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初対面の私に「ババくさい」と言った義妹→20年後、義妹が顔を真っ赤にして逃げたワケとは?

  • 2024.5.16

結婚が決まり、彼の妹に初めて会ったときの話です。ひとりっ子だった私は、妹ができると楽しみにしていました。しかし彼からは「だいぶ変わったヤツだから、あんまり深入りしないで」と言われていたのです。

初めて顔を合わせたのは、近所のカフェ。しかし待っても待っても妹は顔を見せません。やってきたのは約束の1時間後。それだけでもびっくりしたのですがーー。

最悪の顔合わせ

やっと登場した妹に自己紹介を済ませると「彼女さん真面目!」と大笑い。真面目なのは悪いことではありませんが、小馬鹿にしているような妹の口ぶりは気分の良いものではありません。


さらに妹は「こんな人のどこがいいの? 20代なのにババくさくない?こんな人がお義姉さんなんて恥ずかしいんだけど〜」と、ひどい言いよう。「あ、パパとママが貯めておいてくれた結婚資金目当てでしょ?」と続けます。

返答に困っていると「もういい! だから会いたくなかったんだ!」と彼が立ち上がり、私の手を引いてカフェから出ていきました。

義家族とはいえ、これから妹と関わることには不安しかありません。そんな私に彼は、金輪際関わらないと約束してくれたので、予定通り私たちは結婚しました。

もともと実家に寄りつかなかった義妹は、大学を卒業してからも地元には帰らず、年末年始やお盆でも顔を合わせることはなかったため、私の結婚生活は平穏そのもの。翌年には息子が産まれ、気が付けば20年という長い年月が経っていました。

20年後、再会したのは…

息子は誰に似たのか、スラリとした高身長のイケメンに成長しました。

そんなある日、義妹が結婚相手を連れて家に来るので挨拶にきてほしいと、義母から声をかけられました。20年も経ったので、義妹も落ち着いたのでしょうか。私は義実家に向かうべく、大学帰りの息子と駅で待ち合わせていました。

少し遅れてしまった私が待ち合わせ場所に急ぐと、派手な女性にナンパされている息子の姿……。足を止めて様子をうかがうと、ナンパの相手はフリルのワンピースにハイヒールと若々しい格好でしたが、顔は年齢を隠しきれていません。息子も、さすがに苦笑い……。

少しずつ近づくと、私は自分の目を疑いました。その女性は、年はとっているものの、あのとき私に失礼なことばかり言った義妹だったのです。

息子に近づいて声をかけても、義妹は私の正体に気がつきません。私を見て「彼女? ババくさい女選んじゃったのね〜 私みたいに、いつまでもかわいい子を選ばないと!」と、失礼な発言。私は大きくため息をついて、私と息子の正体を明かしました。

義妹の作戦

何も知らなかった義妹と息子は驚いた顔をしていました。それにしても、これから結婚相手と実家に挨拶に行くというのに、ナンパなどするでしょうか?そこで私の勘がはたらきます。

義両親は子どもたちのためにたくさんの結婚資金を貯めていました。強く結婚を望む義両親……。他の用途では渡さないと話していたのも聞いたことがあります。義妹は、なんとか結婚相手として連れて行ける人を見つけ出して、形だけ義両親に紹介し、結婚資金を貰おうと考えたのではないでしょうか。

私の勘はビンゴ! 「もしかして……」と義妹に話すと、急にキョドキョドし始めたので、間違いないでしょう。息子は「くだらない」と呆れ顔。義妹は顔を真っ赤にして帰ってしまい、義実家には来ませんでした。

「ババくさい人」がブーメランに…

義両親に経緯を伝えると、あからさまにがっかりした様子。娘の結婚がぬか喜びだとわかり、ショックだったことでしょう。しかし落胆したのも束の間、義妹への怒りが湧きあがったようで、貯めていた結婚資金は自分たちの老後資金にすると言っていました。

どうやら義妹はまともに仕事もしないまま、だんだんとその日暮らしの毎日に疲れてきたよう。そこで結婚資金をアテにしたのでした。

20年前、私のことをババくさいと言った義妹も、年月とともに年を重ねました。これを機に年相応の振る舞いやファッションを知ってくれればいいなと思います。

自分がバカにしていた「ババくさい人」になってしまった事実を受け入れるには、まだ時間がかかるかもしれませんね。でも、それを受け入れられれば、もっと素敵な年の重ね方を見つけられるのではないでしょうか。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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