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踊りながらでも食べられる!?「ふろしきおにぎり」で簡単エネルギー補給/午前7時の朝ごはん研究所④

  • 2024.5.20
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『午前7時の朝ごはん研究所』(小田真規子:著、スケラッコ:絵・マンガ/ポプラ社)第4回【全5回】 最近朝ごはんを抜きがちな62歳のテツロー。ある日見慣れない「喫茶きつね」という喫茶店を発見するが、そこはなんと「朝ごはん研究所」だった――。本書『午前7時の朝ごはん研究所』は、残りの人生の「全朝食」が確実においしくラクになるレシピと新常識を掲載。料理本を100冊以上出版し、料理レシピ本大賞4回入賞の小田真規子さんによる再現性の高いレシピと調理知識が学べます。読めば朝起きるのが楽しみになり、レパートリーが増えまくる!

ダ・ヴィンチWeb
『午前7時の朝ごはん研究所』(小田真規子:著、スケラッコ:絵・マンガ/ポプラ社)

食べられるまで5分

材料

レタス…1枚 ハム…2枚 のり(全形)…1枚 ごはん…120g マヨネーズ…適量

作り方

①レタスは10㎝角にぎゅっと折りたたむ。ハムは半分に切るか折る。

②のりの中央にごはんをのせ、マヨネーズをかけ、①を重ねる。

③下、左右、上と順番に包む。

梅しそにぎり

青じそ、塩昆布、梅干し(ちぎる)

古きよきレトロおにぎり。塩昆布の風味と梅干しの強い塩気で、田舎のおばあちゃんのおにぎりみたいな懐かしさ。具が少ないので、アップ&ダウンが激しくても片手で食べやすい。

明太チーズにぎり

スライスチーズ、明太子(ちぎる)

王道にぎり。明太子の魚卵らしいクセを、チーズの脂肪分がまろやかにしてくれる。ペタッとしているので、くるくる回っても遠心力で具が飛ばない。

大将のひとりごと おにぎりにしづらい混ぜごはんなんかも、これやったら包みこめる。具材はなるべく細かめ、やわらかめにしたほうが、食べやすくて踊りやすいで。

食べられるまで5分

かにマヨにぎり

かにかま(ほぐす)、きゅうり(せん切り)、マヨネーズ

若さを感じるネオにぎり。かにかまとマヨがごはんにぴったりマッチする。少しおいてから食べると、きゅうりの水分でのりがやわらかくなるので、速いステップを踏みながらでも噛み切りやすい。

納豆にぎり

納豆、サラダ菜

お茶碗を汚さずに納豆ごはんが食べられる! の感動にぎり。のりが重なる側に納豆がいるので、手厚くカバーされてはみ出しにくい。納豆の粒が大きく量が多い場合は、集中力が必要だが、そこは細やかな指さばきで乗り越えよう。

まるごとゆで卵にぎり

塩ゆで卵(P122)、のりつくだ煮、マヨネーズ

ごろっと塩ゆで卵が丸ごと入った、大胆にぎり。のりつくだ煮とマヨのコク、卵の黄身がとろけてくるのが最高に濃厚。おいしすぎて腰がシャラシャラ揺れても大丈夫。

目玉焼き紅しょうがにぎり

目玉焼き、紅しょうが

あっと驚く新鮮にぎり。これは、紅しょうがを常備したくなる。味つけは中濃ソースだと焼きそばっぽくなるし、マヨネーズとしょうゆでも。アラベスクしながらでも。

おかかちくわにぎり

ちくわ(斜め薄切り)、削り節、かいわれ、しょうゆ

心落ち着くおにぎり。おかかの「知ってる」感、ちくわの食感にしみじみする。しょうゆがしみたごはんのふるさと感よ。水分が少なめなので、激しいターンにもたぶん耐えうる。

Data 前日の残り物のから揚げ、しょうが焼きなどを包むと、脂質が多いので腹持ちもよく、タンパク質もとれる

ダンスあるある 家族だけに見せる変なダンスがある。

※以下は、上記ページのテキスト部分の抜粋になります。

ごはんがおいしく炊ける水の温度は?

「朝は米派」の方にとってごはんのおいしさは重要な議題。 そこで、水温という観点から、米を炊き比べてみた。

材料

米…2合(360㎖) 水…360㎖

作り方

米を研ぐ

①米をはかってざるに入れる。ボウルに水をはり、ざるごと米をひたしてすぐに引き上げる。水は捨てる。

②ボウルに再び水を入れ、米をひたす。両手でやさしく20回こすりあわせ、濁った水を捨てる。これをもう一回繰り返す。

吸水させる

③水気をきり、ざるのまま30分おく。

炊く

➃炊飯器の内釜に米を入れ、水を加えて炊く。

A 常温

甘みがあって、もっちりしている。スプーンで食べると米粒がぜんぶくっついてくる感じ。舌の上にのせると、すでに米がくっついてつぶれている。

B 常温+氷3個

米の香りがふわっと心地よく、粒がAより立っている。甘みもあるが、食感が際立っている感じ。つややかさもある。

C 冷蔵庫に入れておいた冷水

米がしっかり粒立っていて、噛みごたえがある。口の中に入れるとほろほろとほどけていき、パラッとした感じ。噛むとじんわり甘みが出てくる。

結果 C=5℃で炊くとおいしい

正直、米派にとってはいずれにも魅力があり、選択に悩んだ。しかし、当研究所では、朝からしっかり咀嚼できるCを選ぶことにした。ハリがありつつふっくらとしていて、噛むほどに甘い。おにぎりにしたときに米同士がベタッとくっつきすぎないのも朝に向いている。ただ、Bもかなりおいしく、人によってはBのほうが食べやすいという声もあった。そもそもなぜ水が冷たいとおいしいのか? まず、米のでんぷんが糖分になる温度が80℃とされているのだが、水が5℃だと、80℃になるまでに時間がかかる。ゆっくりと温度が上がっていくと甘みが引き出される。逆に、水がぬるいとでんぷんが溶け出た水で炊き上げることになるため、粘り気が出てしまうのだ。

ごはんあるある(食いしんぼうの場合) 小分けにして冷凍するつもりだったのに、炊いたやつぜんぶ食べちゃう。

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