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「米も肉も魚も美味しすぎる…」日本中を巡った温泉ソムリエを虜にした【新潟の絶品旅館】

  • 2024.5.16
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某人気バラエティ番組で「日帰り温泉の世界」を紹介するなど、温泉への深い愛と知識を持つ温泉ソムリエの小松歩さん。日本全国津々浦々の温泉を巡った小松さんが、記憶に残る〝料理が絶品!〟な温泉宿を教えてくれました。お食事目的で訪れるという方も少なくない、とっておきのお宿です。

今回紹介するのは【料理が絶品の温泉宿】

温泉旅行は美味しいお料理を上げ膳据え膳でいただけるのも醍醐味!大型旅館やホテルではお料理が作り置きの場合もあり、冷めていてガッカリした経験ありませんか?水よし、米よし、お酒よしで、海の幸、山の幸も美味しくいただける、そんなお宿をご紹介します。

【瀬波温泉 大和屋旅館】(新潟県)

100年以上の歴史を誇る、瀬波温泉開湯の宿。石油のようなアブラ臭の漂うお湯は好みが分かれますが、温泉ツウに好まれます。泉質はナトリウム-塩化物泉と、塩分の濃い泉質で保湿と保温効果抜群。席についてから一品一品料理して提供してくれる夕食は、コース式でできたてを食べられます。米どころなので白米も美味しく、海が近い立地のため魚介類も豊富。酪農も盛んなので村上牛ステーキなどすべてが美味しい印象。瀬波温泉は夕景100選にも選ばれている絶景なので、夕陽が落ちるのを観に行くのもオススメです。

瀬波温泉は石油掘削中に熱湯が噴出したのが始まりで、明治37年の開湯当初から営業しているという大和屋旅館。豊富な湯量で源泉の温度はなんと95℃という熱さが自慢。24時間入浴できます。

鮭の町として知られる村上ですが、日本海が目の前というロケーションで、地元で水揚げされたイキのいい地魚の刺身や朝食に提供される干物など鮭以外の魚も最高!

全て板前さんの手作りという心のこもった夕食は男性客も満足できるボリューム。朝食も夕食も部屋食なので、ゆっくりくつろいでいただけます。

地元で採れた山菜の女王とも呼ばれるコシアブラの天ぷらや、新潟北部で水揚げの多い柳カレイの天ぷらなど、ふんわりサクサクとしていて超絶品。

お櫃で運ばれる岩船産のコシヒカリのご飯はその美味しさから残さず食べきる方が多いそう。丁寧に引かれた出汁が素晴らしく、季節によってはカニ一杯付のプランなども選べます。

【大和屋旅館】
新潟県村上市瀬波温泉2-5-28
☎0254-53-2175
一泊二食付き(税・サービス料込):¥12,980〜/1名
アクセス:JR羽越本線村上駅下車タクシーで7分
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温泉ソムリエの考える【体にいい温泉】とは?

私の考える体にいい温泉は「鮮度の良い温泉」で、それは「源泉かけ流し」がほとんどです。
湧きだした温泉をそのまま循環させずに使っているのが「源泉かけ流し」の温泉。湧き出し続ける温泉は鮮度がよく、温泉の鮮度が効果効能に繋がります。天然温泉と書かれていても源泉が少ないと循環ろ過してお湯を使うことになり、循環しているうちにお湯が酸化して劣化し鮮度が落ちて、お湯の個性が発揮されなくなってしまうのです。特に硫黄ガス、炭酸泉は抜けやすいですね。

自分自身も湯治を経験しているので、いかに体に効く温泉か鮮度の良い温泉かにこだわって選んでいます。源泉かけ流しは天然温泉の2~3割。大浴場も気持ちいいのですが、湯船が広いぶんお湯の鮮度が失われやすく循環濾過が必要になることも多いので、温泉を選ぶ際にはお湯の鮮度も意識してみてください。

教えてくれたのは……温泉ソムリエ・小松 歩さん

温泉ソムリエ/マスター★、温泉入浴指導員、温泉観光実践士。交通事故で頚椎骨折し、後遺症のリハビリでの湯治体験を通し、温泉に目覚める。現在、総入湯数は2,400以上。に出演し、ここでも熱く温泉愛を語る。

取材/菊池真理子

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