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《産後のPMS》産む前と変化あった?ママたちの“あるある”3位「家事が雑になる」…2位&1位は?

  • 2024.5.11
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「産後のPMSの変化」について調査を実施

産後のPMSを調査
産後のPMSを調査

女性の心身はホルモンバランスの影響で、妊娠、出産など、ライフステージごとにさまざまな健康課題に直面します。産後のPMSもその一つ。PMS(月経前症候群)とは、女性ホルモンの変動などの影響で、生理前3~10日間に表れ、生理が始まると治まる精神的、身体的症状のことを指します。抑うつや不安、イライラなどの精神的症状や、頭痛や腰痛などの身体的症状が代表的です。

PMS対策アプリ「ケアミー」が、5月12日の母の日に合わせて「産後のPMSの変化」について調査を行い、その結果を発表しました。調査は、2024年4月19日(金)、20~40歳の母親400人を対象に、インターネット上で行われました。

約3人に1人が「ひどくなった」と回答

産後のPMSに変化があったか
産後のPMSに変化があったか

それによると、産後のPMSの変化について、32%が「ひどくなった」と回答しました。

また、産後にPMSの不調を感じている人に、「PMSが原因で困っていること」について尋ねたところ、最も多かったのは、「夫・パートナーの些細な行動にイライラする」という回答で47.9%でした。次いで、「子どもの些細な行動にイライラしてしまう」が43.8%、「やる気が起きず家事が雑になってしまう」が37.7%という結果でした。感情的に振舞ったことで自己嫌悪に陥る人や、夫とギクシャクしたり、離婚を考えてしまう人がいることも分かりました。

「PMSの不調に対して、どんな対策をしているか」を尋ねたところ、対策方法として最も多かったのは、「睡眠をとる」という回答で31.5%でした。次いで、「無理をしない」が29.5%、「自分を甘やかす」が24.7%という結果でした。ピルや漢方を飲む、婦人科で相談するなど医療機関を利用するよりも、セルフケアで対処している人が多いことが分かります。一方、「何も対策していない」と回答した人は28.1%で、不調を感じていても3割弱の人は何も対策していないことが明らかになりました。

産後にPMSによる不調を感じている人を対象に、「PMSで体調やメンタルの状態が優れないときに、家族やパートナーにしてもらってうれしかったこと」を質問したところ、最も多い回答は、「率先して家事をしてくれた」で34.1%、次いで「率先して育児をしてくれた」が21.7%、「家事や育児から離れられる、ひとりの時間をくれた」が16.3%という結果でした。

産後のPMSを解消する方法は?

PMSのイメージ
PMSのイメージ

産婦人科医の月花瑶子先生は、産後にPMSが変化する理由を女性ホルモンが影響しているといいます。

「産後、女性の体内ではエストロゲンとプロゲステロンといった女性ホルモンが急激に減少することでそもそも“産後うつ”といってメンタルの不調を来しやすい状況になります。その後、しばらく授乳をする場合、その期間は生理が戻ることはありませんが、授乳がひと段落をつき始めると再び生理周期が戻ってきます。そこからは再びPMSの症状が現れ始めるのですが、それまでのホルモンの不安定な変化はPMSの症状に大きく影響し、症状を悪化させることがあります」(以下、月花先生)

また、他にも悪化要因があるそうです。

「その頃の育児による睡眠不足やストレスも、PMSの症状を悪化させる要因です。睡眠不足は体の回復力を低下させ、ストレスホルモンのバランスを崩すこともあります」

では、産後のPMSにどのような対策があるのでしょうか。

「十分な休養・睡眠、またヨガや瞑想などリラクゼーション効果のあるセルフケアや健康的な食生活があげられますが、それらを実現させるには一番身近な協力者であるパートナーや家族のサポートが必要不可欠です。

また、症状がひどい場合は、医師と相談し、必要に応じて低用量ピルや漢方薬による治療を検討することも可能なので、躊躇せずに婦人科を受診することもお勧めしたいです」

母の日をきっかけに、パートナーと産後のPMSの変化やPMSの時にどんな風に接してほしいのか、話し合ってみてはいかがでしょうか。

(LASISA編集部)

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