1. トップ
  2. レシピ
  3. 京都で話題のお値打ち和食コース店「明けましておめでとうござい〼」

京都で話題のお値打ち和食コース店「明けましておめでとうござい〼」

  • 2024.5.9

2023年末、一之船入にオープンした一斉スタートの和食店「明けましておめでとうござい〼」で、ディナーなり。

隠れ家の一斉スタート和食店

 (264586)

お店の名前は「明けましておめでとうござい〼」、日本人なら一度聞いたらまず忘れないフレーズですが、おばんざい居酒屋などを展開されている若い会社が経営母体のカウンター居酒屋割烹。
お料理はコースのみで、現在は¥6600一種!というお手軽価格。一休や食べロぐでネット予約が可能で、17:00、19:30の一斉スタート制。予約時に確認したら19:30からの予約は1か月先まで満席のようで、17:00からをお願いしたわけで。

場所は木屋町二条下ル。一之船入の前に立って東を向くと、お向かい辺りにあります。時間まで扉が閉まっているので外で待っていると時間通りオープン!

 (264587)

長ーいエントランスの奥の右側がお店。いやー、京町屋リノベーション物件ですが、これは雰囲気がありますな。

 (264588)

オープンキッチンを囲むコの字型カウンター10席。メニューはお任せなので、先に苦手な食材を言って後は流れに身を任せるわけで。

 (264589)

まだ30才ぐらいのお若いご店主、それにお酒担当のお姉さんの2名体制。オープンキッチンで、ご店主の手元まで丸見え状態。当日は我々と、女子カップル、4人組の3組でした。おっさんはワタシのみで、ま、女性が自腹で来るお店ということですな。

 (264590)

とりあえずお酒を注文するのですが、メニューはこんな感じ。お値段表示は無いのですが、後の支払いから考えると、かなり良心的価格設定!だと思います~。日本酒もかなりいろいろと扱っている模様。

 (264591)

で、瓶ビールでほっこりしつつお料理の登場をお待ちするのですが、瓶ビールで「熟撰」を選んでいるお店はかなり珍しいよなあ!と思いつつ。ビールを吞んでいる間に全員が集合し、お料理がスタート!

 (264592)

一品目は季節の椀物で「若竹煮」。ま、はんなりしたお味で美味しいですな。

 (264593)

二品目は突き出し盛り合わせ的な。小皿に乗っているのは、シャキシャキと歯ごたえの良い「スナップエンドウの胡麻和え」、左手はサッパリした味付けで大葉の風味が偉大な「茹で春キャベツの塩マリネ」、右手は「蛍烏賊と新青海苔」というこれまた季節を感じる食材のチョイス。

 (264594)

これは日本酒だなあ!と今日はグラスで貰うのだ。御主人にお料理に合わせてお願いします~!ということに。まず一杯目、城陽酒造謹製「城陽 吉川町特A地区 愛山2023BY」からスタート。

 (264595)

今日は控えめに「知多ソーダ割り」にスイッチ。

 (264596)

三皿目は刺身盛り。2時の方向から時計回りで、カンパチ、モンゴウイカ、平目、鰹のづけ、中央は鯛に炒り酒(水分を飛ばした日本酒に、ダシ、塩などを合わせたもの) 敢えて醤油を控えてあるのですが、良い感じ。隠し包丁入りまくりのモンゴウイカが出色でした。

 (264597)

四品目。「揚げ茄子の葛餡掛け」。油と相性の良い茄子に桜海老の入った葛餡が、しみじみホッとするお味。

 (264599)

お次のお酒。久美浜の熊野酒造謹製「杜氏の独り言 純米吟醸生原酒」なり。杜氏さんが京都市内に出てこられた時に呑みに来れれたご縁で、オリジナルラベルバーションを作ってもらった模様ですな。

 (264600)

で、次のお料理の進行を見ながら、ちびちび呑むのが楽しいわけで。

 (264601)

五皿目。「鰆の照り焼き」なのですが、上に鯛の白子を乗せたもの。合わせて食べるのは初めての体験ですが、ま、やってみるものだ!という感想。美味しいです。

 (264602)

更に六皿目は「河豚唐揚げ、こごみとフキノトウの天ぷら」なり。河豚唐揚げにもすっぱいネギソースを掛けてある工夫。

 (264603)

で、お料理に合わせてお酒を!とお願いしたら「ひや」(常温のこと)でいいですか?と確認があったので、出して貰いました。和歌山は吉村秀雄商店謹製「車坂 純米酒」なり。ひやなので、角のないまろやかさ。速やかに体にしみこむ~という感じでした。

七皿目は、皿では無くて・・・

 (264604)

手渡しで。パリッとした焼き海苔に挟まれているのは、「鰻、牛蒡の天ぷら」なり。甘ダレで味付けしているのも工夫。いやはや、こりゃ面白い一品。

更に八皿目があるのです! 「京赤地鶏の焼き物」。皮はパリッと、身はふっくら焼けていて火入れ、とてもお上手。流石に大満足なのですが、この後、炊き立ての土鍋ご飯が登場するわけで。

 (264605)

準備のため、本節を削り器でしゃこしゃこと削りはじめるのを眺めつつ、ご飯が出てくるのを待つのも楽しい。あの黄身の醤油漬けの向こうに見えている白いものが入っている丼は何?と思っていたら・・・

 (264606)

どどーんと、炊き立て土鍋ご飯が登場。当日の8人分が一度に炊き上げる仕組み。本日は「蛍烏賊と釜揚しらす、竹の子の土鍋ご飯」でした。3合ぐらいありますかねえ。ご店主曰く、味変があり、まずそのままで出しますので!ということで・・・

 (264607)

程良く具が入った炊き込みご飯をまずは頂きます。いやー、日本人で良かった!的なお味ですな。文句無し~! さらに

 (264608)

相方が味変で、出汁茶漬けをお願いし、私は黄身醤油漬けを。両方とも美味しいのですが、最後の・・・

 (264609)

削りたてのかつお節を乗せて、バターを乗せてバーナーで炙る「鰹バターご飯」が最強だと思いました。いやー超絶お腹パンパン。

 (264610)

が、甘いものまで完備でした。ふるふると柔らかい日本酒の入った「レアチーズケーキ」で〆。いやー、喰った喰った。お料理もテンポよく進み、滞在時間はジャスト2時間。

お酒は瓶ビール1に、日本酒グラス3にハイボール1に生姜サワー1と比較的控えめだったのですが、〆て¥17000チョイ、という大大大納得価格でした。こりゃ、安いわ。ご主人に「このご時世、このお値段で頑張っておられますね~」とお声掛けしたら、流石に厳しいようで、6月から価格改定を予定されている模様。とりあえず現状、超オススメ店。17:00からの予約ならまだ全然取れそうなので、お早めに是非。

店舗情報

明けましておめでとうござい〼
住所:京都市中京区木屋町通二条下ル東生洲町489
営業時間:17:00 - 23:00 不定休
TEL:050-5590-9844

元記事で読む
の記事をもっとみる