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崖っぷちに建つ「阿伏兎観音堂」が幻想的!20円で引ける「おみくじ」も|広島県福山市

  • 2024.5.16

広島県福山市には、とても幻想的でフォトジェニックな寺院「磐台寺(阿伏兎(あぶと)観音)」があります。特に、崖の上に積まれた石垣に建つ観音堂は、圧巻。周囲の自然と調和するその美しい姿を見ていると、どこかの異世界に飛び立てそうな開放的な気持ちに。今回は、そんなステキなスポット「阿伏兎観音」について紹介します。

「阿伏兎観音」とは?

「阿伏兎観音」は、広島県福山市にある沼隈半島の南端「阿伏兎岬」に建つ寺院です。

ジブリ映画「崖の上のポニョ」を製作するにあたり「大いに参考にした場所」として公表されている「鞆の浦」からほど近い場所にあり、ファンの間でも人気のスポットとなっています。

そのため、こちらの「阿伏兎観音」と一緒に、「崖の上のポニョ」の制作にあたって宮崎監督が滞在した場所も見られるクルージングコースなどを販売する旅館もあるほどです。

「阿伏兎観音」境内にある客殿と断崖絶壁に建つ朱塗りの観音堂は、元亀年間(1570年~1573年)に毛利輝元が再建。その後、客殿は広島県の重要文化財に、観音堂は国の重要文化財に指定されているなど、史跡としても価値のある重要な場所となっています。

「阿伏兎観音」を楽しむときの注意点

ふざけていると海に落ちる可能性もあるスポットです。また、史跡などでは観光客のモラルやマナーが問題視されることも少なくないため、最新の注意を払いながら楽しんでくださいね。

おっぱい観音

航海安全の祈願所として知られている「阿伏兎観音」ですが、別名「おっぱい観音」と呼ばれることも。これは、子授け・安産の祈願所でもあるためで、観音堂の中には奉納された「おっぱい絵馬」が壁一面に並んでいます。

足摺さん

観音堂から続く遊歩道の突き当りには、「足摺さん」と呼ばれる石塔が建っていて、この場所も絶景です。そよぐ海風が心地よく、神秘的な雰囲気に包まれていますので、ぜひこちらにも足を運んでみてください。この場所から見える観音堂も美しいです。

20円で引ける「おみくじ」

「阿伏兎観音」の客殿には、20円の「おみくじ」もあるので、ぜひ引いてみてください。おみくじといっしょに小さな七福神がランダムに入っている「七福神おみくじ」は、100円です。

余談にはなりますが、こちらのおみくじを3人で引き、それぞれ書かれていたことが的を得ていたり的中したりしていて驚きました…。

阿伏兎観音(あぶとかんのん)

住所:広島県福山市沼隈町能登原阿伏兎1427-1

電話:084-987-3862

定休日:年中無休

営業時間:8:00~17:00

公式サイト:なし

車なら手前の駐車場にとめるべし

実は、上の写真に写っている看板がある駐車場よりも奥に進めば、もっと阿伏兎観音に近い場所があります。ただ、5台ぐらいしか駐車スペースがなく、向かう道中は車1台が通行できる幅しかありません。

私が足を運んだのは平日でしたが、奥の駐車場が埋まっていて、バックで引き返してくる車を見かけました。車のサイズにもよりますが、歩行者を避けながらバックするリスクを考えると、この看板がある広々とした無料駐車場を利用するのがおすすめ。

トイレは駐車場で済ませるべし

駐車場から阿伏兎観音までは300mほどとそれほど遠くはありませんし、到着後も遊歩道や階段を少し歩くぐらいです。ただ、ずっとその場に居たくなるほどフォトジェニックで幻想的な場所なので、駐車場にある公衆トイレで済ませておくのがベスト。

「阿伏兎観音」を船で巡る

公共交通機関を利用して広島旅の計画を立てている人や船に乗るのが好きな人は、「阿伏兎観音」をクルージングで巡るという方法もあります。

貸切で贅沢に楽しむクルージング

今回紹介した「阿伏兎観音」へ行くための無料駐車場付近には、旅館「あぶと本館」があり、専用クルーザーのチャーター(貸切)予約も受付中。旅館で宿泊や食事をすると料金が割引になるなど特典もあるようなので、事前にチェックしてみてください。

「崖の上のポニョ」の制作にあたって宮崎監督が滞在した場所も見られるので、ジブリファンにはおすすめ。

少人数でもリーズナブルに楽しむクルーズ

2024年11月17日までの土日祝なら、「瀬戸内クルージング」の尾道~鞆の浦航路も運行中です。「阿伏兎観音」のほか、中心部が「くの字」にカーブしているのが特徴の「内海大橋」もコースに組み込まれています。

尾道と鞆の浦という2つの日本遺産を巡ることもでき、大人2,500円(小人1,250円)と1人あたりの料金もリーズナブルです。

 

 

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