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フェアトレード基本のき。認証ラベル付きの商品や知っておくべき仕組みを解説!

  • 2024.5.13
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日々の買い物で、社会・環境・人にいいことをはじめてみない?

dimarik

フェアトレード(Fair Trade)とは、開発途上国の生産者と私たち消費者の両方が豊かな生活を送るために重要な「貿易のしくみ」のこと。フェアトレードの製品を見つけたとき感じた人もいるかもしれないけれど、少し高額。でも、なぜフェアトレードとそれ以外の製品では、価格が違うのだろう?

私たちが朝食で食べるバナナ、サラダにかけるオリーブオイル、食後のコーヒー、デザートのチョコレート。これらが学校に行けない子どもたちが、安い賃金であくせく働き、大量の農薬を使って収穫されたものかもしれないとしたら……。

フェアトレードは、このような児童労働を禁止し、生産者の家庭に適切な賃金を支払うことを約束している。生産者の家庭の収入が向上・安定すれば、その家庭の子どもたちが学校に行くことができる。ほかにも、フェアトレードの取り組みでは、環境に配慮して、大量の農薬を使わず、オーガニックな農法を促進する。それは、生産者の健康だけでなく、それらを食べる私たち消費者の健康も、土壌の健康も守られるということ。

「少し高額かも」と思っても、フェアトレード製品を選ぶことは、これからもずっと、健康的に、そしておいしく食べるための「地球への投資」のようなものかも。日々の買い物でその目印となるフェアトレード商品をご紹介しよう。

picture alliance

まずは、フェアトレードラベルのついた製品を探してみよう。すでに見かけたことがある人もいるかもしれないけれど、フェアトレードラベルの種類は複数あります。そのなかでも、最も世界的に浸透していて、国際フェアトレードラベル機構が出しているのが国際フェアトレード認証ラベル。以下のように、対象アイテムは食品に限らず、衣類や化粧品、花など豊富。

コーヒー

フルーツ(バナナ、リンゴ、アボカドなど)

カカオ(チョコレート)

スパイス・ハーブ(シナモン、コショウ、ルイボス、カモミールなど)

オイルシード(オリーブオイル、ごま油など)

繊維(コットン)

花(バラ、カーネーションなど)

そのほか、シアバター、アルガンオイル など

国際フェアトレード認証ラベルを取得するためには、さまざまな基準をクリアすることが必要。その基準のなかには、気候変動対策をとっていることも含まれる。つまり、日々の買い物でフェアトレードラベルがついた製品を選ぶことが、児童労働のない社会をつくったり、気候変動対策を後押ししたりすることにつながる。

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日本は欧米と比較すると、その認知度はまだ低いけど、最近では、日本国内でもフェアトレードの製品を取り扱う企業も徐々に増えてきている。

今回は、オンラインや実店舗で買える国際フェアトレード認証ラベルがついたアイテムをご紹介!

BVLGARI IL CIOCCOLATO

BVLGARI IL CIOCCOLATO(ブルガリ イル・チョコラート)

発展途上国で生活する生産者や労働者を支援するフェアトレードのガーナ産オーガニックカカオとインド産砂糖を使用したチョコレート・ジェムズ「アーモンド・プラリネ(フェアトレード)」。

地球上のどこに住んでいようとも、笑顔があふれる幸せな世界になるようにという願いを込めて作られている。国際フェアトレード認証原料を使用したチョコレートの発売は、ラグジュアリーブランドとして世界初(※)。

iHerb

ココナッツ&アーモンドやソルトピーナッツ、ラズベリーフィリーなど豊富なフレーバーをラインナップ。

チョコレートに使用されているフェアトレードカカオ豆は、コートジボワール産(西アフリカゾウの生息地)。2023年に30周年を迎えたこのブランドは、環境保全や野生生物保護活動への寄付も行っている。

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