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女性の《となり》に座る男性問題…「恐怖で硬直した」リアルな体験談も “座るな”と言われる男性たちの思いとは

  • 2024.5.17
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男性たちからの反論はあるものの

電車内の座席のイメージ
電車内の座席のイメージ

2024年4月、X(旧ツイッター)でとある女性ユーザーが「電車でわざわざ隣の席に座ってくる男キモい」という趣旨の投稿をし、賛否両論が寄せられ“炎上”する事態となりました。男性ユーザーたちからは「空いている席はどこでも座る権利がある」といった反論が出ましたが、女性たちはさらに赤裸々な心情と「隣に座られたくない」というホンネを突きつけました。

事の発端は同月中旬、とある女性アカウントが特急列車の自由席に乗車中、ほかにも空席がある状況で自分の隣に男性客が座ってきたことをXに報告。現場を撮影した画像とともに「本当に男キモい」とつぶやいたことで、多数のユーザーを巻き込む“大論争”に発展しました。

この騒動について伝えるYahoo!ニュースの記事にも3500件以上のコメントが寄せられており、X同様、匿名のインターネット上だからこそ触れられるといっても過言ではない女性たちのリアルな“本音”が垣間見られます。

「特急の指定席で、隣が男性だとガッカリします」「ボックス席の隣に男性が座ってきて、恐怖で硬直しました」「触れたくないから隅に寄っているのに、わざわざ近付いてくるので、げんなり」「通勤の路線バスで必ず私の隣に座る男性。もう本当に気持ち悪くて……」

実際の体験談などを明かしつつ、Xの女性ユーザーの投稿に少なからぬ“賛同”を寄せる声が相次ぎました。

“彼女たち”が経験したつらい過去とは?

電車内の座席のイメージ
電車内の座席のイメージ

彼女たちの体験は多くの場合、当人たちにとって苦痛だったであろうことは想像に難くありません。

隣が男性だとガッカリ、と書き込んだ女性は、「男性は(座席の)間のひじ掛けに腕を置く人が多いので。こちらは細身なのに、かなり端に寄って座るしかない状況。ひじ掛けは座席間の仕切りであって、ひじを置く場所ではないのではないでしょうか」。

ボックス席で硬直したという女性は、「始発の電車のため車内には自分だけ。男性は次の駅で乗ってきて、私の隣に座りました。窓越しに、男性がジッと凝視していることに気付き恐怖しましたが、通路側に座られているので逃げられませんでした」。

また、わざわざ近付いてくるのでげんなり、とした女性も、「女性の横はスペースが広いからか隣に座ってくる男性は多くいます。こちらは触れたくないから隅に寄っているのに(男性は気づかずさらに寄ってくる)」。

路線バスでの状況も訴えた女性は、「カーブの揺れで明らかにこちらへ倒れてくるし、私の横に立って指で私の腕をすりすりしてくることもありました」と、実際に体に触れられるといった行為を受けたことを明かしています。

このように、痴漢などの犯罪行為を含むイヤな体験がある女性が少なくないからこそ、予防的措置として「男性はわざわざ女性の隣に座らないでほしい」との意見が女性ユーザーたちの主調となっているようです。

それでもなお残る「差別的」という問題

一方で、ただ男性であるというだけで、またたまたま女性の隣に座ったというだけで「キモい」「ガッカリ」「げんなりする」などの言葉を向けられる男性ユーザーたち側から、強い反発の声が挙がっているのもまた事実です。

「大多数の男性は性犯罪者でも何でもない。男性という属性だけをもって、なぜそこまで差別されなければならないのか」

「『女性は皆パパ活しているんだろう』『女性だから流行スイーツはSNS映えする写真だけ撮って食べずに捨てるんだろう』『女性は感情的にしか話せずすぐヒステリーを起こす』――。そんな風に言われて差別だと感じないのか?はいそうです、と納得できるのか?」

などと主張しています。

生まれた場所や性別、肌の色など変えられない属性を理由に不当な扱い、不均等の待遇を取ることは一般的に「差別である」と理解されますが、今回のケースに関しては「男性が我慢するしかない」といった声も聞こえてきます。

(LASISA編集部)

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