1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 【ダイソー】クーラーボックスの保冷力・容量・持ち運びを徹底レビュー!

【ダイソー】クーラーボックスの保冷力・容量・持ち運びを徹底レビュー!

  • 2024.5.13

ダイソーでクーラーボックスが300円で買える!

「日本製発泡クーラーBOXインナー付」の基本スペックを紹介

【基本情報】・製品名:日本製発泡クーラーBOXインナー付
・価格:300円(税込330円)
・素材:[本体]発泡ポリスチレン[ひも]ポリプロピレン[インナーケース]ポリスチレン
・サイズ:本体[外寸]幅30.3×奥行き18.8×高さ19.7cm[内寸]幅22奥行き15.3×高さ14.8cm(実測)インナー:幅21×奥行き14.6×高さ12.5cm
・容量:4.8L
・重さ:117g(実測)

 

ダイソー製クーラーボックスの特徴を正直レビュー

ダイソーのクーラーボックスのサイズ感や特徴をレビューしていきます。「どれくらいの量が入るの?」「携帯性は?」と疑問に思っている人は参考にしてください。

350mL缶が6本収まる容量

350mLの缶が6本入ります。インナーがある状態では隙間がありませんでしたが、取り外すと余裕があります。

ダイソーであわせて購入したハードタイプの保冷剤(幅19×奥行き14×厚さ2.4cm)がジャストフィット!ふたもしっかりと閉まりました。

ソフトタイプの保冷剤であれば缶の間に入ります。

500mLの缶は横向きで4本入ります。

350mL缶同様、ハードタイプの保冷剤を入れてもふたはしっかりと閉まりました。

500mLのペットボトルは横向きに入るものと入らないものがあります。高さ20cm程度のものは横向きで入りますが、それ以上の高さがあるペットボトルは斜めにしないと入りません。

600mLのペットボトルは斜めにすると入りました。写真のペットボトルは高さが約22cmでギリギリ入ったため、これ以上大きなものは入らなそうです。

素材は「発泡ポリスチレン」

ダイソーのクーラーボックスは、発泡ポリスチレン製です。一般的には発泡スチロールと呼ばれています。発泡ポリスチレンは断熱性に優れた素材です。

発砲ポリスチレンは、弾力のあるスポンジのような質感で非常に軽量なことも特徴です。ダイソーのクーラーボックスもわずか100g程度しかありません。弾力はあるもののやわらかいため「力任せにふたを開けようとすると壊れてしまうのでは?」と少し心配になりました。

ひも付きで手軽に持ち運べる

ひもはふたの裏に貼りつけられており、必要に応じて取りつけても、ひもなしでも使用できます。

取りつけた状態のひもの長さは約50cm。これ以上短くするとふたが開けにくくなるため、最長で使用するのがおすすめです。

350mL缶を6本(約2.1kg)と保冷剤(約250g)を入れても、底がたわむことはなくとても頑丈なつくりだと感じました。またひもを通す部分も厚みがあり、簡単に壊れる心配はなさそうです。

魚釣りで役立つインナー付き

今回購入したクーラーボックスにはインナーが付属されていました。インナーは釣りで魚を入れる場合に、本体が汚れるのを防ぐためのもの。横幅は約20cmあり、アジやキスなどの釣りにぴったりです。

白いプラスチック製で、クーラーボックス本体にぴったりと収まります。ぴったり過ぎて本体を逆さまにしないと取り外せませんでした。コンビニ弁当や食材が入っているプラスチック容器よりやや硬めですが、何年も使い続けられるほどの耐久性はなさそうです。

気になる保冷力を徹底検証

ダイソーのクーラーボックスはどれくらいの保冷力があるか検証しました。

使用したクーラーボックス・クーラーバッグ

左:Coleman(コールマン)テイク6、中央:ダイソー、右:ソフトクーラーバッグ

350mL缶が6本入るほぼ同じサイズのクーラーボックスとクーラーバッグで検証します。
【検証アイテム】
・ダイソーのクーラーボックス:4.8L
・コールマン テイク6(ハードクーラー):約4.7L
・ダイソーのソフトクーラーバッグ:約4.6L
 

検証内容

構造が異なるクーラーボックスとクーラーバッグに500mLの水を凍らせたペットボトルを入れ、1時間・3時間・5時間後の内部温度を測定しました。また5時間後には溶けた水の量を測り、ダイソー製クーラーボックスの保冷力がどの程度か検証します(保冷力は、天候・気温・クーラーボックスやクーラーバッグの仕様によって異なる場合があります)。

検証条件

・日時:5月初旬、正午からスタート
・場所:日の当たらないベランダ
・気温:23~24℃
・天気:晴れ
 

【1時間後】ハードクーラーボックスが優勢!

