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巧みな戦法で警察サイドを揺るがせた長谷川博己“明墨”…意外な人物の再登場で新たな展開へ<アンチヒーロー>

  • 2024.5.19
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「アンチヒーロー」第5話より (C)TBS
「アンチヒーロー」第5話より (C)TBS

【写真】前任の弁護士・宇野(和田聰宏)に交換条件を提示して取り込むことに成功した明墨(長谷川博己)

長谷川博己主演の日曜劇場「アンチヒーロー」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の第5話「Episode5 -因縁-」が5月12日に放送された。同ドラマは、長谷川が7年ぶりに日曜劇場で主演を務める、日本の司法組織を舞台とした“逆転パラドックスエンターテインメント”。「正義の反対は、本当に悪なのだろうか」ということを視聴者に問い掛け、スピーディーな展開で次々と常識を覆していく。第5話は、弁護士・明墨(長谷川)の過去などが明らかになり、点と点がつながり線となっていく。(以下、ネタバレを含みます)

“アンチ”な弁護士を演じる長谷川博己をはじめ個性派俳優が集結

長谷川は「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士を演じ、主人公と同じ法律事務所で働く同僚弁護士役で北村匠海と堀田真由、パラリーガル役で大島優子、東京地方検察庁の検察官役で木村佳乃、検事正役で野村萬斎が出演。

さらに、7作目の日曜劇場出演となる相島一之、「小さな巨人」(2017年)にて長谷川と共演歴のある神野三鈴の他、小松利昌、近藤公園、松角洋平、馬渕英里何、宮尾俊太郎、山本浩司、吉永秀平が出演。

また、林泰文、安藤彰則、井上肇、内村遥、河内大和、迫田孝也、須田邦裕、砂田桃子、高木勝也、谷田歩、珠城りょう、馬場徹、和田聰宏、渡辺邦斗が「VIVANT」(2023年)以来の日曜劇場出演となる。

ほか、近藤華、山下幸輝、渡邊圭祐、沢村玲、十文字陽菜、田中真琴、搗宮姫奈、諸星すみれといった若手俳優陣や、各方面で活躍中の朝夏まなと、一ノ瀬ワタル、s**t kingz・小栗基裕、田島亮、浪川大輔、早見あかり、前原瑞樹、水野勝が日曜劇場に初出演。

連続不同意性交被害事件を機に“真実”が動き出す

検事正の伊達原(野村萬斎)が、明墨(長谷川博己)を料亭に呼び出した。今は弁護士だがかつては検事だった明墨。伊達原の言動から検事時代は親交が深かったと思われるが、今の明墨は仲良し芝居に付き合うつもりは全くない。

現に、伊達原から酒をすすめられても、コップを逆さに置き受けることを断固拒否。すると伊達原は、明墨が担当している千葉で起きた連続不同意性交事件や、糸井一家殺人事件で死刑囚になった志水裕策(緒方直人)に接見したことに触れて、「冤罪を晴らす正義のヒーローのつもりかな。老婆心ながら伝えさせてもらうよ。全てが思い通りになると思うなよ」と脅しとも取れるすごみのある口調で伝えた。

まさに真っ向勝負。伊達原も本気を出してくることがその言葉と表情から感じることができた。

利用する側、される側、真実を知るために手を組むことに

連続不同意性交事件、そして12年前の糸井一家殺人事件。この二つの事件には共通点がある。それは事件が起きたのが千葉県だということ。そして、刑事部長の倉田功(藤木直人)が担当者であること。

倉田の娘である紫ノ宮(堀田真由)は、明墨の法律事務所で働いている。明墨が倉田の娘である自分を利用していると分かり、紫ノ宮も逆にそれを利用しようと考えた。

明墨は紫ノ宮に“利用している”ことをあっさりと認めた上で、「君が知りたいことと私が知りたいこと、それは同じ線の上にあるんじゃないのかな?」と、紫ノ宮が父・倉田に関する真実を知りたいという気持ちに訴え、手を組むことを申し出た。

弁護側、被害者、警察の三者の間にヒビを入れることに成功

明墨は、今回の事件の前任の弁護士・宇野(和田聰宏)が千葉県警に言われて3件目の被害をでっち上げたという仮説を立て、宇野に交換条件を用いて取り込んだ。そして、3人目の被害者・仙道(早見あかり)が、元々は被告・来栖(渡邊圭祐)のストーカーだったことが分かっているので、宇野弁護士が全てを白状したと伝えて、弁護側へと取り込むことに成功した。

紫ノ宮が父・倉田に直接問い詰め、「お前は何か勘違いしている」と否定されたものの、明墨は弁護側・宇野、被害者・仙道、警察・倉田の三者の間にヒビが入ったと確信し、第二回公判で一気に崩しにかかった。

裏の裏をかく戦法で、最終的には傍聴席で見ていた倉田を追い詰めることに成功。警察による事件のねつ造発覚ということで明墨は記者会見を開き、過去に遡って警察の不正を追求すると派手に宣戦布告した。

倉田は国家公務員法違反の罪で逮捕。これは伊達原が裏から手を回し、トカゲの尻尾切りのように被害を最小限に食い止めた形となった。

事が大きく動いたが、緋山の再登場で新たな展開へ

一気に事が進んだような気がしたが、ラストのシーンで明墨に「例のものは手に入りそうですか?」と言われ、「はい」と答えた男がいた。それは、町工場の事件で殺人罪に問われながらも明墨が無罪とした緋山(岩田剛典)だった。

意外すぎる人物の再登場に、視聴者の「どういうつながりなの?」「最初の事件も千葉の事件と関係があるの?」といった驚きの声がSNSに多く見られた。

明墨が担当している事件は、一見、関連なさそうに思われてきたが、実は全てがつながっているのかもしれない。19日(日)放送の第6話でも視聴者を驚かしてくれる展開がありそうな気がする。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

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