【佐藤晴美】オトナのカジュアルを叶える♡ クワイエットラグジュアリー

今シーズンの一大トレンドとして急浮上したキーワード「クワイエットラグジュアリー」は、シンプルな色みや柄に上質な素材感を組み合わせてクラスアップするのが特徴。このSTYLEを表現するのに欠かせない4つのアイテムを軸に、この春をセンシュアルに過ごすための着こなしをご提案。さあこの夏は、いつもよりもっとイイ女へ。

スタイリスト伊東牧子さんとエディターSが考えるQuiet Luxury

S： 最近トレンドのクワイエットラグジュアリー。まきちゃんのデイリーなスタイルに近いよね。
伊東：うん。ロゴやデザインがtoo muchで情報量が多いアイテムって、それを持つ人の内面的な美しさに目がいかなくなるような気がしていて、あまり得意ではなくて。だからすごく好きなテイスト。
S：クワイエットラグジュアリーらしさって何だろね。
伊東：色みやサイズ感やデザインのシンプルさ加減の絶妙な調整が、全てのカギを握る気がする。シンプルなだけだと、「ただコンビニに行く人」のファッションになっちゃうから、高級感や遊び心のある小物使いもとっても大切だと思う。
S：確かに、目指したいのはノームコアではなくて、しつかりセンシュアルなスタイルだもんね。
伊東：アイテムでいうと、夏のシンプルなアイテム代表のタンクトップはマスト。ヘルシーな印象になり過ぎずに女らしさを微調整するのが大切。
S：あとはセットアップも簡単にクワイエットなテイストを演出できる、夏にオススメのアイテムかも。
伊東：ダボパンツも、トップスにタイトなアイテムを合わせることで、COZYなムードを演出できて程よいリラックス感が漂うから、どんな子にもオススメできる。
S:sweetガールの定番アイテムでもあるドレスをクワイエットテイストで着こなすとしたら？
伊東：シックな色で自分のからだを素敵に魅せてくれるデザインを試着して選ぶべき！
S：色みをあまりごちゃごちゃと使わずに、黒やベージュやホワイト、グレーなどの色で統一すると、京美人のようなはんなりとした存在感を演出できて、それってクワイエットラグジュアリーらしさだね。

トーン・オン・トーンで品格を纏う

同系色でまとめつつ、少しだけ色をずらす“トーン・オン・トーン”の着こなしでリュクスな品格を引き出して。また、異素材の組み合わせでフラットな着こなしに変化をつけるのもポイント。小物を黒で統一することでアクセントを。

photo : TAKANORI OKUWAKI［UM]

styling : MAKIKO ITO

hair & make-up : MAI OZAWA

model : HARUMI SATO

web edit : KIMIE WACHI［sweet web］

※記事の内容はsweet2024年5月号のものになります。
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