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【谷中】切り絵作家 松風直美が切り出す猫たちの暮らし『路地裏のニーナ』展

  • 2024.5.16

こんにちは! 三度の飯より猫が好き。 日常に潜むささやかな幸せ見つけちゃついばみ記す野良ライター佐伯プリスです。

カッターひとつで生き生きとした猫を生み出す人気の切り絵作家の松風直美(しょうふうなおみ)さんの個展『路地裏のニーナ』が5/16(木)~26(日)まで猫推しの町として名高い谷中の「ギャラリー猫町」にて開催されます。

出典:リビング東京Web

今回のメインヴィジュアル(松風直美さん提供)

テーマは『路地裏の小さな家に生まれた猫の暮らし』

今回のコンセプトは「路地の小さな家で生まれた猫のニーナとその家族たちの日常」。私たちの知らない彼女たちの幸せな日常を松風直美さんが切り絵やペン画で切り出します。どこかノスタルジックで胸に残る原風景のような景色が心を刺激します。 松風さんの在廊日には公開制作も行われるとのことなので、新作鑑賞以外も楽しみな個展となること間違いなしです!

出典:リビング東京Web

今個展出展作品(松風直美さん提供)

出典:リビング東京Web

過去個展出展作品(松風直美さん提供)

本個展では数量限定で「オリジナル招き猫」オーダーも可!

松風さんは切り絵以外にも立体作品も手がけていらっしゃいます。その中でも完全オリジナルオーダーで彩色して頂ける「招き猫」はとりわけ人気も高く、ひとつひとつ個別に制作されるので完成までに時間がかかるにも関わらず楽しみにされている方が多い作品です。 本個展では数量限定ではありますが、オーダーを受け付けて下さるそうなのでチャンスですよ! 絵柄は過去の作品一覧から選んだり、好きな花を入れてみたり、もちろん飼い猫さんモデルの招き猫も制作可能とのこと。 「愛猫柄の招き猫」とはご利益100万倍のような気がして、ありがたみが増すのが猫飼いの心理!

【招き猫オーダー】

招き猫オーダーの受付は作者在廊時のみ(数量限定)

オーダー後2ヶ月程度の納品予定。

料金は招き猫13,200円〜、うちの子招き猫18,700円〜

※内容や毛並みの細かさによって変わります。

招き猫サイズ 高さ13㎝

陶器にアクリル絵の具着彩

出典:リビング東京Web

招き猫参考(松風直美さん提供)

出典:リビング東京Web

招き猫参考(松風直美さん提供)

出典:リビング東京Web

過去個展出展作品

出典:リビング東京Web

過去個展出展作品

好評の実演セミオーダー「ひとひらきりえ」も実施されます!

新作の鑑賞や購入とは別のお楽しみ、毎回大好評の実演セミオーダー「ひとひらきりえ」も実施されます。 「ひとひらきりえ」とは、好きな切り絵を選び、言葉や名前、記念日などの文字リクエスト(15文字まで)を松風直美さんがその場で「切り絵カード」に仕上げて下さるというファン垂涎の特別サービスです。所要時間はだいたい5分~10分。 世界的にも評価されている松風直美さんの切り絵技術で自分が希望した文字が生み出される瞬間に立ち会えます。

お値段は驚くなかれのお値打ち1,100円(税込)

※「ひとひらきりえ」実施は松風さん在廊時のみ。(※在廊予定日後述)

※在廊時間の都合により全てのオーダーに対応できるとは限らない事を予めご了承ください。

出典:リビング東京Web

「ひとひらきりえ」参考(松風直美さん提供)

出典:リビング東京Web

「ひとひらきりえ」参考(松風直美さん提供)

出典:リビング東京Web

「ひとひらきりえ」参考(過去個展より)

