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ピーター・フィリップス直伝、初夏のアイメイクの楽しみ方は?

  • 2024.5.15

ディオールから "まなざしのニュー ルック"とも呼びたくなるアイコレクションが誕生。5月15日より公式オンライン ブティックにて先行発売がスタートする。ファッションや気分に合わせて楽しめる18色の単色アイシャドウ、14色のアイライナーペンシル、そして進化した美容液マスカラベースで構成されるこのコレクション。ディオール メイクアップ クリエイティブ&イメージディレクターのピーター・フィリップスに、開発ストーリーや組み合わせの楽しみ方を聞いた。

Peter Philips

ディオール  メイクアップ & クリエイティブ  イメージ  ディレクター

ベルギー・アントワープ生まれ。パリコレをはじめ、数々のランウェイのメイクを担当。2014年より現職。毎年数回あるディオールのショーのメイクアップのディレクションはもちろん、すべてのカラー&ベースメイクアップの商品開発を手がける。

― 繊細な輝き、シアーな発色が印象的なコレクション。キラキラや透け感はちょうどファッションでもトレンドになっているキーワードですが、カラーや質感について、ファッションチームと一緒にクリエイションを進めることはあるのでしょうか?

メイクのカラーについてファッションチームとディスカッションすることはありませんが、私がショーのバックステージに入ったり、撮影をともに行ってきた経験から直感で作り上げたものがリンクしていますね。キラキラ感はトレンドでもあり、多くの女性が纏いたいと願うもの。その思いを満たそうとしました。ピグメントの強弱はさまざまで、アイシャドウ、アイライナーともに肌にのせた時に美しく映えるかどうかを考えたんです。

― 挑戦してみたくなる美しいカラーばかりです。アイライナーとアイシャドウを上手に合わせるコツはありますか?

ひとつの正解があるものではありませんが、強い印象を出したい時は、瞳の色と近い色のアイライナーを使うといいでしょう。ダークカラーは、091のマット ブラックと781のマット ブラウンをブレンドすると、1色で使うよりも肌なじみがよくなりますね。アイラインを描いた後、チップでスマッジするのもポイントです。そしてまぶたに755 ローズ チュールのアイカラーをのせると、全体のトーンがなじんで肌のツヤが際立ちます。ファッショナブルで少しファンキーに演出したい場合は、846 パーリー ピンクのライナーを目の下に入れて仕上げて。コントラストを作りたい時は、076 パーリー シルバーがミラーのような輝きを加えてくれます。自然な煌めきを出したいなら、646 パーリー コーラルを目のキワに入れてみてはどうでしょうか。

左から: ディオールショウ スティロ ウォータープルーフ 091 マット ブラック、同 781 マット ブラウン 各¥4,510(5/31発売)/パルファン・クリスチャン・ディオール

ディオールショウ モノ クルール 755 ローズ チュール ¥5,060(5/31発売)/パルファン・クリスチャン・ディオール

左から: ディオールショウ スティロ ウォータープルーフ846 パーリー ピンク、同 076 パーリー シルバー、同 646 パーリー コーラル 各¥4,510(5/31発売)/パルファン・クリスチャン・ディオール

― 楽しみ方は無限大ですね。お気に入りの組み合わせは?

グリッター質感の045 セレスティアル グレーには、ブルー、グリーン、ターコイズ、いろいろな種類のパールが入っているので、どのアイライナーにも合います。たとえば246 マット ミントとの組み合わせはサマーコレクションのヴィジュアルにも使っていますし、146 パーリー ライラックと合わせれば、優美な印象をもたらすことができます。

ディオールショウ モノ クルール 045 セレスティアル グレー ¥5,060(5/31発売)/パルファン・クリスチャン・ディオール

左から: ディオールショウ スティロ ウォータープルーフ246 マット ミント、同 146 パーリー ライラック 各¥4,510(5/31発売)/パルファン・クリスチャン・ディオール

― 単色で選べるモノ クルールは、サンク クルールのような多色アイシャドウに比べると自由度が高いですね。

コンセプトが異なるので簡単に比較はできませんが、単色のアイシャドウは"Easy Go Makeup"とも言えるカジュアルさがありますね。その時々で使いたい色を選びやすく、チップを使わずに指でつけてもいい。一方、サンク クルールはハーモニーやコンビネーションの提案をしているので、よりプロフェッショナルな感じがありますが、パレットの中の色は単色で使って遊んでもいいんです。

― ディオールのクリエイションに関わって約10年。振り返ると、どういった出来事やワードローブが今回のクリエイションに繋がっていると思いますか?

この10年の間に、ディオールのラボでフォーミュラの革新がありました。これによりアイシャドウの質感が進化し、ピグメントについても強いものからナチュラルなものまで実現できるようになったのです。特に今回のモノ クルールは単色ですから、希望どおりのカラーを形にできたというのが重要。クチュールからのインスピレーションについては特定の時代やファブリックに紐づくものではありませんが、クリエイティブ ディレクターのマリア・グラツィア・キウリのクリエイションとは通じるものがあると感じています。彼女のコレクションは過度に強すぎず、身に纏いやすいものでありながらエキサイティング。同じように今回のメイクも、肌なじみしやすいナチュラルなシェードでありながら、輝きを加えてルックを完成させるコレクションです。ぜひアクセサリーを纏うような気分で、キラキラしたピグメントを大胆に楽しんでください!

 

●問い合わせ先:

パルファン・クリスチャン・ディオール

tel:03-3239-0618

www.dior.com/ja_jp/beauty

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