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初日からシースルー、胸元大胆なドレスから、なんと犬まで登場⁉︎カンヌ国際映画祭2024が開幕

  • 2024.5.16
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カンヌ国際映画祭1日目。フランス映画界での性被害告発が相次ぐ中、5月14日、カンヌ国際映画祭が開幕。落ち着いた雰囲気が漂うクロワゼット通りに、一流ゲストたちが現れた。

ヴァンサン・ランドンとレア・セドゥ。(カンヌ、2024年5月14日)photography: Getty Images

クロワゼットは期待に沸いていた。5月14日、カンヌ国際映画祭のオープニングセレモニーで、メリル・ストリープがついにレッドカーペットの上を歩いた。観客から歓声が上がる。完璧なドレスに身を包み、プラットフォームシューズを履いた女優は、ABBAの曲に合わせて、レッドカーペット上で小さく踊った。マイケル・ダグラスの授賞式から1年、今度は彼女が名誉パルムドール賞を受け取る番だ。

カミーユ・コタンが司会を務めた第77回カンヌ国際映画祭のオープニングを飾ったスーパースターは、メリル・ストリープだけではない。ジェーン・フォンダは、レオパード柄のコートで華々しく登場。ハイディ・クルムもボリュームたっぷりのドレスで大階段を登った。

エマニュエル・ベアールのドレッシングガウン。

『落下の解剖学』(2023年)に登場する犬のメッシに続き、多くのフランス人セレブがレッドカーペットの上を歩いた。赤いジャケット姿のブリジット・フォッセーが、ファンとセルフィーを撮るアレクサンドラ・ラミーの先を行き、ヴィルジニー・ルドワイヤンがその後に続いた。バスケットボール選手のヴィクトール・ウェンバンヤマ、クレージュのドレスに身を包んだカミーユ・シャムーとジュリエット・ビノシュの姿もあった。

小さなシニヨンを結えたエマニュエル・ベアールが、ダークベルベットのイヴ・サンローランのドレッシングガウン姿でクロワゼット通りを照らす前には、ヴァレリー・ドンゼッリと「ある視点部門」部門審査委員長のグザヴィエ・ドランがカメラマンの前を歩いた。最近、希少がんの完全寛解を発表した女優のエミリー・ドゥケンヌも、ベリーショート姿でレッドカーペットに登場。バティスト・ジャビコーニの前には、ヴィッキー・クリープスが堂々とした足取りで大階段を上った。

第二幕。

伝統的なディナー翌日の19時、カンヌ国際映画祭の審査員団が大階段に現れた。白いダブルブレストジャケットを着たオマール・シーは、審査委員長のグレタ・ガーウィグとセルフィーを撮影。審査員のエヴァ・グリーン、リリー・グラッドストーンと同じく、ガーウィグもラメを使ったドレスを纏っていた。審査員たちは全員、オープニング作品のカンタン・デュピュー監督作『Le Deuxième acte (英題:The Second Act)』上映のため、パレ・デ・フェスティバルの大階段を上っていった。

この謎めいた長編映画について、監督は何も語ってこなかった。公式発表によると、本作は、ルイ・ガレル演じるダヴィッドを、彼に恋に落ちたフローレンス(レア・セドゥ)が父ギョーム(ヴァンサン・リンドン)に紹介しようとする物語。しかし大きな問題は、ダヴィッドがフローレンスに惹かれていないこと。彼は、友人のウィリー(ラファエル・クナール)にフローレンスを押し付けて、彼女から解放されることを望んでいる。

19時10分、オープニング作品に出演した5人のスターたちが大階段に登場し、フラッシュを浴びた。レア・セドゥはシルバーのドレスでセンセーションを巻き起こし、共演したラファエル・クナールと笑顔を交わした。カミーユ・コタンのオープニングスピーチを前に、時代を超越したルイ・ガレルのエレガンスがヴァンサン・ランドンの魅力に続き、ついにふたりがカンタン・デュピューと並ぶ。そしてソワレは、グレタ・ガーウィグとメリル・ストリープへのオマージュに続き、ザホ・デ・サガザンのコンサートで彩られた。

