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コインランドリーの上にある隠れ家カフェ「オトナリ珈琲」|神保町・東京カフェ

  • 2024.5.9

多くの書店や古本屋が軒をつらねる本の街「神保町」。そんな古きよき街に今回ご紹介する「オトナリ珈琲」はあります。店舗があるのはなんとコインランドリーの2階という隠れ家カフェ。場所に加え、特記すべきはコーヒーへのこだわりです。お店では全国の焙煎士さんのスペシャルティコーヒーを月替わりで提供しており、まさにコーヒー好き必見のスポットです。お店の成り立ちやコーヒーへのこだわりを現地ルポしていきます。

コインランドリーに隠された隠れ家カフェ

「神保町」という土地の名前を聞くと、みなさんは何を想像しますか。多くの書店や古本屋が軒をつらねているため本の街として有名な神保町。有名かつ老舗の喫茶店も多いことから、喫茶店をイメージする方も多いように思います。この地に喫茶店が増えた理由には、コーヒーを飲みながら読書をする方が多く集まることがあるという一説もあります。そんな老舗喫茶店のように「本」と「コーヒー」をゆっくり楽しめるカフェが2021年10月にオープンした「オトナリ珈琲」。

白山通り裏手に位置するコインランドリーザナドゥ。「オトナリ珈琲」はその2階にあるため、お店がここにあると知らないと通り過ぎてしまう外観です。お店のHPにも「お持ち帰りもできるので、コインランドリーを待ちながらコーヒーをお召し上がりいただくのもおすすめです」と記載のあるようにコインランドリーを使用する際のお楽しみとして利用できる点もユニークでよいところ。

コインランドリーに入ると右手に2Fへあがる階段があり、階段をのぼると秘密基地のようなカフェに辿り着きます。

コーヒーへの情熱が生んだスペシャリティコーヒーショップ

木のぬくもりを感じられるつくりや太陽光が差し込む窓やレトロな内装はあたたかみがあり、その場にいるだけでどこか落ち着く空間。昔ながらの建物をリノベーションした内装もずらりと置かれた書物やインテリアも風情があり神保町という古きよき街のカラーともあっています。

カフェをつくった柴田さんは大学時代頃にワーキングホリデーで滞在したオーストラリアでコーヒーへの情熱が芽生え、大学卒業後、お店立ち上げの資金を集めるため働く傍ら、休日にカフェを巡ったりコーヒーセミナーに参加するなど独学でコーヒーについて勉強をされたそう。その後、駒込の百塔珈琲に勤め、2019年に百塔珈琲を退職した後にオンラインのコーヒー豆の販売として2020年にオトナリ珈琲をスタートさせました。そうして、2021年10月実店舗としてオトナリ珈琲を現在の場所にオープンします。

全国のスペシャルティコーヒーを焙煎するお店から厳選した豆を使用したコーヒーを提供し、月替わりでコーヒー豆を仕入れる焙煎屋さんを変えている点にコーヒーへの強いこだわりを感じます。柴田さんはこうした月替わりのお店の焙煎士さんへインタビューし、お店のHPでその内容も発信。こうした点にもコーヒーへの強い情熱と愛が溢れています。

こだわりのコーヒーと手作りの絶品スイーツ

カウンター横にあるメニューには今月のロースターさんのお名前があります。今月のコーヒー豆がどこから来ているのかを見るのもお店に訪れる楽しみの一つ。

オーダーしたのはお店の名物であるラムラテとスイーツメニューで一番人気のプリン。

ラムラテはお店の密かな名物です。香り高いコーヒーとふんわりと香るラムの芳醇な香りとアロマティックな味わいがなんとも絶妙で美味。フォームもきめ細かく、口当たりも滑らかです。ラム、ミルク、コーヒーの塩梅も抜群でそれぞれの持ち味をうまく引き出している点もコーヒーのことを熟知しているからこそ成せる技だと深く感心してしまいました。

プリンはなめらかかつ甘さ控えめで、ビターなカラメルと上に乗った生クリームとのバランスも丁度よくリッチな味わいです。さらにコーヒーと合わせるとさらにそれぞれのよさが際立ち抜群のおいしさ。

下がコインランドリーのため、洗濯機が揺れるとカフェも少し揺れるのが楽しいところ。揺れるる店内でおいしいコーヒーやスイーツをいただきながら、大人の秘密基地でゆったりとした時間を過ごされるひとときを体験してみてはいかがでしょうか。

オーダーしたもの:ラムラテ 700円(税込)、プリン 550円(税込)

「オトナリ珈琲」

〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-48 2F

営業時間12:00〜19:00

または13:00〜18:00

※営業時間は日によって変わるためInstagramをご参照ください。

 

 

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