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モラ夫の共通発言?「お前に原因がある」精神的な支配から抜け出した妻の話

  • 2024.5.14
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モラルハラスメントという被害を知っていますか?言動や態度によって、相手の人格や尊厳を大きく傷つけることを指します。肉体的暴力が伴うこともあり、深刻な問題の一つになっています。夫婦は対等であるべきです。どちらかが、相手を支配しようとすることは間違っていますよね。分かっていても日常的なモラハラを受けると自分が悪いという精神状態になってしまいます。今回ご紹介する作品は、とある女性の経験談です。『モラハラ夫から逃げてきた』をご紹介します。

心配性な夫、優しい義実家。すべてが幸せだったのに

主人公は高校生のころに今の夫と出会います。アルバイト先の社員だった夫は、当時からとても心配症だったと言います。そんな彼の性格に愛情を感じていた主人公。

やがて結婚し、かわいいわが子にも恵まれて義実家との関係も良好。主人公はとても幸せを感じていました。しかし、そんな幸せは崩れ去り、主人公にとってつらく苦しい日々が始まるのでした…。

誰も気が付いてくれない、孤独に苦しむ

作中の夫のモラハラでやっかいな部分は、モラハラ行為を誰かが見ているところではやらないこと。身内の前では優しい夫のため、周囲はなかなかモラハラに気が付けませんね。

しかし誰も見ていないところでは、物に当たったり暴力や暴言を繰り返し、精神的にも肉体的にも妻を追い詰めます。「怒られるお前が悪い」と言われ続けた主人公はすっかりマインドコントロールされてしまい、自分のせいだと思い込むようになります。

きっと、苦しい日々で正常な判断ができなくなってしまったのでしょう。「ごめんなさい」という言葉が口ぐせになってしまうのはつらいですよね。自分のSOSをかすかにでも感じたら、第三者に相談してみましょう。知り合いに話せないときは行政機関を頼るのも手です。

味方はたくさんいる。その声に耳を傾けて

主人公は裁縫サークルで知り合った主婦友だちなどを頼り、自分のモラハラ被害に気づいて離婚の道を選ぶことができました。

「自分は一人ぼっち」と感じていても、周囲に目を向けてみれば味方が見つかるはず。もしモラハラを受けているかもしれないと思ったら、どうかその人たちの声を聞き、今の生活から抜け出す方法を考えましょう。

最初の一歩は不安も大きく、なかなか踏み出せないかもしれません。しかし、その一歩さえ踏み出せば、皆さんらしさをまた取り戻せるのです。お金はなくても、心身が健康であれば幸せを実感できるはず。行政や周囲の味方の力を借りて、声を信じて、理不尽な現状から一刻も早く逃げだしてほしいと思います。

原案:はぴはろ

イラスト:西谷まみ

著者:ゆずプー

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