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死んでやろう…極限まで追いつめられていくモラハラの実態

  • 2024.5.18

皆さんは、モラハラの実態についてどのくらい知っていますか?そんな人と最初から結婚しなければいい、モラハラされていると思ったらすぐに離婚すればいい。そんな風に考えている人はいませんか?実際のモラハラ被害者はどんなことに苦しんでいるのでしょうか。その実態を知ることで、モラハラ被害者を理解し、救えることができるかもしれません。今回ご紹介する作品は、モラハラ被害に苦しんだある女性の作品です。『モラハラ夫から逃げてきた』をご紹介します。

そんな人じゃなかったはずなのに…

主人公はいわゆる機能全家庭で育ちました。アルコール依存症の父親に愛情を注がれた記憶はないと言います。そんな主人公は、自分のことを大切にしてくれる人と出会い、結婚をします。

幸せだったはずの主人公…。ですが、結婚生活を送る中で夫は人が変わってしまったのか、本性が現れたのか…全くと言っていい人の別人になってしまったのでした。一体何があったのでしょうか。

支配欲が強くなっていく夫に追い詰められる…

主人公の夫は付き合っているころから、心配症だったと言います。しかし主人公はその気持ちがとてもうれしく、愛されていると実感できていました。そのままの優しい心配症の夫ならどんなによかったでしょうか…。

だんだんと、執着心から支配欲に変わっていった夫。物に当たったり、繰り返しお前が悪いと暴言を吐き、主人公を追い詰めていきます。嫌なら言い返せばいい、家を出ればいい。そう思う人がいるかもしれませんが、マインドコントロールとはとても恐ろしいものです。お前が悪いと言われ続けると、本当に自分のせいだ思うようになってしまいます…。

こうして主人公のようなモラハラ被害者は誰かに相談をすることもなかなかできず、ふさぎ込んでしまうのです。主人公のように義実家との関係が良好だと余計に心配をかけさせないように、気を使ってしまうのかもしれないですよね…。

死を踏みとどまったのは子どもたちがいたから

何度も死のうかと思うほど追い詰められていた主人公。彼女を救ったのは子どもたちの存在でした。苦しむ母親の姿を子どもながらに心配し、助けようとする姿に胸が熱くなりますよね。

時に、モラハラの被害は子どもたちに及ぶことがあります。そして、直接被害を受けていなくても、精神的苦痛を感じることもあるはずです。皆さんとわが子の心身の安全を第一に考え、一人で抱え込まないようにしてください。

行政機関には母子をかくまうシェルターもあります。まずは、相談をしてほしいと思います。皆さんの健康と笑顔のために、手を差し伸べてくれる人たちはたくさんいるということを忘れないください。

原案:はぴはろ

イラスト:西谷まみ

著者:ゆずプー

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