【40代の肌悩みに寄り添う保湿美容液】最新作から定番名品まで厳選！

2024.5.12

仕事や子育てに多忙な人が多く、自分のケアを丁寧にする時間を確保するのが難しい40代。でも加齢だけではなく、日々の紫外線、ストレスなどで肌や体は確実に変化しています。そんな時はブランドの技術が結集した高機能な保湿美容液を更新するのが正解！乾燥、くすみ、たるみなど、複数抱えるエイジング悩みに、きっとぴったりな逸品が見つかります♡

監修者

元麻布スキンクリニック院長田中志保先生

医学博士。美容皮膚科、皮膚科医。アメリカレーザー医学会、日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本レーザー医学会所属。
東京女子医科大学附属青山女性医療研究所にて皮膚の抗加齢治療の臨床研究に従事し、学会発表や講演多数。2023年4月に東京都港区・麻布十番に元麻布スキンクリニックを開院。

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40代からは乾燥が顕著に！

40代と30代の肌の最も大きな違いは、肌の保湿力。圧倒的に肌が乾燥しやすくなります。その理由は以下の4つだと言われています。

皮脂の分泌量や天然保湿因子の生成量が減る

年齢ともに皮脂の分泌量や天然保湿因子の生成量が少なくなり、皮膚の水分保持力が低下。その結果、バリア機能が弱まり乾燥がちになります。

女性ホルモン分泌量の減少

30代後半から分泌が減りはじめた女性ホルモンの量が急降下してしまうのも40代になってから。女性ホルモンは、肌のうるおいに不可欠なコラーゲンを増やす働きを持つほか、皮脂分泌を促すものでもあるので、その量が減ってしまうと当然肌が乾燥しやすくなります。

さらに40代になって以前より体が冷えるなと感じることはありませんか？女性ホルモンの減少はその原因のひとつとされています。女性ホルモン量が低下すると自律神経が乱れ、血行不良になり、体が冷えやすくなり皮脂腺の働きが低下。その結果、肌の乾燥を招きます。

筋肉量の低下

40代になると筋肉量が下降傾向にあることも一因。筋肉は体を温める働きもあるからです。前述した女性ホルモン量の減少と重なって体が冷えやすくなることで皮脂腺の働きが低下してしまうので、肌も当然乾燥しやすくなります。

紫外線ダメージの蓄積が表面化

長年蓄積した紫外線による肌ダメージも、40代になると顕著に肌に現れてきます。紫外線はシミの原因になるだけではなく、真皮のコラーゲンやエラスチンの変性を促し肌のバリア機能を低下させ、結果的に肌が乾燥しやすくなります。

40代スキンケアアイテムの見直しポイント

今日が一番肌も若い！悩みが深刻になってからではリカバリーに時間もお金も労力も必要だから、肌の変化に気づいたときが使うアイテムを見直すタイミングです。

クレンジング＆洗顔

実は最初に見直して欲しいのはクレンジングと洗顔。20代で28日周期だったターンオーバーは、40代では45日周期になると言われています。汚れが溜まっているとターンオーバーが乱れてしまうので、まずはきちんとメイクや汚れを落とすことを意識しましょう。肌の摩擦も避けたいので、クレンジング剤や洗顔料はたっぷり使い、優しく洗うよう心がけてください。

なお、落とす機能だけが高くても40代の肌には逆に刺激になってしまうことがあるので要注意。汚れを落としつつ、肌の保湿力を高めてくれるアイテムを選ぶのが40代のクレンジング＆洗顔料選びの正解です。

化粧水は“高保湿タイプ”がおすすめ

肌のうるおいが低下しているからこそ、外から水分を足してあげることが最重要となる40代。保湿ケアのステップに欠かせない化粧水ですが、毎日朝晩、何度も繰り返しパッティングするのは、なかなかハードルが高いですよね。それに、しっとりタイプの化粧水でもなんだか物足りない……と感じがちなのも40代から。そこでぜひ取り入れてほしいのは「超しっとりタイプ」などの化粧水。保湿成分は複数配合されているものがベストです。

高保湿成分：セラミド、ワセリン、スクワラン、ヒアルロン酸、コラーゲン、グリセリンなど

高保湿系シートマスクの力を借りよう

時間がなくても手っ取り早く保湿できる強い味方、シートマスク。自分の時間を確保するのが難しい人も多いと思うので、賢く日々のケアに取り入れるのが得策です。最近ではコスパよくデイリーに使える高保湿系のシートマスクの種類も豊富。ぜひ自分に合ったものを探してみて。

