“サードプレイス”は自分の心の中にある「恋するアソビジネス入門」No.２【潮凪洋介】

“生きることを楽しむために生きる”をモットーに、アソビジネスを通じてウェルビーイングな人生を送る方法を提案する「恋するアソビジネス入門」No.２。多忙な日常から抜け出し、脳内の妄想景色を探ることで、サードプレイスの原風景を見つける方法を作家の潮凪洋介さんが指南します。

「気が付いたら家と会社の往復になってる」
「１週間、何をしていたか、記憶がない……、しかも記憶がモノクロ……」
「最近、恋のはじまりの心のざわめきがない……」
「何のために生きているのかな？」

多忙にすごしていると、ついついそんな状態に陥ってしまいます。

「わたしのことかも……」

もしもそう思ったとしても安心してください。

生活の中に「第３の場所」――サードプレイスをつくることで、あれやこれやのモヤモヤは必ずふきとびます。

人生が最高に楽しくなる“アソビジネス”づくりは、その先の先の話。まずはサードプレイスで土壌をつくっていきましょう。

ここでとても大切なコトがあります。
それは……。

仲間たちと一緒に心から笑い合い、感動で魂が震える場所、脳からドーパミンがあふれ出る、発散と創造と刹那の時間と空間――サードプレイスは、誰かがくれるものではなく、自分で探し、自分でかたちづくるものということです。

そして、そのためには、まず、自分の心の中にある「理想のサードプレイスの景色」を把握しないといけません。

ともあれ、心の深いところに潜ってみましょう。

まず、ゆっくりと目を閉じて、「心地いい」「楽しい」と感じる場所を思い浮かべてみてください。

どんな景色が心に浮かびましたか？

商店街のヨガスタジオ？
小径の奥の、静かなレトロカフェ？
昔、登った山頂からの景色？
秘湯温泉？
もちろん仕事が楽しすぎて、仕事場こそがサードプレイス！

という人もいるかもしれません。

思い浮かんだ、記憶の欠片、あるいは未来の憧れ……それがあなたのサードプレイスの原風景、サードプレイスのゲノムです。

その景色から人生の新しい舞台が繰り広げられてゆきます。

もしも思い浮かばないときは、仕事や家事の手を止めて外に出て、すこし歩いてみてください。歩くうちに、血液がめぐり、もっと遠くに行きたくなります。

そしたら、数駅電車でちょっと移動してみましょう……。気になったカフェを見つけたら、ぶらっとDrop inしてみてください。お茶を飲みながらサードプレイスが頭に浮かんできたら、それをスマホにメモします。

「どうしてこんなことを？」

明確な理由があります。

今、ここであなたがおこなったのは「日常を引きはがす練習」です。

日常の引きはがしによって頭に浮かんだ場所の周波、気分、そこにいる人の空気感――それこそがあなたの「心の深いところにある理想のサードプレイス」のイメージなのです。

この脳内の妄想景色を大切にすることが、幸せなサードプレイスづくりの小さな一歩になります。

まずは、その景色に心から憧れてみてください。

次号では「自分に合ったサードプレイスと出会う４つのヒント」についてお届けします。お楽しみに！

▷潮凪洋介オフィシャルサイト
https://shionagi-yosuke.com/

▷LWCA～大好きで得意なアソビジネスにきっと出会える～
https://www.freedom-college.com/

▷関連図書
『アソビジネス大全――遊び＋ビジネスで人生が変わる』潮凪洋介著（自由国民社、2023年）

↓ サードプレイス関連記事をもっと読んでみる ↓
▷３つめの居場所で、DRESSな女に

DRESS部活の詳細をみてみる！