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泥棒に狙われているかも…銀行通帳の絶対NGな保管場所3選

  • 2024.5.20

あなたが今、通帳を保管しているその場所、もしかしたら泥棒に狙われているかもしれません。

「目立つ場所」「鍵をかけない、かからない場所」「他人と共有する場所」のいずれかに当てはまるなら、即、別の場所に移すのをおすすめします。

今回は、ファイナンシャルプランナーの筆者が、泥棒に狙われやすい「通帳の絶対NGな保管場所」を3つ紹介。通帳を保管する時の注意点についても解説します。

■NGな保管場所1:仏壇や神棚の中

通帳のNGな保管場所の1つ目が「仏壇や神棚の中」です。

高齢者には通帳などの貴重品を仏壇や神棚に保管する人が多くいます。泥棒はそのことを熟知しており、高齢者の家ではまず仏壇や神棚を漁ると言われているので、仏壇や神棚に通帳を保管している場合はすぐ別の場所に移動しましょう。家族が保管していた場合は、理由を話して移してもらうよう働きかけるのをおすすめします。

■NGな保管場所2:鍵がついていない収納家具

「鍵がついていない収納家具」に通帳を保管するのもNGです。

たとえば、こんな場所に通帳を保管していないでしょうか?

・たんすや衣装ケースの引き出し ・クローゼットの奥 ・食器棚の引き出し ・本棚 ・靴箱

泥棒にとっては、通帳を見つけやすく、盗むのも簡単な場所であるうえ、鍵を突破する必要がないため、短時間で犯行に及ぶことができます。

泥棒を警戒して、本の中など本人でも忘れてしまいそうな場所に通帳を保管する人もいますが、そのような場所でさえ簡単に見つけ出され、盗まれてしまうのは珍しくありません。

■NGな保管場所3:鍵がついていない箱

薬箱や化粧品ケースなどの「鍵がついていない箱」も泥棒が通帳を見つけやすい場所です。特に、透明な箱は絶対NGです。

通帳を入れるなら、金庫以外の箱は基本的に避けた方が良いでしょう。わかりやすく置いてあるならなおのこと、箱ごと泥棒に盗まれる可能性が高いです。

■通帳を保管する時は銀行印とは別の場所に

以上のことをご理解いただいた上で、通帳を保管する時の注意点をお伝えします。

通帳と銀行印は必ず別の場所に保管しましょう。通帳と銀行印を銀行窓口に持参すれば、それが盗品でも口座からお金を引き出すことができるためです。

近年は、窓口で口座からお金を引き出す際のルールが厳格化されており、一定額以上の引き出しについては本人確認書類の提示などが必要になっています。そのため、仮に印鑑と通帳が同時に盗まれたとしても、被害額が膨れ上がる可能性は薄いでしょう。

ただ、数万円程度の少額の引き出しだと本人確認書類の提示が不要なケースもあり、被害をゼロにできるとは限らないため、別々に保管するのを鉄則にしましょう。また、金庫や鍵つきの引き出しであれば、鍵を突破するのに時間がかかるため、泥棒は意外と手を出しにくくなります。

■いっそ通帳レス口座に切り替えるのも一手

通帳を盗まれないようにするためには、物理的に通帳が存在しない状態を作り上げるのも効果的です。紙の通帳を発行しない代わりに、インターネットやアプリで残高を確認できるいわゆる「通帳レス口座」に切り替えてみましょう。

銀行によっては「デジタル通帳」「Web通帳」という名称を用いていることもあります。既に口座を持っている場合でも、希望すれば通帳レスに切り替えてくれる金融機関が大半なので、一度相談してみるのをおすすめします。

文・荒井美亜(金融ライター/ファイナンシャル・プランナー)
立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。日本FP協会の消費者向けイベントにも講師として登壇経験あり。

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