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アジアCL決勝に挑む横浜F・マリノスのキューウェル監督!出場した2005年のCL決勝、チームメイトはこんな11名だった

  • 2024.5.8
アジアCL決勝に挑む横浜F・マリノスのキューウェル監督!出場した2005年のCL決勝、チームメイトはこんな11名だった
アジアCL決勝に挑む横浜F・マリノスのキューウェル監督!出場した2005年のCL決勝、チームメイトはこんな11名だった

Text by 石井彰(編集部)

11日からスタートするAFCチャンピオンズリーグの決勝。ここまで勝ち上がってきた横浜F・マリノスは、UAEの名門であるアル・アインとホーム&アウェイで対戦する。

注目されていることの一つが、横浜FMのハリー・キューウェル監督とアル・アインのエルナン・クレスポ監督の対戦であるという事実。彼らは2004-05シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝で戦ったリヴァプールとミランのメンバーだったのだ。

20年前の「イスタンブールの奇跡」を成し遂げた選手の1人であるキューウェル氏。今回はその際に0-3から追いついてPK戦で勝利したリヴァプールのメンバーを振り返ってみよう。

イェルジー・デュデク

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国籍:ポーランド

現在:解説者、タレント、レーシングドライバー

ヒゲがトレードマークだったポーランドの名ゴールキーパー。フェイエノールトから2001年にリヴァプールへと加入し、4シーズンに渡ってレギュラーを務めた。

このチャンピオンズリーグ決勝ではPK戦で不可思議なダンスをしてキッカーを翻弄し、3つのシュートを防ぐことに成功。勝利に大きく貢献している。

次のシーズンからペペ・レイナが加入したためにバックアップの立場となり、2007年にレアル・マドリーへと移籍した。

現在はポーランドで解説者を務めているほか、タレントとしてのテレビ出演やレーシングドライバーとしての活動も。

スティーヴ・フィナン

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国籍:アイルランド

現在:不動産業

2003年にフラムから加入したアイルランド代表の名サイドバック。地味ながらも右サイドで職人肌のプレーをする選手として知られ、ラファエル・ベニテス監督からは絶大な信頼を受けた。

このチャンピオンズリーグ決勝ではスタメン出場するも、太腿の負傷によってハーフタイムで交代となり、逆転劇に参加することはできなかった。

2008年に退団後はエスパニョールとポーツマスでプレーして現役を引退。その後は表舞台から離れ、弟のショーンとともに不動産会社でのビジネスを行っていたという。

ただその関係は後に崩壊し、2019年に会社は破産。600万ポンドものお金を奪われたとして弟を訴えたものの、その裁判は敗訴している。

ジェイミー・キャラガー

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国籍:イングランド

現在:解説者

キャリアの序盤はサイドバックとしてプレーしていたが、このラファエル・ベニテス監督政権下でセンターバックとしてブレイクしたジェイミー・キャラガー。

絶大な信頼を受けてプレーし、このミラン戦では素晴らしいディフェンスやインターセプトを見せた。このシーズンのクラブ年間最優秀選手賞も受賞している。

リヴァプール一筋でプレーし、2013年に現役引退。その後はメディアでコメンテーターとして売れっ子になり、ユーモア溢れる解説やレポートでサッカー界を盛り上げている。

ギャリー・ネヴィルやティエリ・アンリ、マイカ・リチャーズなど様々なコメンテーターとうまくコンビを組める連携力に定評がある。

サミ・ヒーピア

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国籍:フィンランド

現在:指導者

フィンランド代表で長く活躍した長身センターバック。1999年にウィレムIIからリヴァプールに加入し、10年にわたって最終ラインの重要なキーパーソンとなった。

スピード不足が批判されることもあったが、ジェイミー・キャラガーを相棒にしたことでパフォーマンスが高まり、このシーズンは非常に堅実な守備を見せた。

2009年にリヴァプールを離れてからはレヴァークーゼンへと移籍し、2年後に現役引退。その後は指導者へと転身している。

フィンランド代表とレヴァークーゼンで指導を行ったあと、ブライトンやFCチューリッヒで監督を務めたもののあまり成功しておらず、2020年にFCハカでアシスタントを務めたあとは現場から離れている。

ジミ・トラオレ

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国籍:マリ

現在:指導者

フランスで生まれたマリ代表ディフェンダー。190cmを超える身長ながら高いテクニックを備え、身体能力と攻撃力と不安定さを兼ね備えた魅力あふれる選手であった。

1999年にラヴァルから加入し、数年後に主力として定着。リヴァプールで活躍できた期間は短かったが、この2004-05シーズンはリーグ26試合に出場している。

このチャンピオンズリーグ決勝ではパオロ・マルディーニのゴールに繋がるフリーキックを与えてしまったが、120分をフル出場して逆転に貢献した。

2014年にMLSのシアトル・サウンダーズで現役引退し、そのままアメリカで指導者に。現在はガーナに本拠地を置く育成機関「ライト・トゥ・ドリーム・アカデミー」のマネージャー。

