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【世界の不思議】世界最古!トルコの世界遺産「ギョベクリテペ」の4つの謎とは?

  • 2024.5.17
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2018年に世界遺産に登録されたトルコの「ギョベクリテペ」は、世界最古の遺跡として注目を集めています。最も古いものは今から1万2,000年前に建造されたことがわかっており、これは文明発祥の地とされるメソポタミア地域の文明よりも7,000年も古いことになります。さらに世界最古の頭蓋崇拝が行われていたと考えられているのです。今回は、そんなギョベクリテペで判明していることのほか、いまだに明らかになっていない謎に迫ります。

ギョベクリテペとは?

ギョベクリテペは、トルコ南東部にあるシャンルウルファから北東へ約18km、オレンジク村の近くの丘の上にある遺跡です。1963年にアメリカのシカゴ大学チームとトルコのイスタンブール大学チームが共同で行った調査により発見されました。

しかし、丘の中腹から石灰石のブロックが見つかったことから、当時は重要な遺跡と認識されず、墓地だと考えられていました。

その後、1995年から2006年にかけて、ドイツ考古学研究所が本格的な発掘調査を開始。すると4つの層が発見され、一番上の層は農業を行っていた地表ですが、残りの3層は下の層に向かうほど古く、紀元前8,000〜1万年のものだと発覚しました。

今からおよそ1万2,000年前につくられた世界最古の遺跡

ギョベクリテペは放射性炭素年代測定による調査の結果、最も古い遺跡は、今から1万2,000年前に建造されていることがわかりました。

あまりに古くてわかりづらいですよね。ギョベクリテペは、ピラミッドよりもなんと7,000年古いのです! この頃、日本は縄文時代です。

また、遺跡にそびえるT字型の石柱は、円形に配置されており、埋められたり、新しい建物がつくられたりを繰り返し、最終的に紀元前8,000年ごろに放棄されたこともわかっています。

ここからは、そんなギョベクリテペの4つの謎に迫ります。

ギョベクリテペの4つの謎

定説が覆される可能性がある遺跡

ギョベクリテペは、T字型の巨大な石柱を円形とした世界最古の神殿と考えられています。

高さ約5mの石柱には、キツネやヘビ、イノシシといった動物が刻まれているほか、火打石の道具、石のビーズや器、小さな置物なども発見されているのです。

しかし、ギョベクリテペの周辺から居住跡や集落の跡が見つかっていないことから、農耕の開始により人々が定住した後、町に発展し、宗教指導者が現れ神殿が建てられるという、これまでの定説が覆されます。

この定説とは逆に、狩猟採集生活を送っていた人たちが、ギョベクリテペなどの宗教の中心地に集まり、定住生活へ移行した可能性があるのです。

完成後に埋められている

©️Mitzo / Shutterstock.com

ギョベクリテペの石柱の重さは40〜60tにもおよびます。

狩猟採集民が火打ち石を使い、このような巨大建造物を築いたのなら、かなりの歳月がかかり、多くの人手が必要だったはずです。

そんな多大な労力を注いで築いた巨大建造物を、なぜ完成後に大量の石や砂を使って意図的に埋めたのでしょうか……? 謎は深まるばかりです。

幾何学の知識が使われている

イスラエルの考古学者による最新の研究によると、ギョベクリテペの建造には幾何学の知識が使われたことがわかっています。

ギョベクリテペの最も古い建造物には、建築計画の基礎となる、正三角形を含んだ隠れた幾何学模様があることが発覚したのです。

これにより、石柱を用いた円形の3つの建造物が、ひとつの建造物として設計・建設された可能性が出てきました。

しかし、幾何学は紀元前300年ごろ、ユークリッドが集大成したといわれています。その何千年も前に、幾何学の原理を建設計画に適用していたとは、驚きですよね。

世界最古の頭蓋信仰が行われていた?

ギョベクリテペで発見された3つの頭蓋骨の破片には、直線状の深い溝が刻まれていることから、人間の頭蓋骨をまつる、世界最古の頭蓋信仰が行われていたのではないかと考えられています。

しかし、この頭蓋骨は誰のものなのか、どのような意味があったのか謎のままです。

とはいえ、発掘は全体の5%程度しか進んでいないそうなので、今後、研究や発掘が進み、真実が明らかになる日が来ることを願っています。

観光スポットとして人気を集めているギョベクリテペ

多くの謎が残るギョベクリテペは、世界中の観光客が集まる人気のスポットになっています。2018年に世界遺産に登録されて以来、整備が進み、遺跡の入り口にはビジターセンターやカフェ、ミュージアムショップも!

遺跡は全4つのセクションに分かれており、周囲をぐるりと一周することが可能です。

©️PR TIMES

また、ギョベクリテペから南東へ約30kmの遺跡「カラハンテペ」では、この時代において最大である高さ2.45mの人間の彫像が発掘されています。こちらも発掘を行っている最中ですが、見学できます。ぜひあわせて訪れたいですね。

さらに、1987年に世界遺産に登録された、トルコ東部のアナトリア高原にある標高2,150mの「ネムルト山」も時間があったら訪れたいスポット。

山頂には、およそ2,000年前に築かれた古代コンマゲネ王国の王・アンティオコス1世の直径150m、高さ50mの円錐形をしたピラミッドが残っています。東西のテラスには頭が崩れ胴体のみになった巨大な石像が並んでいて圧巻です。

なお、いずれの遺跡も個人でレンタカーを借りて訪れることができますが、安全のためにも現地ツアーを利用して訪れることをおすすめします。

ギョベクリテペ

住所:Örencik, 63290 Haliliye/Şanlıurfa Türkiye

[参考]

人類最古の遺跡でまたもや大発見 人類史の定説を覆してきたギョベクリテペとは|Forbes Japan

世界最古の聖地で頭蓋骨を崇めた証拠見つかる|ナショナルジオグラフィック

人類最古の聖地|ナショナルジオグラフィック

世界最古の遺跡の一つギョベクリテペとカラハンテペで顔料が施された等身大の猪像と先史時代最大の人間の彫像を発見|PR TIMES

世界遺産|TBS

ターキッシュエア&トラベル

Hidden geometric patterns discovered at Turkey’s Göbeklitepe site|DAILY SABAH

Şanlıurfa Göbeklitepe|TURKISH MUSEUMS

GÖBEKLİTEPE ARCHAEOLOGICAL SITE

T.C. HALİLİYE KAYMAKAMLIĞI

[Photos by Shutterstock.com]

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