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【清野菜名】少しずつ無駄のない生活へ。今、すごく心地がよい

  • 2024.5.10
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2024年4月売り5月号のInRedに登場してくれた清野菜名さん。「以前は直感でピンときた服を試着せずに買うことが多かったが、今では試着がマスト。ファッションが大好きな上に、なかなか物を捨てられない性格から脱却し、本当に必要なのかを一旦、立ち止まって考えるようになった」と話します。そして、ファッションの断捨離から始まり、今では心にも変化をもたらした“暮らし”についてお伺いしました。

PROFILE せいの・なな/1994年10月14日生まれ。愛知県出身。主な出演作に、映画『キングダム』シリーズ、『耳をすませば』『ある男』、ドラマ「今日から俺は!!」「日曜の夜ぐらいは…」など多数。

お洋服の断捨離からスタートし、暮らしにも変化が訪れた

服からスタートした断捨離は、日々の暮らしにも広がっていき、清野さんの心にも変化をもたらしたそう。

「食器やタオル、家具にしても必要なものだけを残す感じになってきています。食材ひとつにしても、買いすぎてしまって使い切れないのは避けたい。農家さんから直接いただく機会もあるので、作り手の皆さんの顔を知っているからこそ無駄には絶対したくなくて。少しずつではあるけれど、必要なものだけで暮らすことを知るとあまりに心地よくて。もう元には戻れないなと思います。その上で必要なのは“覚悟”だけ。覚悟を決めて手放していく。服に関しては、またトレンドが巡ってきて着るかもしれないと思うと捨てられない。でも、巡ってきたとしても全く同じではないし、手放したあとに『また着たいな』と思ったこともあったけれど、『まぁいいか』ぐらいの気持ちにしかならなかったんです。結局のところ、迷ったとしても手放していかないとモノは減らせないんですよね。ただ、ミニマリストほど無駄を削ぎ落としてしまうのはちょっと寂しいなと思うので、植物や気に入った変な置物(笑)などでインテリアを楽しんでいます」

無駄をそぎ落としすぎずに、植物などでインテリアを楽しむ

清野さんが室内やベランダで植物を育てはじめたのは3年ほど前のこと。

「コロナ禍になり、家で過ごす時間が長かったこともあって植物に興味を持ちました。専門店で塊根植物の存在を知ったこともきっかけのひとつで、どんどん家に植物が増えていきました。塊根植物だけではなくて、観葉植物、多肉植物、ベランダにはキンモクセイと自宅は緑であふれています。キンモクセイの花が咲いている時季は、窓を開けて深呼吸するのが幸せ。多肉植物の中では、オブツーサという丸い葉先が透き通っている植物があるんですが、光が差し込むとすごくきれいでずっと眺めていられます。植物はそれぞれ育て方が違うので、同じ手入れをしても元気がなくなっちゃうこともあり、今手元にある植物を全部元気に育てるのが目標でもあるんです。仕事以外のところで、小さな楽しみを見いだせるようになったこともここ数年での大きな変化だったように思います」

MODEL=清野菜名 PHOTOGRAPH=中村和孝 STYLING=NIMU(まきうらオフィス) HAIR & MAKE-UP=光野ひとみ INTERVIEW & TEXT=長嶺葉月

※InRed2024年5月号より。情報は雑誌掲載時のものになります。
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください。

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