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「株主優待」利用してる? 《人気銘柄》《優待サービス》どんなのがあるのか解説!

  • 2024.5.8
株主優待制度ってどんなもの?
株主優待制度ってどんなもの?

株式会社の株を一定数以上保有している人が受けられる株主優待制度。商品だけではなく食事券や美術館のチケットなどさまざまな優待があり、うまく利用できれば、日々の食事、旅行、デートなどをお得に楽しめます。難しそうで手が出しづらいと思いがちですが、まずは株主優待の種類について知ってみませんか?

「株主優待」ってどんな制度?

株主優待制度とは、それぞれの企業が株主に対して提供する特典やサービスのことです。株を一定数以上購入することで、株主優待が受けられます。

提供される優待内容は、企業によってさまざまです。一般的に多い特典として、割引クーポン、無料の製品サンプル、特別なイベントへの招待などが挙げられます。

自社の宣伝を兼ねて自社製品や自社サービスの優待券や割引券などとするのが主流ですが、お米や図書カード、地域の名産品などを配る企業もあります。また、 企業によっては、保有する株数によって優待の内容や選択肢、量を変えるというケースもあります。

衣・食・住に関わる日常生活のほとんどを優待でまかなう男性「桐谷さん」がテレビ番組にたびたび登場したことでも、株主優待は話題になりました。“優待おじさん”こと桐谷さんに触発されてかどうかは分かりませんが、株主優待制度は幅広い世代に注目を集めています。

やはり優待が気になる「食品関係」

企業ごとに違う特典、どんなものがある?
企業ごとに違う特典、どんなものがある?

株主優待として魅力的に感じる人が多いのが食品系の特典です。お菓子やインスタント食品など自社製品を特典として提供する食品関連企業もあれば、系列の飲食店で使える割引券を特典として配る企業もあります。

例えば、食品関連の店舗企画・開発を主力事業とする「クリエイト・レストランツ・ホールディングス」では、一定数以上の株を保有する株主に系列店舗で利用できる割引券を配布しています。公式サイトで利用できる店舗を確認しやすくなっているほか、新店舗などでも利用できるので食の最新情報を体験からキャッチするには便利です。

また優待による割引制度を利用できる店舗が旅先にあれば、旅行先でもお得に食事するといったチャンスも得られます。日常であれ旅先であれ食事は必ずすることなので、食品関係の優待特典はメリットを感じる人が多いのも納得でしょう。

自分で選べる!?楽しいカタログも?

株主優待特典として最もメジャーと言えるが、株を保有する企業の製品が自宅に送られてくるケースです。

例えば、食品メーカーの「江崎グリコ」であれば、一定数の株を保有する株主に優待特典として数千円相当のお菓子の詰め合わせを送っていたことがあります。

お菓子は子どものいる家庭をはじめうれしい特典ですし、企業やブランドのファンからすれば、もともと購入予定だった商品が届くのですから強くメリットを感じられるはずです。

他にも、自社製品ではなくても、株主優待特典用のカタログを制作し、その中から株主自身が欲しいものを選ぶというケースもあります。

保有する株数によって選択肢が異なるため、株をたくさん持っていると少し優越感やお得感を感じやすくなっていることも。そのときどきで自分に必要なものや機会があれば試してみたかったもの・食べてみたいものを選べる点もメリットです。

美術館など展示の無料招待券など

どんな優待特典が欲しいかで選ぶのも手かも
どんな優待特典が欲しいかで選ぶのも手かも

一部の企業では、株主優待として美術館など展示の無料招待券がもらえるケースがあります。食品をはじめとするモノではなく、文化活動や芸術に興味があり何か体験が得られることをメリットを感じるという人は、このような優待特典のある企業の株を保有する選択もおすすめです。

なお、企業の株を保有すれば必ず株主優待特典を受けられるということではなく、配当金のみに止まる場合などパターンはさまざま。自分がメリットを感じられること、株価の変動などを予測して、自分の判断で株の保有を検討するようにしましょう。

(岩井なな)

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