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【私たちの更年期】内田有紀×堀井美香「HRT(ホルモン補充療法)のジェルや漢方・サプリで症状が改善しました」【対談Vol.2】

  • 2024.5.14
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「これってもしかして更年期の症状?」なんて思うことが増えてくるGLOW世代。軽やかに乗り越える方法を、内田有紀さんと堀井美香さんがトーク。Vol.2は堀井さんが婦人科で受けた治療について。


婦人科で更年期と診断されて安心できた

内田 クリニックへは行ったんですか? 堀井 はい。「悩んでいるより、更年期症状なのか、そうでないのかを婦人科医に客観的に見極めてもらって、自分の現状をわかった方がいい」と先輩に背中を押してもらって行きました。婦人科でホルモンチェックなどをしてもらったんですが、実はホルモンの数値はよかったんです。でも婦人科医によると、更年期の診断にホルモン値はマストではないんですって。特に更年期の女性ホルモンはアップダウンをくり返しているから、今日は高いかもしれないけど、3〜4日後には低くなったりしているらしいんです。だから、更年期の診断は、本人の訴え(つらい症状があるか)が大切なんだそうです。私の場合、ホルモン値は問題なかったけれど、生活に支障が出るほどのつらい気分の浮き沈みやだるさなどがあったので、更年期症状と診断してもらいました。診断してもらえたことで、「私が悪かったんじゃないんだ。更年期のせいだったんだ」と、とても安心できました。

堀井さんが行っているセルフケア

先輩やドクターなど、寄り添ってくれる人が大事

内田 先輩の方の助言やドクターとの出会いなど、寄り添ってくれる人がいることは重要ですね。年を重ねると自分もいろいろ経験してくるから、助け合いの精神が芽生えて、なんとかしてあげたいと思うようになるんですよね。まわりに寄り添ってもらえるかどうかは、自分がつらい症状がある時に心を開いて話せるかということも関係してきますね。婦人科では治療されたんですか? 堀井 更年期症状の治療によく使われるホルモン補充療法(HRT)のジェル剤を出していただき、自分では漢方薬、エクオールというイソフラボン系のサプリメントを試したりしました。自分にピタッときて、気分の浮き沈み、だるさややる気のなさなどの症状がよくなっていったんです。それでもたまに、気持ちが落ちることはありますが、更年期との向き合い方、自分の体の乗りこなし方がわかってきて、今はずいぶん楽になりました。

HRT(ホルモン補充療法)の主な治療法は、ジェルを塗る、パッチを貼る、錠剤を飲むの3種類。更年期障害の治療目的であれば診療や薬代に健康保険が適用される。

内田 つらい症状が安定して楽になるまでにどのくらい時間がかかりましたか? 堀井 ジェル剤で皮膚に塗るタイプのホルモン補充療法を始めてから、そんなに時間がかからず楽にはなったんですが、更年期の向き合い方、乗りこなし方がうまくいくようになるまでには、1〜2年くらいかかったでしょうか。婦人科のドクターによると、「ホルモン補充療法は、更年期の症状に関係なく、皮膚や骨のためにもよくて、美魔女になれるから(笑)、続けていっていい」とのことなので、これからも続けようと思っています。


【内田有紀さんPROFILE】1975年11月16日生まれ。東京都出身。1992年ドラマ『その時ハートは盗まれた』で俳優デビュー。その後、テレビ、映画、舞台へと活躍の場を広げる。現在放送中のNHK総合ドラマ『燕は戻ってこない』(毎週火曜22時放送)に出演。

【堀井美香さんPROFILE】1972年生まれ。2022年TBSテレビを退社後、フリーアナウンサーとして活躍。ジェーン・スーさんとパーソナリティーを務めるポッドキャスト『OVER THESUN』が話題。7月20日(土)東京文化会館で自身の朗読会を開催。

内田さん着用:トップス2万900円(ロエフ/エイチ ビューティー&ユース) ピアス2万900円〈片耳〉(MAYU/マユ ショウルーム) リング1万4300円(ソワリー) ネックレス〈短〉2万9700円、ネックレス〈長〉3万1900円(ともにpoda/アトリエジムル) 撮影=彦坂栄治〈まきうらオフィス〉 スタイリング=宮澤敬子〈WHITNEY〉(内田さん) ヘア&メイク=板倉タクマ〈nude.〉(内田さん) 取材・文=増田美加(女性医療ジャーナリスト) ※GLOW2024年5月号より

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