1. トップ
  2. ファッション
  3. 鈴鹿央士が引き寄せる、新しい未来。【煌めく主人公たち。】

鈴鹿央士が引き寄せる、新しい未来。【煌めく主人公たち。】

  • 2024.5.23

物語の主人公は自分自身。いつだって自身と向き合う真摯な心が、ストーリーを新章へと導いてくれる。鈴鹿央士が夢いっぱいに描く、煌めく世界を覗いてみよう。フィガロジャポン6月号に登場した俳優6名のスペシャルインタビューを公開。

Starring Ouji Suzuka

鈴鹿央士が纏うのは、ミニマルなバングルが放つ一筋の煌めき。キャンドルの灯火のように、大袈裟ではないけれどシンプルな繊細さにロマンティシズムを感じると彼は言う。デビューから大切にするのは「わからないことを素直に表現する」。「それは決してマイナスなことではなく、楽しみながら前に進むために必要なこと」と、シンプルな美学が彼を新しい世界へと導く。トップ¥286,000、パンツ¥214,500、ベルト¥97,900、バングル(上から2本セット)¥159,500、バングル(下)¥71,500、ブーツ¥198,000/以上サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ(サンローラン クライアントサービス)*「フィガロジャポン」2024年6月号より抜粋

INTERVIEW

デビュー作の映画『蜂蜜と遠雷』から、自分自身の居場所をさらに大きなものにしている俳優の鈴鹿央士。どんな場所でも明るい未来を引き寄せる、おまじないの言葉とは?

─今回煌めくファッションアイテムを纏っていただきましたが、いかがでしたか。

サンローランのブレスレットは、あえてゴールドとシルバーを組み合わせた重ねづけが、エレガントでかっこいいと思いました。少しデザインのあるシルエットが個性も加えてくれます。アクセサリーは普段から身につけるものなので、馴染んでいく過程も楽しみたいです。

240517_fgr_so.gif

─フィガロジャポン6月号はロマンティック特集。鈴鹿さんにとってのロマンティックって?

昼より夜、色はオレンジなイメージです。それでいうと先日、いただいた卓上暖炉とキャンドルの灯火で、台本を読みながら夜を過ごしたことがあったのですが、それはひとりロマンティック(笑)だった気がします。揺れる炎を見ながらレコードでジャズを流して、なんだか落ち着くロマンティック時間でした。

─俳優デビュー作となった映画『蜂蜜と遠雷』から、表現や活躍の場所がますます広がっていますが、これからチャレンジしてみたいことはありますか。

いろいろな作品や役をやってみたいです。ひとり旅をしたりとか、海外で少しお仕事をしたりして、もっと外に、世界に出て行きたいと思いました。今年初めてパリコレに参加したのですが、世界で活躍するハリウッドスターの方々にたくさんの歓声が上がる中、僕を知ってくださっている方はいないだろうな、なんて思っていたら、ちょっとだけ「ワー!」って言ってくださる方たちがいて写真を撮ったんです。そうしたら僕のことを知ってくださっていたようで、パリにもそういった方々がいるんだと思うとすごく嬉しくなりました。いまは、いろんな媒体や配信コンテンツがあるので、世界に届けられる方法がたくさんある。世界を見たいと思う気持ちが強くなっています。

─年齢を重ねても変わらずに大切にしたいのはどんな気持ちですか。

好きなものを素直に好きって言える気持ち。楽しいとか、こういうのがいいとか、これは好きだなとか。自分が何に興味があって、何が好きなのか、僕自身の原動力になるこういった気持ちは大切にしたいです。そこに嘘をついていると、本当に楽しかったことも楽しくなくなってしまうと思うので。

─物語のヒーローと聞いて、思い描く像は?

父ですね。どういうお父さんになりたいですかと聞かれたら、僕は父みたいになりたいと多分答えますし、上京してからは父のような要素を持った大人になりたいと、より思うようになりました。4人家族なんですが父を含めた家族は、僕にとってヒーローみたいに影響を与えてくれる存在。母からは「なんとかる」って言葉を幼い頃からかけられていました。過程はもちろん頑張らなきゃいけないけど、最後の最後はプラスになると言う意味が込められている言葉。僕と母はすごく相性がいいみたいで、占いだと母のサポートナンバーが僕の持ってる数字みたいなんです。そういう存在が近くにいるとやっぱり心強いですよね。

鈴鹿央士

2000年生まれ、岡山県出身。「メンズノンノ」専属モデル。19年に俳優としてデビュー。映画『蜜蜂と遠雷』(19年)で、第43回日本アカデミー賞新人俳優賞など多数の賞を受賞。以後、話題作への出演が続いている。

⚫️問い合わせ先:

サンローラン クライアントサービス

0120-95-2746

www.ysl.com/ja-jp

 

元記事で読む
の記事をもっとみる