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葛藤の日々で気付いた、自分をケアする大切さ。美容が心を強くする【MEGUMI流、心に効く美容①】

  • 2024.5.13
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タレントというより、すっかり女優。そして、実業家としても活躍するMEGUMIさんですが、私たち同世代の女性にとっては今いちばん共感できる“美容家”と呼んでも良いのではないでしょうか。昨年上梓した自身初の美容本『キレイはこれでつくれます』(ダイヤモンド社)は48万部発行され、2023年で最も売れた単行本実用書となりました。そんなMEGUMIさんが新刊『心に効く美容』(講談社)を出版すると聞いて、一足お先にその内容について伺ってきました。

自分の心をケアするために美容をしている

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5月12日発売の、新刊のタイトルは『心に効く美容』。「キレイになりたい、というのが私が美容をスタートしたときの動機でしたけど、今は自分の心をケアするために美容をしている感覚なんです。美容に取り組めば自分が整って、世の中に出ていくときに良い感じで皆さんと触れ合えるようになった。そんな、次のステップを今作ではお話ししたかったんです」20代後半でほうれい線ができ、ふさぎ込んだ経験をきっかけに美容に熱心に取り組み、試した美容法は1000種類以上! その結果、性格も人生も変わったというMEGUMIさん。美容が本業ではない自分でも、実際に経験したことなら伝えられると昨年、美容本『キレイはこれでつくれます』を上梓しました。「前作は、これまで美容に興味がなかった方、取り組んでこなかった方にも手に取っていただけて、こういうことをやれば確実に変わるよ! という情報を詰め込んだ超絶ハウツー本を目指しました。その結果、イベントなどで読者の方にお会いしたときに、本を読んでシートマスクをはじめて使ってみたらすごく変わったとか、頭皮マッサージを続けています、なんて感想をいただくようになりました。だから、ちょっとずつ皆さんの美容への扉が開かれつつあると感じる今、次のステップについて語りたかったんです」今作では、『美肌が心を強くする』こと、『身体へのアプローチで心が変わる』ことなど、MEGUMIさんが最近取り組んでいる肌や髪、身体へのケア方法が紹介されている。「同世代には、忙しい毎日で無理をして突っ走るように生きている方がすごく多いですよね。働いている女性も多いと思いますが、年齢を重ねるとどんどん影響力が大きくなって気を遣っている。そして家に帰ったら、妻や母としての役割も待っていたりする。さらに女性は、体調やメンタルにホルモンバランスの影響を受けやすいですよね。それにうまく対処できないと、ホルモンによる浮き沈みが悪い風にアウトプットされちゃったりとか、元気なんだけど元気なく見られちゃったりして、もったいないじゃないですか。だから私は、できるだけ常に自分を良い状態で保っておきたいと思っているんです」前作でも、美容は自分を労わるのに手っ取り早い手段だと語っていたMEGUMIさん。今作ではさらに一歩踏み込み、『心の危機への対処法』も語っています。「辛いときこそ日常の生活を続けること。そして、悩みが深ければ深いほど、ドアを開けて外へと一歩動き出すといいという話。まずは美容をやったり、身体を鍛えたり、何でもいいから動くことで少しずつ悩みの視点が変わってきます。私は昔、マッサージ師の方にかけてもらった思いもよらない言葉で救われたことがあって、そのときに他者から良い影響を受けたら、自分がポジティブな方向に変わるのもすごく早いなって気がつきました。それからは、何でも自分ひとりで解決しようとせずに、どんどん他者に頼ってもいいじゃんと考えるように。解決が早いだけでなく、人に話を聞いてもらうとやっぱり気分も晴れるんですよね。海外の方はメンターみたいな方がいらっしゃったり、セラピーにも積極的に出かけていきますけど、そういった習慣が私たち日本人にはないじゃないですか。でも、実際に探してみるとネット経由で相談できたり、色々と選択肢があるんです」今作にもメンタルトレーナーをはじめ、普段からMEGUMIさんが頼る整体師、植物療法士や臨床心理士、そして住職まで登場する。誰にでも話ができる、そして返ってきた言葉を素直に受け取ることができる姿勢に、やっぱりMEGUMIさんは強い女性なのだと思わずにはいられない。自分の弱みを人に話すことさえ、年齢を重ねると難しいなと思う人が多いのではないでしょうか。「私も基本、守秘義務がある人に話していますよ(笑)。 住職さんは普段から、地域の人々の話を聞いて、相談に乗ってくださるじゃないですか。話すって行為は、とっても大事。悩みごとを自分のなかだけに溜め込んでいると体調まで悪くなるし、本当にそれが病気に繋がっていくと私自身もかなり感じています。だから、この悩みは女友達に聞いてもらって、だけどこっちは話せないからプロの人、あと、このことは人に話さないで書き出して自分のなかで終わらせようという風に、自分の気持ちの取り扱い方法を整理してみて欲しい。自分のトリセツをね、40過ぎたら、そろそろ分かっていた方が楽だと思います」「ガンガン人に頼ればいいんです」と、MEGUMIさんは言います。「確実な答えは出なくても話しているうちに、「なんだこれって時間が解決するしかないか」とか、「これは自分が悪かったから謝ればいいか」とか、「いやこれは別に悩みじゃなくない?」みたいに気がつくことがある。悩みだと思っていたけど全然違う内容だったとか。そういう答えが見えてくるんですよね、一歩ずつ。私は職業柄こうやってインタビューしていただく機会があって、そうすると自分が考えてることが整理整頓されるんですが、そういう機会って一般の方はあまりないですよね。でもいかに普段、皆んな自分の感情を押し殺しているかに気がついて欲しい。自分の思いのままに話すだけで、頭が整理整頓されて、モヤモヤしたものがスッキリする。だから一度、臨床心理士の方やセラピストなど、プロに話を聞いてもらう場をもっと気軽に利用してみて欲しいんです」

