「セックスは何歳までできる？」50代60代の熟年夫婦の性生活を解説！

新婚の頃は毎日セックスをしていた夫婦でも、子育てや仕事、家事など忙しい毎日を過ごしているうちに、セックスの頻度が減りいつの間にかセックスレスになっていたということは少なくありません。
今回は、セックスはいったい何歳までできるのか、特に熟年になった夫婦のセックス事情をご紹介。夫婦生活の現状やセックスレスになる原因、50代60代になっても現役でセックスをするためのコツも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

セックスは何歳までできるの？

「50代性欲ってどうなの？」「オナニーは何歳までするの？」「50代60代の夫婦はいつまで熟年エッチできる？」など疑問を抱く人もいるでしょう。
シニアのセックス事情を調査すると、50代夫婦の約7割がセックスレスである一方、70歳を過ぎても現役でセックスを続けている人もいます。
高齢になるとセックスができるかは個人の気力や体力なども関係してくるため、一概に何歳までできるかは断定できませんが、健康であれば何歳になってもセックスはできるといえるでしょう。

出典：ハルメク365｜50代夫婦の7割超がセックスレス…何歳までする？

「何歳までセックスする？」「平均頻度は？」熟年夫婦のセックス事情

20～30代向けの総合恋愛サイト「愛カツ」では、サイトを訪問したユーザーに対して「何歳までセックスしたいか」と尋ね、性的意欲についての調査を行っています。2024年4月現在の結果は、女性は40歳までしたいと答えた人が18％、50歳までが20％、60歳までが20％、70歳までが15％となり、生涯ずっとと回答した人は25％でした。
また、男性の回答は40歳までしたいが18％、50歳までが18％、60歳までは19％、70歳までが17％、生涯ずっとは26％という結果に。男性のほうが、女性よりも若干多い割合で、長い間セックスしたいと考えているようです。
また、夫婦の営みの回数や頻度は、環境やお互いのライフスタイルにも関係するため、「1週間に1回は必ずしたい」「月に1度でいい」など意見はさまざま。20～30代の若年層だけでなく中高年以降の夫婦生活も、それぞれ夫婦で異なるものだといえます。

出典：愛カツ｜【女性限定】何歳までセックスしていたいですか？
愛カツ｜【男性限定】何歳までセックスしていたいですか？
e-venz｜夫婦の営みの頻度は？何歳まで？気になる夫婦事情

夫婦にとってのセックスの重要性って？

セックスは「好きだよ」「愛してるよ」などの言葉だけでは伝えられない気持ちを表現し、お互いを思い合っていることを確認し合える行為。
特に結婚して子どもができると、改まって男女を意識してふれ合う機会も少なくなりがちですよね。50代や60代になってからの熟年セックスは、「女として求められているかな？」「男として終わっているかも」といった不安な気持ちを安心に変えてくれるものでもあります。
セックスは、夫婦にとって愛情表現のひとつで、お互いの愛を育むとても重要なものなのです。

50代60代夫婦が中高年になってセックスレスになる理由

50代60代などの熟年夫婦の性生活では、「オナニーはするのにエッチはしない」という人も少なくありません。また、男性は射精できる限り何歳まででもセックスできると言われていますが、なぜ熟年夫婦はセックスレスになるのでしょうか。

＜中年になってセックスレスになる理由＞

・体力的につらい

・身体的な衰え

・子作りが終わった

・単純に性欲がなくなった

・お互いに色気を感じなくなった

・マンネリ化

それぞれ詳しくみていきましょう。

・体力的につらい

年齢を重ねるにつれて、少しずつ体力は衰えていくもの。体力がないと、仕事や育児をこなすだけで疲れてしまい、セックスに時間と体力を費やすよりも、「休息したい」「睡眠時間を確保したい」と考えてしまう人もいます。また、50代女性に多いのが親の介護による疲労。自分や夫婦の時間を大切にしたくても、介護疲れによって性生活どころではなくなる人も多いようです。

・身体的な衰え

人によっては、加齢によって性機能が低下するケースもあります。中年女性の場合はセックスのときに濡れにくくなる、男性なら勃起不全になるなど、身体的な衰えがセックスレスの原因になることもあるでしょう。

・子作りが終わった

セックスに求めるものの違いも、セックスレスになる大きな理由のひとつ。夜の営みを子作りのためだけにしていた夫婦は、何歳まで行為ができるかなどは関係なく、妊娠や出産を終えるとセックスに気持ちが向かなくなることもあるようです。

