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彼の父が言う「帰化してほしい理由」モヤモヤしたけれど飲み込んだワケ|国籍問題で破局しかけた話

  • 2024.5.12

このお話は、著者・おとさん(@oto_ppu)によるエッセー作品です。国籍の違いから、恋人と破局しかけ、それを乗り越えた体験を描いています。恋人のお母さんは、おとさんが両親に同棲の同意を得ているかが心配だったようですね。それに対しておとさんは、同意を得ていること、そして「うまくいかなければそれだけの関係ということ」と言われたと告げます。すると恋人のお母さんは…。『国籍問題で破局しかけた話』第39話をごらんください。

話し合いの中で、「2人のために帰化してほしい」と言われたことは、おとさんの胸にちくりと刺さりました。けれど、ここでまた考え始めたら、答えのない暗闇に逆戻りです。ぐっとこらえて、おとさんは帰化することを宣言します。

この日、同棲、そして結婚に向けて、大きな一歩を踏み出したと言えるでしょう。

国籍に関する、それぞれの考え方を描く作品

このストーリーは、生まれながらに日本に住む韓国人として生活してきた、おとさんの国籍に関するお話です。信頼する彼と同棲を決める道のりの中で「国籍を日本に移してほしい」という周囲の声に困惑するおとさん。悩みながらも自らの国籍と向き合います。

日本に国籍を移す「帰化」とは、法務省によると以下のようなことを指す言葉です。

帰化とは、その国の国籍を有しない者(外国人)からの国籍の取得を希望する旨の意思表示に対して、国家が許可を与えることによって、その国の国籍を与える制度です。日本では、帰化の許可は、法務大臣の権限とされています(国籍法第4条)。

もともとおとさんには国籍へのこだわりはありませんでしたが、韓国籍であるというだけで結婚に反対されてしまう現実に傷つき、反発するワンシーンも。国籍がどこの国にあったとしても、おとさんの心も姿も変わらないのです。

誰もが自分のルーツに誇りを持ち、認め合える世界が理想ですが、家庭や個人によって考え方に違いがあるのも事実。お互いの考え方を受け入れ、相手の立場を大切にする関わり合いができるといいですね。国籍をめぐるおとさんやご家族の描写をきっかけに、価値観について考えさせられる作品です。

著者:もも

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