シャビ・アロンソ

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国籍:スペイン

現在:指導者(レヴァークーゼン監督)

伝説的なリーガ2位を成し遂げたレアル・ソシエダの一員として大ブレイクし、2004年にリヴァプールへとステップアップしたプレーメーカー。

ラファエル・ベニテス監督の高い信頼を受けてボランチから攻撃を司り、スティーヴン・ジェラードとともに素晴らしいコンビネーションを見せた。

このチャンピオンズリーグ決勝では61分にペナルティキックを任され、一度GKジーダに弾かれたものの自ら押し込んでゴール。リヴァプールに同点ゴールをもたらした。

現在はレヴァークーゼンの監督を務めており、今シーズンはなんと無敗でブンデスリーガを制覇することに成功した。

ルイス・ガルシア

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国籍:スペイン

現在:解説者

バルセロナからやってきた万能アタッカー。左利きながらも両足を使え、サイドから様々な形で攻撃に絡む選手だった。リヴァプールでのプレーでスペイン代表にも選出されている。

この2004-05シーズンにシャビ・アロンソとともに獲得され、攻撃の中心選手として活躍。チャンピオンズリーグでもいくつも素晴らしいプレーを見せ、優勝の立役者の一人になった。

怪我もあって2006-07シーズンに出場機会を減らし、その後はアトレティコ・マドリーへ移籍。さらにギリシャやメキシコ、インド、オーストラリアでのプレーを経て現役を引退している。

スティーヴン・ジェラード

アジアCL決勝に挑む横浜F・マリノスのキューウェル監督!出場した2005年のCL決勝、チームメイトはこんな11名だった
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国籍:イングランド

現在:指導者(アル・イティファク監督)

リヴァプール伝説のキャプテンであるスティーヴン・ジェラード。サミ・ヒーピアからアームバンドを受け継ぎ、チェルシーからの巨額オファーを断って愛するクラブに残った。

この2004-05シーズンは怪我に苦しんだものの、中盤戦で復活。このチャンピオンズリーグ決勝では後半にヘディングシュートを決め、逆転の足がかりを作った。そしてマン・オブ・ザ・マッチに選ばれている。

2015年までリヴァプールを長く支えたあと、アメリカにわたってLAギャラクシーで引退。そして指導者としてリヴァプールの下部組織でデビューし、それからグラスゴー・レンジャーズ、アストン・ヴィラ、アル・イティファクと指揮している。

ヨン・アルネ・リーセ

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国籍:ノルウェー

現在:指導者

モナコから2001年に加入したノルウェー代表選手。強烈な左足のキックを武器に、サイドバックとサイドハーフの両方をこなすことができた貴重なプレーヤーであった。

ラファエル・ベニテス監督の下では特に重用され、このチャンピオンズリーグ決勝では中盤でスタメン起用。後半にジェラードのヘディングをアシストしている。

2008年にリヴァプールを離れてからはローマやフラムなど様々なクラブでプレーして2017年に現役引退。

それからはノルウェーで指導者や解説者を務めており、昨年まではアヴァルドスネスというクラブの女子チームの監督をしていた。さらにその男子チームで短期間現役復帰して試合にも出場している。

ハリー・キューウェル

アジアCL決勝に挑む横浜F・マリノスのキューウェル監督!出場した2005年のCL決勝、チームメイトはこんな11名だった
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国籍:オーストラリア

現在:指導者(横浜F・マリノス監督)

そしてこの試合でシャドーストライカーとして先発出場していたのが横浜F・マリノス監督のハリー・キューウェル。

チームに攻撃的な意思を伝えるための起用だったが、彼自身は筋断裂のために前半24分で交代を余儀なくされてしまい、リヴァプールファンからブーイングを受ける羽目になってしまった。

彼と交代でピッチに入ったウラジミール・シュミチェルはこの試合でリヴァプールの2点目を決めたほか、PK戦でも勝利を決めた4人目のキッカーを務めている。

ミラン・バロシュ

アジアCL決勝に挑む横浜F・マリノスのキューウェル監督!出場した2005年のCL決勝、チームメイトはこんな11名だった
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国籍:チェコ

現在:現役(FKヴィガンティチェ)

「オストラヴァのマラドーナ」と呼ばれたチェコの名ストライカー。2002年にバニク・オストラヴァからリヴァプールへと加入した。

マイケル・オーウェンやエミール・ヘスキーが退団した2004-05シーズンは彼が非常に重要な存在となり、このチャンピオンズリーグ決勝でも先発出場。3-3の同点となったあと、85分までプレーしてピッチを去っている。

ちなみにチャンピオンズリーグのトロフィーをセレモニー中に落として凹ませたのは彼だと言われている。

母国で39歳までプレーを続けたあと、2020年に現役を引退。しかしそのあとFKヴィガンティチェに加入して再びピッチに戻っており、プレーを続けているようだ。

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