・単純に性欲がなくなった

性欲がなくなってしまったことで、セックスレスになる可能性も考えられます。40代から女性の性欲が高まるなどの説もありますが、反対に、年齢が上がるごとに性への関心が薄れていく人もいます。

・お互いに色気を感じなくなった

長年夫婦として過ごしていると、いつの間にかお互いの存在に慣れてしまい、色気を感じられなくなってしまうこともあるようです。性欲も自然と湧かなくなり、「その気になれないな…」とセックスレスにつながることも少なくありません。

・マンネリ化

セックスがマンネリ化するのも、セックスレスの理由のひとつです。結婚生活が長くなると、セックスの順番ややり方が決まったものになりがち。いつも同じシチュエーションで同じようなセックスをしている夫婦は、徐々に刺激が薄れ、セックスレスになりやすくなるのです。

いつまでも現役でセックスする熟年夫婦になるために今日から実践したいこと

セックスレスが続くと、夫婦生活に悪影響が出てしまう可能性も否定できません。ここからは、熟年夫婦がいつまでも現役でセックスを楽しむために、今日から実践できることをご紹介します。

＜いつまでも現役でセックスする夫婦・カップルになる方法＞

・いつまでも自分磨きをし続ける

・コミュニケーションの一環ととらえる

・シチュエーションにこだわる

・普段からのスキンシップは積極的に

・性について夫婦で話し合う

・心に余裕を持つ

それぞれ詳しくみていきましょう。

・いつまでも自分磨きをし続ける

50代、60代の男性や女性がセックスレスにならないためには、お互いに自分磨きを怠らないことが大切です。外見はもちろん、内面や行動の仕方などにおいても、いつまでも魅力的な熟女や紳士であり続けられるよう努力しましょう。そうすれば、お互いに魅力が薄れることなくセックスも現役で続けられるでしょう。

・コミュニケーションの一環ととらえる

セックスのゴールを「挿入すること」「イクこと」「射精すること」だと考えてしまうと、自己中心的なセックスや気持ちいい演技をするだけのセックスになりがちに。セックスを夫婦の大切なコミュニケーションのひとつだと考え、お互いの求めることを素直に伝え合うことで、よりセックスを楽しめますよ。

・シチュエーションにこだわる

マンネリ化を防ぐため、セックスが同じシチュエーションにならない工夫をすることも大切です。
普段夜にセックスをしている夫婦は、朝にしてみたり明るい部屋でしてみたりなど、ちょっとしたことでもOK。旅行先やホテルなど、定期的に雰囲気を変えてセックスする機会を設けるのも刺激となるのでおすすめです。

・普段からのスキンシップは積極的に

50代や60代の性生活がうまくいくためには、普段から積極的にスキンシップが取れていることが大前提。スマホやテレビばかりで夫婦の会話がない、パートナーに無関心、相手への不満や文句ばかりを口にしている状態が多い夫婦は、いざセックスをしようとなっても、なかなか気持ちが高まらず盛り上がらない可能性も。
ハグやキスなど普段からセックス以外のスキンシップを意識することで、セックスへの抵抗も薄れ、より行為を楽しめるでしょう。

・性について夫婦で話し合う

性の価値観について夫婦で話し合う時間を設けてみましょう。セックスの頻度や行為の内容などについてオープンに話せると、セックスレスを避けられることも。話し合う際は、価値観を共有することはもちろん、相手の価値観を理解することも大切です。

・心に余裕を持つ

セックスを楽しむためには、心に余裕を持つことも重要。余裕がなければ、イライラしたり、相手のことを思いやれなかったり「なんで私ばっかり…」「断ってもいいかな」などネガティブな思考を繰り返してしまいます。
自分が楽しめることを考えた先に、相手にも楽しんでほしいと思いやれる夫婦は、いつまでも現役でセックスを続けることができるでしょう。

50代60代夫婦でも性生活は重要！いつまでもセックスを現役で楽しめる夫婦関係を築こう

50代60代の夫婦になっても、夫婦生活はいつまでしていいかなどの決まりはなく、むしろ大切な夫婦のコミュニケーションのひとつです。男性も女性も性欲自体は何歳までと明確なものはありません。
今回ご紹介したセックスレスになってしまう理由や対処法などを参考にして、性生活をいつまでも楽しめる夫婦関係を築いていってくださいね。