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【初公開】非公開文化財の特別公開と新緑に包まれる庭園が魅力「宝筐院」【嵯峨野】

  • 2024.5.11

今回初公開となる非公開文化財の客殿と、茶室が鑑賞できる貴重な機会です。庭園の新緑も見事で、文化財と緑に癒される庭園を堪能できます。非公開文化財の特別公開は5月12日までです。

文化財と新緑の庭園

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賑わいの戻った嵐山渡月橋周辺を通過し、北へ。
嵯峨小学校近くの清凉寺そばにある、宝筐院(ほうきょういん)。
宝筐院のはじまりは、平安時代に白河天皇(1053~1129)の勅願寺として建てられました。
ご本尊は一面千手観音菩薩立像で、臨済宗の寺院です。

令和6年度 春期非公開文化財特別公開

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現在、春期非公開文化財特別公開として、5月12日まで文化財が公開されています。
宝筐院としては初公開だそうで、文化財を鑑賞する貴重な機会です。

~令和6年度 春期非公開文化財特別公開~
期間:4月27日土~5月12日(日)
拝観受付:午前9時~午後4時
拝観料:1000円

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特別公開の順路は、本堂→客殿→茶室でした。
こちらは本堂です。本堂では、大正5年にご本尊として迎えられた、木造の十一面千手観音菩薩立像が公開されています。

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本堂からの庭園を眺めてみました。緑に癒される風景が素敵です。

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本堂に隣接する、内部初公開の客殿です。こちらでは、谷文中が描いたと伝わる四季花鳥図が公開されています。美しい四季風景が描かれた襖絵に、取っ手も繊細で、文字が刻み込まれていました。隣の部屋では南北朝期の鎧(復元)が公開されていて、宝筐院の歴史深さを感じる事が出来ました。

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公開されている文化財は、全て撮影不可だったので、茶室前の庭園風景です。茶室 丹照庵も初公開で、近くまで行ける機会が少なく、貴重でした。

境内の様子

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境内の一角には、生前敵同士であった足利義詮と楠木正行の墓が隣同士で並び立っています。

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庭園は、嵯峨野の紅葉の名所として知られており、こちらは境内に入ってすぐの風景です。庭園では、美しい新緑の風景が楽しめます。

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昨秋の美しい紅葉風景です。宝筐院は比較的色づくのが遅めの印象で、昨年は12月上旬に拝観しました。晩秋の紅葉名所として楽しめるかと思います。

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回遊式の庭園では、季節の花々が楽しめます。ちょうど紫蘭が綺麗に咲いていました。これからは紫陽花も楽しめるようです。

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紅葉の新緑が見事でしたが、苔が生き生きとして、緑の世界が広がっていました。

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今回は、初公開となる通常非公開の文化財と、新緑が見事な庭園風景を紹介しました。
非公開文化財の特別公開は5月12日までとなっていますが、庭園は通年拝観可能です。
近くへ行かれた際には、立ち寄られてはいかがでしょうか?

スポット情報

名称:宝筐院 ほうきょういん
住所:京都市右京区嵯峨釈迦堂門前南中院町9-1
拝観時間:9:00~16:00(11月は~16:30)
拝観料:通常 500円(特別公開期間中は1000円)
アクセス:JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」下車徒歩約20分
京都市バス「嵯峨小学校前」より徒歩約5分
関連ページ:https://www.houkyouin.jp/index.html

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