【1時間後の温度】
・ダイソー:16.7℃
・ハードクーラー:14.5℃
・ソフトクーラー:20.4℃
スタートから1時間後の午後1時。気温は24℃です。筆者の予想ではハードタイプが最も保冷力に優れていると思っていましたが、1時間経過時点では予想通りハードクーラーボックスの温度が最も低い結果に…!ダイソーのクーラーボックスはハードクーラーボックスに比べると2℃高いですが、ソフトタイプより4℃も低く、ふたを開けたときにはひんやりと冷気を感じました。

ソフトクーラーバッグは両面アルミ加工ではあるものの、生地が薄いためか20℃を越えてしまいました。氷も表面が解け始めており、ほとんど解けていない2つと、わずか1時間で差が開き始めています。

【3時間後】温度をキープ

【3時間後の温度】
・ダイソー:18.8℃
・ハードクーラー:15℃
・ソフトクーラー:19.3℃
スタートから3時間後の午後3時。気温は変わらず24℃です。気温の変化がほぼなかったことも影響してか、どれも2時間前の温度をキープした状態でした。ダイソーとハードクーラーボックスの氷はほぼ解けておらず、ソフトクーラーバッグは1割程度解けた状態です。

【5時間後】5時間後でも保冷力が継続中

【5時間後の温度】
・ダイソー:16.4℃
・ハードクーラー:14.9℃
・ソフトクーラー:20.1℃
スタートから5時間後の午後5時。徐々に涼しくなりはじめ気温は23℃。気温が低くなり、ダイソーのクーラーボックスは約2℃、ハードタイプは約1℃温度が下がりました。気温が低くなったとはいえ、氷が溶け始めているにもかかわらず保冷力がアップしたことには驚きです!ソフトクーラーバッグは温度の低下はなかったものの、スタートから温度をキープしました。

【5時間後】

【5時間後の溶けた水の量】
・ダイソー:200mL
・ハードクーラー:200mL
・ソフトクーラー:310mL
ダイソーとハードクーラーボックスは1~2℃の温度差がありましたが、溶けた水の量は同じ200mLでした。1~2℃の違いは保冷力に大きな差はないといえるかもしれません。約5℃温度が高かったソフトクーラーバッグは、310mLと半分以上解けていました。

検証結果

クーラーボックス内の温度と解けた氷の量を比較すると、今回の検証では「ハードクーラーボックスが最も保冷力が高い」という結果になりました。ダイソーのクーラーボックスは惜しくも2位の結果に。しかし、1~2℃の温度差はあったものの、溶けた水の量は同じだったためほぼ変わらない保冷力があると感じました。

【総評】実際に使ってみて感じた良い点・惜しい点

ダイソーのクーラーボックスを使用して良いと感じた点、惜しいと感じた点を筆者の独断で正直にまとめました。購入を検討している人や使い勝手が心配な人は参考にしてください。

良かった点

保冷力は想像以上!
検証実験を通して、ダイソーのクーラーボックスはハードクーラーボックスと同レベルの保冷力があることがわかりました。温度には多少差があったものの、330円(税込)でこれだけの保冷力を発揮できれば十分コスパが良いといえます。コストは抑えたいけど保冷力も譲れない人は、ダイソーのクーラーボックスがイチ押しです!

ひもが便利
ひもは本体とふたに通す構造で、一般的なクーラーボックスに比べると開閉時に邪魔に感じることがありました。しかし、ふたを地面に置いたり放置したりしなくてすみ、風で飛ばされる心配もありません。開け閉めは多少しにくいものの、ひもがあることで持ち運び以外でも役立ちます

惜しい点

開閉しにくい
ふたがぴったりとはまる構造のため、開閉しにくいと感じました。片手でさっと開くことはできません。爪を立てたり力任せに扱ったりすると、ぽろっと壊れてしまうため注意しましょう。

おしゃれではない
機能性には優れていますが、おしゃれなクーラーボックスに比べるとデザインは見劣りしてしまいます。そのため、おしゃれなクーラーボックスが欲しい人は物足りなさを感じてしまうかもしれません。けれど「食材の鮮度をしっかり保てれば良い」という、保冷力だけを重視している人にはダイソーのクーラーボックスがぴったりです!

ダイソーの保冷剤とあわせて使おう!

ダイソーにはさまざまな保冷剤が販売されています。ダイソーのクーラーボックスにぴったり収まるサイズのアイテムも豊富です。クーラーボックスは保冷剤を使わないと本来の機能が発揮されません。ダイソーでクーラーボックスを購入するときは、保冷剤もあわせてチェックしましょう。

ダイソーのクーラーボックスはめちゃくちゃ優秀だった

ダイソーの発砲クーラーボックスは、330円(税込)で気軽に購入できて保冷力にも優れています。ダイソーでは保冷バッグも多数販売していますが、保冷力を重視したい場合はクーラーボックスがおすすめです。見た目はおしゃれではありませんが、買い物用や友人へのお土産でケーキやお酒などを持っていくときにも重宝します。食品や飲み物をしっかり冷やして安全に持ち運びたい人は、ダイソーのクーラーボックスをチェックしてみましょう。

元記事で読む
の記事をもっとみる