新たな波。

#Me Too運動が再燃する中、カンヌのセレモニーは華やかな雰囲気で行われた。ここしばらく、フランス映画界では性暴力の疑惑が後を絶たない。フランス「エル」誌は5月13日にアンケート調査結果を発表。その中で、9人の女性が、プロデューサーのアラン・サルドによる性被害を告発したことを明らかにした。4月にはFranceinfoが、10人の女優が映画監督のフィリップ・リオレによる不適切な行為を告発したと明らかにした。ジュディット・ゴドレーシュ、イジルド・ル・ベスコ、ヴァイナ・ジョカンテの3人は、ブノワ・ジャコ監督の行為を非難した。カミーユ・コッタンはスピーチの中で、「絶対的権力を有する男性とのホテルの部屋での会合」は、もはや許されることではないと明言した。

【写真】5月14日火曜日は大盛況

ヴァンサン・ランドンとレア・セドゥ。(カンヌ、2024年5月14日)

photography: Getty Images

ジュリエット・ビノシュ。(カンヌ、2024年5月14日)

photography: Getty Images

オマール・シーとショパールのジュエリーを身に着けたグレタ・ガーウィグ。(カンヌ、2024年5月14日)

photography: Getty Images

ディオールのドレスを身に纏ったメリル・ストリープ。(カンヌ、2024年5月14日)

photography: Getty Images

エヴァ・グリーン。(カンヌ、2024年5月14日)

photography: Getty Images

ハイディ・クルム。(カンヌ、2024年5月14日)

photography: Getty Images

ポメラートのジュエリーを身につけたジェーン・フォンダ。(カンヌ、2024年5月14日)

photography: Getty Images

今回のオープニング上映作品、Deuxième Acteのチーム:ラファエル・クナール、ルイ・ヴィトンのカスタムメイドドレスとハイジュエリーを身につけたレア・セドゥ、カンタン・デュピュー、ヴァンサン・ランドン、そして、ルイ・ガレル。(カンヌ、2024年5月14日)、

photography: Getty Images

エヴァ・グリーンとリリー・グラッドストーン。(カンヌ、2024年5月14日)

photography: Getty Images

ルイ・ガレル。(カンヌ、2024年5月14日)

photography: Getty Images

メシカのジュエリーを着用したヴィルジニー・ルドワイヤン。(カンヌ、2024年5月14日)

photography: Getty Images

カミーユ・シャム―。(カンヌ、2024年5月14日)

photography: Getty Images

ショパールのジュエリーを身につけたエマニュエル・べアール。(カンヌ、2024年5月14日)

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マイムナ・ドゥクレ、ヴィッキー・クリープス、グザヴィエ・ドラン、アスマエ・エル・ムディール監督。(カンヌ、2024年5月14日)

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タチアナ・コルサコヴァ。(カンヌ、2024年5月14日)

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フレデリック・ベル。(カンヌ、2024年5月14日)

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イロ―ナ・マツール。(カンヌ、2024年5月14日)

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アガサ・マクシモヴァ。(カンヌ、2024年5月14日)

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ヘレナ・クリステンセン。(カンヌ、2024年5月14日)

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ホフィット・ゴーラン。(カンヌ、2024年5月14日)

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アレクサンドラ・ラミー。(カンヌ、2024年5月14日)

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ヴァレリー・ドンゼッリ。(カンヌ、2024年5月14日)

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ブリジット・フォッセー。(カンヌ、2024年5月14日)

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ゾーイ・ウィットック。(カンヌ、2024年5月14日)

photography: Getty Images

エミリー・ドゥケンヌ。(カンヌ、2024年5月14日)

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バティスト・ジャビコー二。(カンヌ、2024年5月14日)

photography: Getty Images

メッシ。(カンヌ、2024年5月14日)

photography: Getty Images

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