなと思うことがあるんです。私個人として何を考えて生きているのか、そういったところをしっかりと持てる人間になりたいです。私自身そういう人を尊敬しているので、自分の人生に責任を持ち続けたいと思っています。

山田杏奈

2001年生まれ、埼玉県出身。11年デビュー。映画『ゴールデンカムイ』(24年)のアシㇼパ役が大きな話題となる。続編作品となるWOWOW「連続ドラマW ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-」が今秋配信予定。

⚫️問い合わせ先:

ジルサンダージャパン0120-919-256

www.jilsander.com

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