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【シェフ脇屋の簡単中華】あぁ…高貴な香り♡「そら豆の香り炒め」はふんわりした味わいに花椒と唐辛子の刺激

  • 2024.5.16
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店頭でふっくら膨らんだ、大きなさやのそら豆を見かけるようになりました。どうやら、そら豆の旬がやってきたようです。…と、「よく調理しています」みたいな感じで言っていますが、実はわたし、そら豆は一度も購入&調理したことがありません(笑)。そこで今回、わたし史上初となる、そら豆料理に挑戦することに。選んだレシピは中国料理界の重鎮、脇屋シェフの「そら豆の香り炒め花椒風味」。ハードルが高いかな?



“おうち中華“をグレードアップ!「そら豆の香り炒め花椒風味」

東京・赤坂にある中国料理店「Wakiya一笑美茶樓」のオーナーシェフで、上海料理の伝統を軸にした体にやさしい料理が人気の脇屋友詞シェフ。

本日挑戦する「そら豆の香り炒め花椒風味」は、脇屋シェフのYouTubeチャンネル『Wakiya YujiのYUJI CHANNEL』で紹介していたレシピ。このチャンネルでは、プロの味を家庭で手軽に再現出来るレシピや、家庭料理をグレードアップするコツを教えてくれるんですよ。

では、旬のそら豆を使って、「そら豆の香り炒め花椒風味」を作ってみましょう。

シェフ脇屋の簡単中華「そら豆の香り炒め花椒風味」の材料と作り方



【材料】2~3人分
そら豆(薄皮をむいた状態で) …100g
「マルホン太白胡麻油」…小さじ1強
花椒(粒)…5~6粒
唐辛子…3本
酒…大さじ1強
水…150ml
鶏ガラスープの素(顆粒)…小さじ1
塩…少々
こしょう…少々

◆そら豆を茹でるとき用
サラダ油…少々
塩…少々
ローズマリー…適量 ※ローリエでもOK

今回は、ローズマリーの代わりにローリエを使用します。クセのあるそら豆の香りは、ローズマリーやローリエを使うことで和らぐそうです。

脇屋シェフが好んでよく使う「マルホン太白胡麻油」は、ゴマ油特有の香りがなく、ゴマ本来のコクと旨味が特徴のゴマ油です。

【作り方】
1.そら豆の外の皮と薄皮を剥きます。

えっ、マジで?



外の皮と薄皮を剥くと、250gあったそら豆が、たった30gほどに!今回、そら豆を初めて使ったので、まさかここまで少なくなるとは思いもしませんでした。



…ということで、100g必要なそら豆が30gしかないので、分量を1/3にして作ることにします。ほんのちょっとしか出来ないけど(笑)。

2.鍋にお湯(分量外)を沸かし、塩と油、ローズマリー(もしくはローリエ)を入れ、そら豆を2分ほど茹でます。お湯の量は特に言っていなかったので、そら豆全体がかぶるくらいの量にしました。



茹で上がったそら豆はザルにあげ、水気を切ります。ローリエの爽やかな香りがしますよ♪

3.フライパンに太白ゴマ油を入れて温め、花椒と唐辛子を炒めます。火加減は中火にしました。



花椒と唐辛子の香りが立ってきたら、酒、水、鶏ガラスープの素を加えて沸騰させます。油が跳ねるので、酒などを加える際は一旦火から外すといいそうです。



味見をして、塩とこしょうで味を調えます。お吸い物よりやや濃いめにすると、いいんですって。

4.3にそら豆を入れて、やわらかくなるまで1~2分煮ます。ローズマリー(もしくはローリエ)は取り除きましょう。



水分が1/3くらいになったら、へラなどでそら豆を粗く潰しながら混ぜます。



水分がなくなり、ホクホクしてきたら、出来上がり。


調理時間は10分。難しい工程はなく、とっても簡単に出来ました。



そら豆の独特の香りが和らぎ、ローリエと花椒の爽やかな香りがします。とっても高貴でおしゃれな香り。今まで、こんな香りの料理は作ったことがありません(笑)。さすがプロ直伝のレシピです。それに、涼しげな“そら豆グリーン“も素敵。



では、いただきます。



そら豆が、ふかふかでホクホク。

ローリエと花椒の高貴な香りに、そら豆の自然の旨味と甘味が混ざり合って、おいしいです。わたしがこれまで作ってきた家庭料理にはない、おしゃれで豊かな味わい。

花椒と唐辛子の辛味もけっこう効いていて、後味にピリピリとした刺激も感じます。ふんわりした味のそら豆とのコントラストが、おもしろい。



調味料は、塩、こしょう、酒、鶏ガラスープの素といたってシンプル。ですが、香りが爽やか且つ華やかなローリエと花椒を使うことで、中国料理店で出てくるようなワンランク上の味になります。

ローリエはロールキャベツなどの洋食に使うものだと思っていましたが、そら豆を煮るときにも使えるとはびっくり。やっぱりプロは引き出しが多いですよね。

脇屋シェフの「そら豆の香り炒め花椒風味」は、そら豆のおいしさを引き出したプロの味でした。見た目も味も春らしいので、食卓が華やぎます。作ってみてはいかがでしょう。

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