毎日使えるシートマスクはこちらで見つけて！

▶︎毎日のシートマスクが美肌のカギ？30代40代におすすめの悩み別シートマスク22選

保湿美容液はマスト！さらに複数使いで上向き肌に

長年連れ添った肌なので、当然悩みが多角化するのが40代のお肌。乾燥だけでなく、シミ、くすみ、たるみなどの悩みが30代の頃よりも複雑で深刻化するのは当然です。だから、化粧水・乳液・クリームのベーシックケアに保湿美容液をプラスするのはほぼマストと言っていいでしょう。そして使う美容液は1種類だけじゃなくてOK。保湿力の高い美容液をベースに、シミやくすみなら美白成分が配合された美容液、シワが気になるならシワ改善機能がある美容液など、肌悩みによって追加してみて。

肌に栄養をプラスしてくれるクリームも心強い味方

皮脂量が少なくなっているので、より油分の多いクリームを選んで。たっぷりの美容成分が配合されたクリームはその栄養を肌に届けてくれる役割もあります。特に夜にクリームを使えば、眠っている間にしっかりと肌をケアしてくれ、肌も柔らかくなりいいことずくめ。デイリーなクリームでのケアに加え、ナイトクリームを週に何度か使う人も増えています。クリームは使うと肌の変化を感じやすいので、ぜひ取り入れてみてください。

ナイトクリームについて詳しくは

▶︎人気デパコス【ナイトクリームおすすめ24選】就寝中に見違える肌に！

ちょっと贅沢でも投資する価値あり！保湿力重視の40代向けエイジング美容液10選

肌悩みに特化して集中ケアしてくれる美容液は救世主的存在。美肌づくりのベースになる保湿だけでなく、多機能な美容液をVERY美容ライター・髙丘が実際に使って良かったものを厳選しました！ご紹介するのは全顔に使う美容液7品と、気になる部分に集中的に使う部分用美容液3品です。

【LINEUP】

美容液8選

SHISEIDO ／バイタルパーフェクション Lディファインラディアンスナイトセラム

美白美容液がパワーアップ！肌の修復力強化で、美白だけでなくハリも実感

2月1日にリニューアルした夜専用美容液。睡眠中に肌の再生機能を促進し、ぼんやりしたフェイスラインも上向き肌に。ジェル状のテクスチャーなので、オリジナルの独自メソッドでマッサージしながら塗布するとより効果を感じられます。

ザ・ギンザ／ハイブリッドジェルオイル

ジェルとオイルのいいとこ取りの美容液。上質な香りに気分が上がります

たっぷりうるおう心地よいジェルとオイルカプセルが融合し、なめらかなテクスチャーでシルクのような肌に近づけます。マッサージをすれば血行がアップして、肌がキュッと引き締まります。

エスティローダー／アドバンスナイトリペア SMR コンプレックス

寝不足の時でも健やかな肌が叶う♪ロングセラー名品

独自のペプチドの組み合わせが、眠っている肌を整えてくれます。乾燥だけでなく、くすみ、ハリ、毛穴、ツヤなどのエイジング悩みをまるっと請け負ってくれる頼もしい美容液です。

クラランス／ダブルセーラム EX

ツヤのある質感が好みの人に使って欲しい。リピートターが多いエイジング美容液

水分と油分の黄金バランスのおかげで肌への親和性が高いので、肌がゴワつくときにもおすすめ。美肌に導く肌の機能を活性化させ、乾燥知らずの若々しいなめらかな肌に導いてくれます。

ランコム／クラリフィックブライトニングセラム

美白ケアに加えて、忙しいと忘れがちな角質ケアも一緒にできちゃう優れもの

韓国で人気のウォーターピーリングトリートメント発想の美白美容液。保湿力もさることながら、古い角質をやさしくケアし、使うたびに透明感のある肌に。

シャネル／ルリフトセラム

たるみに悩んでいる人に推したい！フェイスラインが戻ってくる感覚はクセになる

天然由来成分93％で、肌のハリ・弾力を引き戻してくれる美容液。乾燥から肌を守りながら毛穴ケアも叶います。シャネルならではの上質な使用感も○。

KANEBO ／カネボウイルミネイティングセラムａ(医薬部外品)

とろみのある乳液のような美容液は圧巻の浸透力！

乾燥くすみでキメが粗くなった肌を整え、うるおって明るく、やわらかな輝きに満ちた肌へ導くブライトニング美容液。また、肌のバリア機能を高め、どんな環境でも健やかな肌に。

