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「皆の顔がわかるうちに思い出作りを…」というのは、意味がない!?<母の認知症介護日記>

  • 2024.5.12
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アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。ワフウフさん姉妹は、ダンスのレッスンをやめようかと言い始めた母・あーちゃんを説得して、年に一度の発表会には出ず、これまでよりペースを落としてレッスンを継続してもらうことに。しかし、良い刺激になってほしいという期待とは裏腹に、あーちゃんはレッスンに行ったのかどうかすら忘れてしまうようになっていたのでした。

年に一度の発表会には出ず、これまでよりペースを落としてダンスのレッスンを再開したあーちゃん。しかし、レッスンに行ったのかどうかすら忘れてしまうように……。そして、毎週通っている注射も同じように忘れてしまっているようで、もう自己管理ができなくなってきていることを痛感しました。

いつまでも成長しない孫!?

相変わらず、通院帰りにケーキを食べたがるあーちゃん。

体のためにもやめるように言っても、おなかが空いちゃったと……。

おなかが空いているなら、軽食にすればいいと言っても断固拒否。

そして、今度はレジ横にあるスイーツに手を伸ばすあーちゃん……。

そんなとき、先日渡した家族アルバムがバッグの中に入っていることを発見!

しかし、一緒に見ていると、何にも覚えていない様子……。

※メラニンくん:あーちゃんの孫

そして、やはり自分の姿しか目に入らないようです。

あーちゃんの中では、孫は小学生くらいで成長がストップしているようです。

いつものように、通院の帰りにあーちゃんと一緒にお茶をしましたが、すり足で歩いていて足元が不安……。そして、何度止めてもやはり甘いものを食べたがります。おなかが空いているなら、軽食のほうがいいのでは? と提案しても、断固拒否です。

それでも、糖尿病のあーちゃんに甘いものを食べさせるわけにもいかないので、仕方なく飲み物だけ注文していると、レジ横にあるスイーツを買おうとしていて……。手を変え品を変え、なんとか甘いものを食べようとする姿に、困惑してしまいます。

その日、あーちゃんのカバンの中に、この前渡したアルバムが入っていたことに気付きました。あーちゃんが楽しみにしていた、孫の大学合格を祝う会の写真が入っているアルバムです。しかし、写真を見てもいつのことか思い出せない様子。あーちゃんの中では孫は小学生のまま止まっているらしく、皆の顔がわかるうちに楽しい思い出を……というのは、意味がないのかも??

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これだけいろいろなことを忘れていても、通院帰りは甘いものを食べる! という流れが忘れられていないのは不思議ですね。毎回いろいろな手で甘いものを食べようとされると、そのたびに止めないといけない家族も大変そうです……。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!


著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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