完成間近の作品を愛猫が一瞬にしてダメにしてしまうこともあるけれど

松風直美さんの作品に多大なる影響を与えている松風家の保護猫たちは、どんなに注意していても一瞬の隙をついて作品にちょっかいを出してしまうことがあるそうです。完成間近の作品を台無しにされてしまったこともあるそうですが、松風直美さんは猫を責めたりはしないとのこと。 人間の都合なんてお構いなしの生粋のハンターと暮らすからには、その性分に寛容になれなくてはとおっしゃいます。 「可愛い」という理由だけで飼える生き物ではないという覚悟をもって送る生活の中から、たくさんの素晴らしい作品が生み出されているのだと感じます。

出典:リビング東京Web

過去個展より公開制作の様子

出典:リビング東京Web

過去個展出展作品

足を運ばないと堪能できない切り絵の「ある部分」

一本一本の線が手で切り出される松風さんの切り絵作品には、機械による大量裁断には表現できない微細な「ゆらぎ」が生まれます。 人間の手が生む「ゆらぎ」による「陰影」は現物を見た者にしか味わえない趣があります。 作品を正面からだけでなく、少し横から見ると裁断面が覗けます。この裁断面にこそ、人間の手による作品にしかない「ゆらぎ」が隠れているそうです。

作品を購入したらぜひ試して頂きたいのが、透明なアクリル板のフレームに切り絵を挟んでライトを当てて、背後の壁に影絵のよう浮かび上がる様子の鑑賞です。 この「影」からも機械の裁断にはない唯一無二の温かみを感じられるはずです。

出典:リビング東京Web

切り絵作品(松風直美さん提供)

出典:リビング東京Web

切り絵作品(松風直美さん提供)

出典:リビング東京Web

過去個展出展作品

一期一会のペン画も見逃すべからず

松風直美さんの作品はペン画も非常に魅力的です。ビビッドな色調のもの、パステル調のふんわりしたもの、コミカルな漫画のようなタッチのものから気高い芸術作品のようなものまで、その多才さにしみじみと見入ってしまいます。 ペン画も人気があり、コレクションしているファンが多いので、あなたのハートを射抜く運命の一匹に出会えたら、それは一期一会のチャンスです。

出典:リビング東京Web

今個展出展作品(松風直美さん提供)

出典:リビング東京Web

過去個展出展作品

出典:リビング東京Web

過去個展出展作品

作品が放つ温かみはぜひ現地で

コロナ禍移行、その場にいながら楽しめるオンラインの試みも盛んになりましたが、松風直美さんの原動力である「意思を持った猫、美しい日本の文字、物語のある猫たちを作っていきたい」という想いを肌で感じるために、ぜひ現地に足を運んでみてください!

出典:リビング東京Web

今個展に展示される立体作品(松風直美さん提供)

出典:リビング東京Web

ギャラリー猫町の階段でお客様を迎える白猫

出典:リビング東京Web

白ギャラリー猫町の入り口

『切り絵作家 松風直美(Naomi Shoufu)さんの略歴』

1995 猫をモチーフに切り絵を作りはじめる

1996~ 伊勢招き猫まつりにて作品展示。以後毎年参加。

2003~16 猫と町屋のイベント「猫の宴」主催(滋賀・京都)

2012~14 PARIS NEKO COLLECTION参加(パリ)(2014 Discover Japan賞受賞)

2015 日本招き猫大賞受賞 ギャラリー猫町(東京)での毎年の個展をはじめ、ニューヨーク、パリ、上海などでも作品展示。

 

松風直美個展『路地裏のニーナ』

公式Twitterhttps://twitter.com/nekonohikidashi

開催日:2024年5月16日(日)〜5月26日(日)

休廊日:5/20(月)・21(火)・22(水)

開催時間:13:00〜18:00 (最終日17:00)

作家在廊日(予定)

5/16(木)~5/19(日)

5/24(金)~5/26(日)

※変更になる場合もあります。

 

開催場所:「ギャラリー猫町」

住所:東京都台東区谷中2-6-24

電話:03-5815-2293

営業時間:11:00〜18:00

休廊日:月・火・水曜日定休

東京メトロ千代田線「千駄木」駅出口1(団子坂下口)より徒歩約9分

JR山手線「日暮里」駅西口より徒歩約15分

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