1. トップ
  2. レシピ
  3. スパイシーな香りが際立つ"いちごとフェンネルのレイヤーケーキ"

スパイシーな香りが際立つ"いちごとフェンネルのレイヤーケーキ"

  • 2024.5.14

フードプロセッサーでつくれる簡単なブリゼ生地をセルクルで抜いて薄く焼き上げ、ヨーグルトクリームといちごを挟んでレイヤーケーキに仕立てます。華やかなおいしさが魅力のハーブとスパイスのお菓子レシピを、菓子研究家の長田佳子さんに教えてもらいました。

スパイシーな香りが際立つ"いちごとフェンネルのレイヤーケーキ"

■“いちごとフェンネルのレイヤーケーキ”のつくり方

ブリゼ生地を焼くときにフェンネルシードをふるとフェンネルの甘くてスパイシーな香りが際立ち、おいしさアップ。はちみつでマリネしたいちごと口溶けのいいクリームもポイントです。


◇材料 (直径12cmのもの1個分)

★ ブリゼ生地:(つくりやすい分量・6枚分)
・ バター:80g(食塩不使用)
・ きび砂糖:25g
・ 塩:ひとつまみ
・ 卵:1/2個(Mサイズ)
・ 薄力粉:140g
・ アーモンドパウダー:10g
・ フェンネルシード:適量
★ ヨーグルトクリーム:
・ ヨーグルト:100ml(無糖)
・ 生クリーム:50ml
いちご:1/2パック
はちみつ:適量
フェンネル:適量(フレッシュ)
粉糖:適量


(1)下準備
・ヨーグルトはキッチンペーパーを敷いたザルなどに入れ、冷蔵庫で一晩置いて水きりする。
・バターは2cm角に切る。
・卵は割りほぐす。
・オーブンを170℃に予熱する。

(2)ブリゼ生地をつくる
フードプロセッサーにバター、きび砂糖、塩を入れて軽く撹拌し、卵を加えてさらに撹拌する。

ブリゼ生地をつくる
ブリゼ生地をつくる

(3)粉類を加え撹拌する
薄力粉、アーモンドパウダーを加え、全体がポロポロになってしっとりとし、ひとつにまとまるような感じになるまで撹拌する。

粉類を加え撹拌する
粉類を加え撹拌する

(4)のばす
ひとまとめにしてオーブンペーパーの上にのせ、手のひらであらかじめ押しのばし、上からもオーブンペーパー をのせて麺棒で30×25cmにのばす。

のばす
のばす

(5)セルクルで抜く
上のオーブンペーパーを取ってセルクルで抜く。残った生地は再びまとめてのばし、同様にしてセルクルで抜く。全部で6枚つくる。

セルクルで抜く
セルクルで抜く

(6)オーブンで焼く
フェンネルシードを散らして手で押さえ、オーブンペーパーごと鉄板にのせ、170℃のオーブンで20~25分を目安に焼き、網にのせて冷ます。

オーブンで焼く
オーブンで焼く

(7)いちごをマリネする
いちごはヘタを取って縦半分に切り、はちみつをかけてなじむまでマリネする。

いちごをマリネする
いちごをマリネする

(8)ヨーグルトと生クリームを混ぜる
水きりヨーグルトと生クリームをボウルに入れ、泡立て器でしっかりと泡立て、丸口金(直径8mm)の付いた絞り袋に入れる。

ヨーグルトと生クリームを混ぜる
ヨーグルトと生クリームを混ぜる

(9)仕上げ
⑥の生地1枚にいちごを置いて⑧のクリームを絞り、もう1枚のせてクリームといちごでデコレーション。フェンネルを飾って粉糖をふる。

仕上げ
仕上げ
完成
完成

――教える人

「長田佳子 菓子研究家」

フランス菓子店やオーガニックレストラン等に10年勤務ののち、2015年に「foodremedies」(フードレメディ)を立ち上げる。ハーブやスパイスなどを使い、アロマが広がるようなおいしいお菓子を研究しながら、教室をはじめ、農家や食品メーカー等とともに商品開発に取り組む。現在は山梨県甲州市にラボを構え、活動中。


この記事は四季dancyu 2023 春に掲載したものです。

文:松原京子 写真:木村 拓

元記事で読む
の記事をもっとみる