部分美容液3選

ポーラ／リンクルショットジオセラムプロティアン

「肌がピンッ！」を目指す人のための小じわレス美容液。首まで塗るのがおすすめ

プロテインが配合された新発想美容液。クリーム状のテクチャーで、塗るとまるでヴェールを纏ったようなむっちり肌に。使用後のなめらかな肌の触り心地は格別です。

ディオール／カプチュールトータルヒアルショット

眉間やおでこ、法令線など、年齢を感じさせるシワが気になる人に。美容医療はハードルが高いと思っている人は一度試してみて

1月に発売されて話題になった、気になるところにピンポイントで使える画期的な高濃度ヒアルロン酸補充美容液。2種類のヒアルロン酸がふっくらとした肌に導いてくれます。

クレ・ド・ポーボーテ／セラムリッサーリッズ S

レチノールを試したことがある人も納得の逸品。諦めていたシワにも◎

純粋レチノールが安定的に肌に届き、シワ改善を叶えてくれる部分美容液。こっくりしたテクスチャーですが肌になじみやすく、うるおってパッと明るい肌印象に導きます。未来のシワ予防にもぴったりです。

40代の美肌ケア＆生活習慣の心得をおさらい

最後にお伝えするのは、40代の肌を健やかに保つスキンケアと生活習慣の心得です。これまで幾度となく目にしてきたことばかりかもしれませんが、もう一度思い出してみて。何もしなくても美肌でいられた頃と違い、これからは日常に対する意識の仕方で肌の美しさが左右されます。健やかな美肌を目指しましょう♡

“うるおう”肌のベースを作ろう

乾燥はすべての肌悩みの根源です。特に40代は肌が本来持つ保湿力がさまざまな要因で低下します。外からどれだけ保湿してあげるのかが、40代のスキンケアの鍵です。肌がうるおっているだけで、若々しい印象に見えます。まずは保湿成分が高配合された化粧水や美容液、シートマスクなどでたっぷりと保湿することを心がけましょう。

肌の悩みに合った成分を選ぶ

“口コミで高評価だから” “友達が使っていていいと聞いたから”となんとなくスキンケアを選んでいる人も少なくないはず。しかし40代の肌は、30代よりも悩みが深刻化し、それぞれ異なります。なので、自分の肌悩みに合った美容成分を選ぶことを心がけて。悩みが多い人は自分に合う美容成分の組み合わせを見つけてみましょう。

主な肌悩みと美容成分

保湿成分：セラミド、ワセリン、スクワラン、ヒアルロン酸、コラーゲン、グリセリンなど
シワ：レチノール、ナイアシンアミドなど
シミ・くすみ：ビタミンC誘導体、ハイドロキノン、コウジ酸、アルブチンなど
ハリ：レチノール、プラセンタなど
たるみ：レチノール、セラミド、ビタミンC誘導体など

紫外線ケアの徹底

紫外線は肌老化の大きな要因です。50代・60代になってからの肌悩みを少なくするためにも、紫外線ケアは徹底しましょう。朝起きたらすぐにスキンケアと同時に紫外線ケアをするルーティンを作っておくのがおすすめです。スマホやPCのブルーライトも老化の原因になると言われているため、リモートワークなどで家にいる日でもスマホやPCを使用する場合は紫外線ケアを。

食事・睡眠・入浴・運動……健やかな生活を

健やかな肌には、健やかな体が必須です。適度な運動で筋力をキープ、体を温めながら汗とともに老廃物を排出する入浴、タンパク質や食物繊維をたっぷり摂りながら、糖質や脂質を抑えたバランスの良い食事、十分な睡眠……健康的な生活習慣で体を整えるようにしましょう。

水分補給も忘れずに

人の体は約65％が水でてきています。水分が不足していては、いくら丁寧なスキンケアで水分を補給して美容成分を与えても肌はうるおいません。可能な限り意識して水分を摂るようにしましょう！

美容液の力を借りて40代の肌も存分に楽しもう

今や技術の進歩で、根深い肌悩みにも応えてくれる高機能な美容液がたくさん。肌悩みも一筋縄ではいかない40代だからこそ、効果は絶大かもしれません。50代、60代とこれからも付き合っていく自分の肌だからこそ、ぜひ一度じっくり向き合ってみて。健やかな肌で心も前向きに過ごしましょう。

取材・文／髙丘美沙紀

＊掲載商品の情報は本記事公開時のものです。商品は販売を終了している場合があります。

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