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この夏は「透明感のあるブラウン」をオーバーリップ気味に!40代以上に捧げるリップメイク最新事情

  • 2024.5.11

人気アーティストと考える「洒落顔」の正解【AIKO ONOさん編】vol.4

ファッション同様にビューティも、雑誌「オトナミューズ」が創刊から掲げてきたのは、“シンプルだけど洒落てるメイク”。10年経ってもそのテーマは不滅ですが、シンプルの定義や何がおしゃれ感を作るのかは、変化しているはずです。そこで笹本恭平さんに、2024年流の「大人の洒落顔」を提案してもらいました。

その人らしさと大人の可愛げが引き立つ AIKO流、フレンチシックな洒落顔を解説

70年代のジェーン・バーキンをモダンにアップデートしたようなヨンアさんルックの作り方をレポート。今どきの質感を上手に取り入れることが、今シーズンらしく仕上げるカギ。

トップス¥31,900 (ベイジ,/オンワード樫山 お客様相談室)

可憐さと透明感を引き出すメイクに定評があるAIKOさん。飾り立てるのではなく、素を生かすことに洒落顔の本質はあるという。「その人らしさが第一の“無理のないメイク”が美しいし今の気分。使うファンデーションの量は極力減らしたほうがいいし、口紅も素の唇になじむカラー、質感が旬のムードを生みます。それから、マスカラの塗り方などマイクロパーツへのちょっとしたアプローチで、メイクしていないように見せつつ、エッジや大人ならではの愛らしさを仕込むことができる。美の神は細部に宿ります」

【Lip】 最新のツヤブラウンでジュワッとセンシュアルな唇に

「この春夏、まず手に取ってみたいのは透明感のある発色のブラウン。フレンチシックな雰囲気とヌケ感を同時に表現できるイットカラーです。唇となじんでほんのり色づくから、一見濃いように見えるシェードでも失敗しにくいし、1度塗りと何度か重ねたときでまた違う表情を楽しめるのもポイント。失敗知らずなので、カジュアルに楽しんでほしい!」

ブラウンリップをじかに唇へON

グロッシーなブラウンリップを実際の唇よりも心持ちオーバーめに直塗りする。シアーな質感なので、リップラインはあまり気にせずにラフに塗ってOK。

「いき過ぎていない絶妙なツヤと軽やかな発色が今シーズンの気分。ヘビロテしています」。カネボウ ルージュスターヴァイブラント V07 ¥4,620(カネボウインターナショナルDiv.)

リップを着替えてムードをスイッチ!

赤リップこそ最新を!オレンジも潜む旬シェード

デニムジャケット¥28,600(ジースター・ロゥ/ジースター インターナショナル)

「この赤はオレンジみもあるフレッシュカラー。まず唇の中心部・数カ所にじかに口紅を当ててカラーを点置きし、山だけしっかり描きます。その後はブラシや指でタッピングするようにカラーを伸ばし自然なグラデを作ります。こうすると濃い色でも失敗せずに塗れる」

【Red】ルージュ アリュール ヴェルヴェット ニュイ ブランシュ 01:00 ¥6,600(シャネル・3/29限定発売)

時代のムードを纏えるティントなキャラメルカラー

トップス¥19,800 (ベイジ,/オンワード樫山 お客様相談室)

「赤みのないキャラメルトーンも洒落顔を作り出せる注目色。1点投入でガラリとムードを変えられます。アプリケーターにカラーを取ったら、唇の内側から塗り始め、最後にリップラインを整えるようにすると輪郭がもたつかず、キレイに仕上げられます」

【Brown】リップ セラム ティント 004 ¥3,520(アディクション ビューティ)

AIKO ONOさん
メイクアップアーティスト。2007年に渡米しニューヨークなどでアシスタントとして経験を積んだ後、2009年より日本での活動をスタート。大人の可愛さをさり気なく高める、シンプルでヌケ感のあるルックに定評が。セレブリティからの信頼も厚い。

photograph:YASUTOMO SAMPEI(model), KAZUTERU TAKAHASHI[KONDO STUDIO](still) styling:AKIKO KIZU hair:KAZUKI FUJIWARA make-up:AIKO ONO model:YOUN-A text:CHIHIRO HORIE

otona MUSE 2024年5月号より

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