ちゃんと苦しんできて今がある

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バラエティ番組で歯切れの良いトークを繰り広げるMEGUMIさんはドラマで演じている役も、いわゆる姉御キャラが多い印象。今回のインタビュー中も、ひとつひとつの質問に間を置かず、スラスラと答えが返ってきます。「それは、ちゃんと苦しんできたからですよ。悩んで、苦しんで、色々な人に頼って、何十年もかけて答えをひとつずつ出してきた、本当のことを話しているから。実際に悩んで自分が辿り着いた答えを、真心込めて皆さんにお伝えしたいと本当に思っているから、だから返答が早いのかもしれないですね。はじめから今みたいな私ではなかったはず。ただ、オタク的な性格なので、ちゃんと苦しんだ上に、ひとつひとつの悩みをこれからどう打破していけばいいのかって拾い上げて、すごく探求してきたから、きっとそういう風に皆さんの目には映るんだと思います」今も昔も変わらず、自身は感情的で激しい性格なのだそう。「私って、そもそも感情的で激しいタイプなんですよね。「苦しいな」とか「つらいな」って、きっと人よりも感じやすい性格。それなのにこういう業界にいるから浮き沈みが激しいし、知らない人が自分のことをいろいろ言っているのを目にすることもよくあります」今は芸能人に限らずSNSで何気なく呟いたことが集中砲火されたり、匿名の誹謗中傷を受けることもある時代。感情的だと生き辛いこともあると思うのですが、例えばネット上のアンチコメントにはどう対処しているのでしょうか。「見ますよ、見ます。ガッツリ読みます。そして、『知らないじゃん、私のこと』って思います。コンディション悪いと食らうときもありますけど。誰も私の本当のところは知らないじゃないですか。そのコメントをしているアカウントを見に行くと、フォロワー2人とかだったりして。誰か分からないけど、名前を隠して、裏アカで他人を傷つけるのは通り魔と同じ。もうね、長いし芸能界。知らない人からあれこれ言われることをいちいち、そこまで気にしなくなっちゃいました」そういうさっぱりした物言いが、強く見える所以でしょうか。でもご本人は「私はみなさんが思うように強くはないです」と、今作でも語っている。「色々な自分のケアに取り組んで、何とか毎日やれているだけ。私の近くにいてくれる家族、友人、スタッフは、私を本当に強いと思っている人は誰もいないと思う」お友達や知り合いが多そうなイメージもあります。「知り合いは多いけど、友達はそんなにいないかなぁ。友達は地元より東京に。もうデビューしてから長いから、その当時から知ってくれている今日も一緒のスタイリストさんとか、ちょっと特殊な芸能界にいるので、業界の裏方が職業の友達が多いかな。あとは、ママ友がひとりいます。息子がすごく仲のいい、小学校時代からのお友達のお母さん。今も子供達の進路が似ているので、よく会って話します」現在、息子さんは15歳。次回は、息子さんが幼かった頃にMEGUMIさんが取り組んでいた美容について振り返って教えていただきます。文/小和野 薫子

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