「物価高がきつい、月1,000円でも節約できれば…」
物価高を機に節約を考え始めたものの、何から手を付けたらいいかわからない、という人もいるでしょう。
今回は、簡単ですぐに実践できる、電子レンジの節約術を紹介します。
年間5,000円、家計に差がつくので今日から始めましょう。
■【1分約0.23円】電子レンジは他の家電より電気代が安い
500Wの電子レンジを1分使用したときの電気代は約0.26円と言われています。意外と安いと感じる方もいらっしゃるでしょう。実際に、他の家電などを使うより、電子レンジを活用したほうがお得になるケースが多いです。
■電子レンジを使った3つの節約術
ここでは、電子レンジを使った3つの節約術を紹介します。
●1 【電気代4分の1】ご飯は保温するより冷凍保存でチンする
ご飯は、食べるときまで保温しておくのではなく、冷凍しておいてチンすれば、電気代が4分の1ですみます。
炊飯器を利用すると1回あたり約4~5円、保温には1時間あたり約0.5円かかります。一方、電子レンジを使い冷凍ご飯を5分間温める場合、約1.292円で済みます。
そのため、都度炊飯したり、保温したりするよりも、電子レンジを使って解凍した方がお得といえます。
●2 【年間光熱費が3分の1】野菜は下茹でするより電子レンジでチン
野菜は下茹でするより電子レンジでチンしたほうがお得です。年間光熱費を比較すると、3分の1まで節約できます。
省エネルギーセンターによると、ホウレン草やキャベツをガスコンロで下茹でした場合、年間約1,350円かかります。しかし、電子レンジを使えば年間約410円に抑えることができます。
年間約940円得することになりますので、野菜の下茹でには電子レンジを使った方が得です。
●3 自然解凍との併用
電気代をもっと節約したいなら、自然解凍と併用しましょう。
電子レンジの電気代は、1分あたり約0.26円と決して高いとはいえません。しかし、カチカチに凍ったものを解凍するとなると、時間がかかる分料金も高くなってしまいます。
冷凍のものは自然解凍と併用して、電子レンジの使用時間を減らすのをおすすめします。
■炊飯器よりもレンジを活用
都度炊飯器を使うより、冷凍にしたご飯を電子レンジで温めたほうが節約になります。また、ガスコンロを使って野菜の下茹でをするより、電子レンジを活用したほうが光熱費を削減できます。
節約は毎日の積み重ねが大切になりますので、ぜひ今回紹介した節約術を試してくださいね。
文・勝目麻希(ファイナンシャル・プランナー)
新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。転職・結婚・出産を経て一時は専業主婦になったが、自分の金融知識や実務経験を活かしたいと独学でライターの道へ。現在はファイナンシャルプランナーの知識を活かして金融系メディアを中心に執筆。